燃える男の魂に油を差す突発的小特集

[海外ゲームニュース]やっぱりロボが好き! 無骨なロボ大行進2012_01

 『アーマード・コア V』が発売された今年、内外でなぜかロボゲーが動きまくり! というわけで、今年見られるかもしれないロボゲーをまとめてご紹介。

・『MechWarrior Online
公式サイト
メーカー:Piranha Games/Infinite Game Publishing
プラットフォーム:PC
ステータス:2012年サービス予定

 戦闘場面を描いた超絶リアルな動画を公開し、異様にかっこよくなったアトラス(『メックウォーリアー』の定番ロボ)の姿に「(そこでアトラスかよ)超スゲェぜ!」と世界のスキモノを震撼させてから幾星霜。パートナー探しに難航してぱったりと音沙汰なくなった本作も、ようやく契約問題に決着がつき、Free to Play(基本プレイ無料)のFPS(一人称視点シューティング)タイトルとして大復活。現在パイロット名の予約が可能だ。ちなみにパブリッシャーのInfinite Game Publishingは『MechWarrior Tactics』なる『メックウォーリアー』ブランドのターン制ストラテジーゲームも発表。公式サイトを公開している

・『Hawken
公式サイト
メーカー:Adhesive Games/Meteor Entertainment
プラットフォーム:PC
ステータス:2012年12月12日サービス予定(βテスター募集中)

 たった9人で作っていたのに、YouTubeにアップした動画が大反響を呼び、世界から注目されるようになった本作。チームを率いるKhang Le氏は、アーティスト出身でありながら、小規模チームで実現可能なことを入念に練った上で実行に移すという慎重さも持ちあわせており、さらに横山宏リスペクトを隠さないという、非常に“わかっている”人物。ファミ通.comで過去に行ったインタビューでは、『MechWarrior Online』との激突はウェルカムとのこと。βテストのための登録を受け付けているので、とりあえず登録してみちゃってはいかがだろうか?

・『Reign of Thunder
公式サイト
メーカー:Day 1 Studios
プラットフォーム:未定(恐らくPC)
ステータス:リリース時期未定

 アメリカのロボゲー市場と言えば、もう『バトルテック』系かそうじゃないかって分け方ができるほど、ウォー・シミュレーションゲーム『バトルテック』は有力なIPだ(逆に言えば、その『バトルテック』ですら初期は日本のメカデザインに思いっきり影響を受けていたほど、日本はロボ/メカモノ先進国なのだ)。さっきから出てくる『メックウォーリアー』も、『バトルテック』に属するタイトルである。先日発表されたばかりの本作は、そんな『バトルテック』系のタイトルのひとつ『メックアサルト』を作っていたDay 1 Studiosのタイトル。動画は前2者と比較してやや見劣りすることから評価が高くないが、そこは幅広いスペックでプレイできるに違いないと好意的に解釈したい。なぁ、ロボゲーが増えても損はしないじゃないか。サービスはFree to Playになる模様。

 そんなわけで洋物ロボゲーを3本紹介したが、ついでに記者が今年の動向が気になる国内タイトルもおさらいしておこう。

・『重鉄騎
公式サイト
メーカー:カプコン/フロム・ソフトウェア
プラットフォーム:Xbox 360
ステータス:2012年発売予定

 伝説の専用コントローラーで知られる『鉄騎』が、時空を超えて大復活! Xbox 360コントローラーとKinectを併用して戦うというユニークな男らしさは、部屋が狭すぎてKinectの利用に非常に困る記者に引越しを検討させるレベル。どうする俺! とにかく2012年、ロボ野郎から続報が待ち望まれまくっているタイトルであると言えよう。

・『GIGANTOMAKHIA(ギガントマキア)
公式サイト
メーカー:ゲームポット/エイティングネットワークス
プラットフォーム:PC
ステータス:昨年秋にαテスト終了

 惜しまれつつ終了してしまった、燃える男のオンラインゲーム『ジャンクメタル』。そのスタッフによる新たなオンラインゲームが『ギガントマキア』だ。精神的続編とか言っていいのかはわからないが、謎の敵ロボットの“グール”という呼称などは継承されている。何らかの計画が動いているのはさんざっぱら匂わされてきたものの、さまざまな事情により一向に姿を現さなかった本作。昨年突如発表され、αテストまで実施。アナウンスされた2011年中のサービスこそ叶わなかったが、じっくり作り込んで、似たようなゲームが多いオンラインゲーム界にジャンクな魂をぶつけてほしいところだ。