ますます広がりを見せる『シャイニング』シリーズに注目
セガのPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『シャイニング・ブレイド』が本日2012年3月15日に発売。東京・秋葉原にあるクラブ セガ 秋葉原 新館では、同ソフトの発売を記念した“発売記念抽選会”が実施された。
この抽選会は、当日にキャンペーン実施店舗にて『シャイニング・ブレイド』を購入した人を対象に、同作のキャラクターデザインを担当するTony氏の直筆サイン入りキャラクターイラスト複製原画色紙やサイン入り超高画質イラストパネル、出演声優の寄せ書きサイン色紙など、豪華賞品が当たるということで、抽選会は大盛況。12時30分の段階で抽選会参加者は500人を突破した。本抽選会は本日19時00分まで行われているので、気になる人はぜひ参加してほしい。
また、抽選会の会場では、本作の澤田剛プロデューサーへの囲み取材も実施。その中で、『シャイニング』シリーズに関する今度の展開も語られた。
――無事に発売日を迎えたいまのお気持ちを聞かせてください。
澤田 セガがハードメーカーを撤退し、ソフトメーカーになってから新生『シャイニング』シリーズとして『シャイニング・ソウル』を出してから、今年で10周年を迎えます。私はシリーズの最初から関わっていて、これまで試行錯誤しながら続けてきたのですが、今回の『シャイニング・ブレイド』はひとつの集大成として、『シャイニング』シリーズはこうだろうという答えを導き出せたのかなと思っています。
――本作の見どころを教えてください
澤田 Tonyさんをキャラクターデザインに据えたシリーズとしては、いままでにない新しいユーザー(中高生)を集めて、シリーズを若返らせたいという思いがあったので、キャラクターやストーリーの魅力を存分に引き出せるゲームシステムとなっています。
――開発で苦労されたところはどこですか?
澤田 これまでのTonyさんのキャラクターの『シャイニング』シリーズは、2Dのデフォルメキャラクターだったのですが、今回初めて3Dになり、Tonyさんのキャラクターデザインをそのままゲームに落とし込むのに苦労しましたね。
――お気に入りのキャラクターはありますか?
澤田 アルティナかな。Tonyさんのいちばんのお気に入りでもあります。今作では旧作のキャラクターも登場するので、Tonyさんとパーティー(5人)を組むときに、「誰を入れるかめちゃくちゃ悩むよね」という話をしていましたね。僕の場合はわりと元気系が好きなので、元気なキャラクターで組んでいます。
――今作のキャッチフレーズが“七色の歌が世界を救う。”ということで、“歌”がポイントになっていると思いますが、“歌”に関してどのようなこだわりを持って入れたのか教えてください。
澤田 社内では世界観に合わせた楽曲作りを考えていたのですが、ゲームとプレイしていただければわかると思いますが、意外とアニソンっぽいんです(笑)。ですので、そういう意味ではアニメファンの方も入りやすいのかなと。また、曲によってはアイドル風なもの、電子の歌姫風なものなど、いろいろなジャンルの曲が10種類以上入っていますので、楽しんでいただけると思います。
――抽選会の参加賞である“オリジナルクリアファイル”の中に、『シャイニング』シリーズファン感謝イベント開催決定のチラシが入っていましたが、詳細を教えてください。
澤田 『シャイニング・ブレイド』の発売に加え、本日よりアーケードゲーム『シャイニング・フォース クロスエリュシオン』が稼動開始になるなど、“春の『シャイニング』祭り”と称して、今後もいろいろと『シャイニング』シリーズを広く展開していく予定です。その中のひとつがイベントの開催でして、声優さんをお呼びしてシリーズのファンが楽しめる感謝祭のようなものを予定しています。詳細はまだお話できませんが、楽しみにしていただければと思います。家庭用ゲームはもちろん、オンライン、ソーシャル、ラジオ番組に加え、4月からは『シャイニング・ハーツ』のテレビ番組も始まり、いろいろなメディアで『シャイニング』シリーズに触れる機会をもっと作っていこうというコンセプトで展開していきます。
――最後にファンへメッセージをお願いします。
澤田 今作には旧作のキャラクターが登場しているのですが、PSPが若い層のユーザーが中心のハードということで、新しいユーザーの方にも遊んでほしいという思いを込めて作りました。世界観の部分や設定を再構築して、『シャイニング』シリーズ初心者も入りやすくなっていると思います。シリーズ10周年として集大成ではありますが、私たちとしては新たな『シャイニング』シリーズとしてのスタートラインかなと。とくにいままでシリーズをプレイしたことがない人もこの機会にぜひ触れていただきたいです。