音声が日本語ローカライズされたバージョンでプレイ

発売が目前に迫った『Kinect スター・ウォーズ』のメディア体験会が開催――4つのモードを動画と併せて紹介_03

 日本マイクロソフトのXbox 360・Kinect(キネクト)専用タイトル『Kinect スター・ウォーズ』が、2012年4月5日にいよいよ発売を迎える。これに先駆けて、3月27日に同社本社にてメディア向け体験会が開催。『Kinect スター・ウォーズ』には5つのモードが収録されているが、今回はその中から“デュエル オブ フェイト”を除く4つ、“ジェダイ デスティニー「ダークサイドの台頭」”、“ギャラクシー ダンス”、“ポッドレース”、“ランコア ランページ”を遊ぶことができた。ちなみに、体験したバージョンは限りなく製品版に近い内容で、音声も日本語ローカライズ済み。起用されている声優の具体名はまだ明かされていないが、耳で聞いた限り一部のキャラクターは劇場版と同じ人物が声を当てているようだ。以下、各モードのプレイリポートをテキストと動画の両方でお届けしていく。なお、各動画に関しては本体験会とは別で撮影したものとなっている。


<ジェダイ デスティニー「ダークサイドの台頭」

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ジェダイ(の見習い騎士)となって、ダークサイド勢との戦いに身を投じる本モードは、ゲームのメインとも呼べる存在だ。おもに扱う武器はもちろん、『スター・ウォーズ』の代名詞とも呼べる“ライトセーバー”で、あの“ヴォン”という音も完璧に再現されている。操作方法は説明するのが野暮なほど直感的。右手をブンブンと振ればゲームの中のジェダイも同様にライトセーバーをヴォンヴォンと振ってくれるのだ。また、(プレイヤーが)その場で飛び跳ねると、華麗な宙返りで敵の背後に回り、体を左右に傾けるとす早く回りこむ、といったアクションも用意されている。ジェダイと言えばフォースの存在も外せないが、そちらもばっちり再現。左手を引いてから押し出すとフォースの衝撃波を放つことができ、敵をロックオンするように腕を向ければフォースで捉えて浮かび上がらせるなんてこともできてしまう。そのほか、今回体験できたミッション5、6、7の中では倒木に挟まれた仲間をフォースで救ったり、敵のミサイルの軌道を逸らすといったアクションも確認することができた。

そのほか特筆すべき点としては、乗り物に乗っての戦闘だ。ミッション7では、“ランドスピーダー”と呼ばれるマシンで敵の追撃を逃れながら、巨大なマシンを破壊するというスピーディーなシーンが展開。ランドスピーダーの操作に関しては仲間が行い、プレイヤーは敵の射撃をライトセーバーで弾き返しつつ、フォースで敵の動きを止めるという慌ただしい操作を行うことになる。また、密林地帯を抜けるときには倒木をジャンプで避けたり、体を横に向けてギリギリで回避するなんて場面も。一瞬も気の抜けないシーンの連続で、プレイ終了後には体力的にも精神的にもかなりの“やりきった感”を得ることができるだろう。

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▲今回の体験会に併せて、日本語版の最新スクリーンショットも公開に。

<ギャラクシー ダンス

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ジェダイ デスティニーで『スター・ウォーズ』の世界にどっぷりと浸かったあと、息抜きでぜひプレイしたいのが本モードだ。ダンスという単語が入っている通り、ゲーム内容はズバリ“ダンス”となっている。今回は『WE NO SPEAK HUTTESE』、『KASHYYK』の2曲をプレイすることができたのだが、ダンサーにはレイア姫やハン・ソロといったキャラクターたちが登場。彼らがガンガン踊りまくる姿はかなり新鮮だった。ちなみにゲームシステムは、日本マイクロソフトの『Dance Central(ダンスセントラル)』シリーズに近く、同作を遊んだことがある人ならすぐに馴染むことができるだろう。


<ポッドレース

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映画『エピソード 1/ファントム・メナス』で描かれた“ポッドレース”をKinectで再現。両腕を前に突き出すとアクセルで、右手を引くと右に旋回、左手を引くと左に旋回し、両腕を一旦引いてから押し出すとブーストが発動という、シンプルなシステムで銀河でもっとも危険なレースを楽しむことができる。今回は“ブーンタ・イヴ”、“ウータパウ”というふたつのコースが公開され、前者は映画でもおなじみの荒野が舞台で、後者は都市が舞台という作り。個人的には、目まぐるしく風景が変わっていく後者のウータパウを非常に楽しむことができた。


<ランコア ランページ

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映画『エピソード 6/ジェダイの帰還』で、“ルーク・スカイウォーカー”が“ジャバ・ザ・ハット”の玉座の間の地下で戦ったモンスター“ランコア”になって暴れまわるモードで、『Kinect スター・ウォーズ』でもっとも爽快感がある! と言うと、何かと問題がありそうだが、気持ちいいのだからしかたない。街に放たれたランコアのターゲットは、目に映るものすべて。建物も、街に済む人も、そしてランコアを捉えるべく出動した兵士たちもすべてターゲットだ。しかし、ただそれらを破壊すればいいというわけではない。画面下には、特定の方法でターゲットを倒せや、人を捕まえて●●メートル投げろといった指示が出ており、それに沿ったプレイでスコアを稼いでいくのだ。また、兵士などの攻撃は意外と熾烈。何も考えずに暴れまわっていると、あっさりヤラれてしまったりするだろう。