オレの剛球は時に凶器になる! クリーチャーども覚悟しておけ!!
2012年2月26日に東京・秋葉原で開催中の“Xbox 360 感謝祭 in AKIBA <CAPCOM × Microsoft 新作体験会>”。このイベントで、制作をグラスホッパー・マニファクチュアが担当していることでも注目される日本マイクロソフトのXbox LIVEアーケード向けKinect(キネクト)専用タイトル『Diabolical Pitch(ディアボリカル・ピッチ)』がプレイアブル出展。今回のイベントで出展されたバージョンを記者が体験したので、そのインプレッションをお届けする。
『Diabolical Pitch』の主人公マカリスター(プレイヤー)は、元剛腕で活躍したピッチャー。あるとき目を覚ますと、廃墟と化した不思議な遊園地に迷いこんでいた……。というところからゲームがスタートする。
本作は、襲い来るクレイジーな敵を自慢のピッチングで撃破していく“ピッチングアクションゲーム”。マッドな世界観はいかにもグラスホッパー・マニファクチュアらしいところ。
ゲームの基本はじわじわ迫ってくる敵に近寄られる前にボールをブチ当てて撃破していき、近距離からはキックでブッ飛ばして(一部、飛ばせない敵も)、再度、ボールをぶつけて敵を一掃していくという感じ。ボールを投げて攻撃するという操作が斬新だ。ボールを投げるときには、実際に投げる動作をするのだが、狙った方向にもしっかり投げられるKinectの感度に感心。投げる側の手とは逆の手(つまり、野球で言うならグローブを持つ側)でターゲットすることもでき、ヘッドショットを狙うことも可能だ。敵はつぎつぎと出現し、乗り物に乗って素早く近づいてくるヤツ、一発では倒せないヤツもいるなど、テンポよくガンガン投げ込まないと近寄られて攻撃を受けてしまうので、なかなか忙しい。
また、ゲージが溜まると、“ファイアーボール”や“サンダーボール”といった“魔球”を投げることもできる。魔球は当然ながら種類によって性能が違い、投げる動作も異なる。たとえば、ファイアーボールなら両手を上げて振り下ろす、サンダーボールは振りかぶって投げる、といった具合だ。このとき、画面上部の表示に合わせてタイミングよく発動すると、ダメージがアップする。複数の敵が迫ってきたときなどに、魔球で一網打尽にするとかなり爽快だ。
一方、敵はこちらに当たるとヤバそうなボールを投げ付けてくるときがあるので、両手を前にかざしてキャッチしてやる。“ゴールデングラブ”アイテムをゲットすると、守備キャラクターが登場し、捕りそこねても彼がキャッチしてくれる要素も。ただし、ときには、敵が丸ノコの歯のようなキャッチ不可のヤバイものを投げ込んでくることも! そんなときは画面表示(ドキドキしながら表示を待つ)に従って、ジャンプまたはしゃがんでかわす。ちなみに、魔球と同様の要領で、キャッチやジャンプ、しゃがむをタイミングよく発動するとスコアがアップされる仕組みだ。
ステージをクリアーすると、アイテムや“野球カード”が入手できキャラクターのカスタマイズが可能。また、本作ではマルチプレイも用意され、協力プレイをすることも可能だ。
※当初の記事に本プレイアブルバージョンでマルチプレイがない旨の表記は誤りでしたので修正いたしました。(20時02分)
本イベントでは序盤のふたつのステージが用意されていたが、それらのステージを夢中になってクリアーしたころには肩の疲労がハンパなく、開幕(発売)に向け、しっかり走り込み、投げ込みをしておこうと決意しました。ちなみに、気になる配信は2012年予定。