角川ゲームスXグラスホッパー・マニファクチュア第2弾始動

 『ロリポップチェーンソー』を鋭意開発中の角川ゲームスとグラスホッパー・マニファクチュアが、さらなる新作タイトルを発表! その名も『KILLER is DEAD(キラー イズ デッド)』(以下、『KID』)!! 開発のキーマンである角川ゲームスの安田善巳氏と、グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏への独占取材を敢行したので、お見逃しなく!

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開発のキーマン安田氏が本作への意気込みを語る

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安田善巳氏
角川ゲームス 代表取締役社長
『KILLER is DEAD(キラー イズ デッド)』エグゼクティブプロデューサー

『KID』の企画は、『ロリポップチェーンソー』の開発が軌道に乗り始めた2009年の年末に始動しました。手始めに角川ゲームスとグラスホッパー・マニファクチュアによる研究開発チームを作り、その成果をゲームに落とし込んだのが、『KID』の試作版でした。本作は、須田さんのエッジの利いたセンスがいかんなく発揮されたゲームで、『ロリポップチェーンソー』とは正反対の魅力を持っています。これまで殺し屋がテーマの作品を手掛けてきた須田さんの、集大成的な位置付けのゲームになるでしょう。この作品を角川ゲームスとグラスホッパー・マニファクチュアの新たな柱にするべく鋭意開発中です。また、本作は『ロリポップチェーンソー』と同様にワールドワイドで展開していく予定です。制作は、これからまさに佳境を迎えるという段階ですが、幅広いゲームユーザーの皆さんに楽しんでいただける作品を目指して、スタッフ一同がんばります。

須田剛一氏が綴る、“生と死”そして“愛”の物語

須田氏の代表作である『killer7』と『ノーモア★ヒーローズ』と言えば、殺し屋の主人公が活躍する作品。しかし、最新作『KID』の主人公は、殺し屋ではなく、処刑人だという。これまでの作品とは、やや趣向の異なる『KID』に懸ける須田氏の熱い想いの一部を紹介。

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須田剛一氏
グラスホッパー・マニファクチュアCEO
『KILLER is DEAD(キラー イズ デッド)』エグゼクティブディレクター

Q、題名に込められた意味は?

『KILLER is DEAD(キラー イズ デッド)』というタイトルから、『killer7』の続編をイメージされた方もいるとは思いますが、今回は完全オリジナルの新作です。とは言え、僕がこれまでに手掛けてきた『killer7』や『ノーモア★ヒーローズ』といった“殺し屋系ゲーム”のエッセンスが凝縮された作品になることは間違いありません。ただし、今回は殺し屋が主人公ではなく、敵として登場するのがポイントです。主人公は“処刑人”と呼ばれる職業で、世界中のS級極悪犯罪者たちをつぎつぎと始末していくことになります。つまり題名は「殺し屋を殺せ」という意味になります。そして肝心のゲーム内容はと言うと、『ノーモア★ヒーローズ』のような剣術アクションをイメージしてもらえれば、わかりやすいと思います。しかし、今回はただ敵と斬り合うだけではなく、『KID』ならではの新システムも用意しています。いまはまだシステムやゲーム画面をお見せすることはできませんが、きっと皆さんがビックリするようなものになっているので、ぜひご期待ください。現在のゲーム業界では、完全オリジナルのタイトルを立ち上げて、それをヒットさせるのが簡単ではない時代だと思います。どうすれば新規タイトルがより多くの皆さんの目に触れるのか、そこに紐づくゲームの中身も含めて、角川ゲームスさんとグラスホッパー・マニファクチュアのスタッフ間でガリガリと詰めているところです。『ロリポップチェーンソー』では“ポップでキュート”なイメージをゲームに落とし込むことで、いい流れを作ることができました。それに対して『KID』ではまったく別の方向性を提示したいと考えています。今回のキーワードは、ずばり“ブリリアント(輝かしい/華麗な)なゲーム”。幅広いプレイヤーの皆さんに、濃厚かつブリリアントなゲーム体験を提供し、ゲームの新しい未来を感じるような作品にしたいと思っています。もちろん、ストーリーや演出面では、これまで僕が『killer7』や『ノーモア★ヒーローズ』などで表現してきたスタイルが全開となっています。“どうせやるなら中途半端ではなく、とことんやる”という姿勢です。『KID』は、目を背けたくなるのに離せない、そんな刺激的な内容のゲームにしたいと思っています。

※週刊ファミ通2012年4月19日号(2012年4月5日発売)にはインタビュー全文を掲載!


KILLER is DEAD(キラー イズ デッド)
メーカー 角川ゲームス
対応機種 PS3プレイステーション3 / X360Xbox 360
発売日 2013年発売予定
価格 価格未定
ジャンル アクション / 処刑
備考 開発:グラスホッパー・マニファクチュア、エグゼクティブディレクター:須田剛一、エグゼクティブプロデューサー:安田善巳