『マリオパーティ9』や定番ファミリーゲームが市場を牽引

 エンターブレインのグローバルマーケティング局によると、今年のゴールデンウイーク期間(2012年4月23日~5月6日)における国内家庭用ゲームソフト市場規模は、対前年同期比44.6%増の、95.1億円となったことがわかった。

 本数ベースでも35.2%増の178.4万本と、ソフト市場が好調だったことがわかる。期間内に30.6万本を販売した『マリオパーティ9』(2012年4月26日発売)が、市場を牽引した。
 また、同日発売のPS3版『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』も29.7万本と健闘し、『バイオハザード』シリーズとしては、歴代6位のスタートとなっている。一方、期間内販売本数3位の『ファイアーエムブレム 覚醒』も、2週間で10.6万本を販売した。

 このように新作のラインナップが充実していたことに加え、『マリオカートWii』『JUST DANCE(ジャストダンス) Wii』『太鼓の達人Wii決定版』など、定番ファミリーゲームが連休中ということで急浮上している。

 また、ハードの市場規模は、台数ベースで7.3%増となった反面、金額ベースでは3.8%減少した。これはニンテンドー3DSの価格が2011年8月に改定された影響が大きい。とはいえニンテンドー3DSは、GW期間中の販売台数が16.0万台と、前年同期の3倍強の大躍進となった。つぎに好調だったのはPS3で、2週間で約5.0万台を販売し、前年から約2割伸びている。Wiiは2.4万台を販売し、前年並み。注目のPS Vitaは期間内に2万台を販売した。そのほかのハードはすべて前年割れの結果となっている。