『Child of Eden( チャイルド オブ エデン)』のデモンストレーションも実施

 2012年4月28日、神戸に校舎を構える神戸電子専門学校で、キューエンタテインメント株式会社取締役を務める水口哲也氏による、“ゲームの未来”をテーマにしたセミナーが実施された。

神戸電子専門学校で水口哲也氏によるゲーム業界セミナーが開催_01
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神戸電子専門学校で水口哲也氏によるゲーム業界セミナーが開催_03
▲『Child of Eden( チャイルド オブ エデン)』のデモを行う水口氏。

 世界の映像の歴史を振り返り、いかにして映像がゲームへに進化したかを、過去のゲーム機などの写真とともに紹介した水口氏。その後、自身の経歴に話はおよび、体感ゲームとの出会いからセガ入社のいきさつ、代表作となった『スペースチャンネル5』、『Rez』、『ルミネス』の開発について紹介。さらに、Xbox 360の新しいインターフェース“Kinect(キネクト)”の使用で話題になった『Child of Eden( チャイルド オブ エデン)』にも触れ、学生たちは興味深くその話に聞き入っていた。水口氏は、「今の時代は、より大きな夢が見られる時代になりました。ちょっと前は実現不可能と思われたアイデアでも、努力次第で実現可能になっている。今後、ゲームはサイエンスの中で最も進化するものになるかもしれません」と展望を語るとともに、「私はプロデューサーやディレクターとしてこれまで多くのプロジェクトを指揮してきましたが、これからの時代のクリエイティブ・リーダーは、プログラムやサイエンスを理解するのが大前提だと思っています。神戸電子にはそういった、これから求められる人材として必要なものを学べる環境が揃っていると思います。がんばってください。」とメッセージを贈った。

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▲セミナー終了後、学生ひとりひとりの質問に答える水口氏。