内外で複合型リゾート施設の運営に意欲

 セガサミーホールディングスは2012年5月11日、韓国Paradiseグループと、韓国・仁川におけるカジノを含む複合型リゾート施設の開発事業を行う合弁会社の設立に合意したことを発表した。

 Paradise Groupは仁川空港公団が所有する国際業務地域の開発事業で優先交渉権を獲得しており、同公団と契約締結に向けて交渉中とのこと。合弁会社設立にあたってセガは、全体の45%を出資する第2位株主として経営に参画していくという。

 セガサミーホールディングスのリゾート施設開発事業としては、今年3月にもフェニックスリゾートの全株式を取得して完全子会社化し、宮崎県の複合リゾート施設フェニックス・シーガイア・リゾートの運営に乗り出している。

 なお、家庭用ゲームソフトを含むコンシューマー事業では、厳しい市場環境を受けて3月に一部タイトルの開発中止を含む構造改革を発表。2012年3月期決算ではこれにともなって特別損失67億円、営業損失151億円を計上しているほか、2013年3月期予想では、ゲームソフトの販売計画が、SKUと販売本数ともに2012年3月期と比較すると約半分(86SKUから40SKU、1724万本から894万本)という厳しい数字になっている。