オネエ言葉の謎の着ぐるみキャラクター
アイディアファクトリーから2012年に発売予定のPSP(プレイステーション・ポータブル)用女性向けミステリー恋愛アドベンチャーゲーム『バクダン★ハンダン』。魅力的な6人の男性たちといっしょに、日本最大級のテーマパーク“鐘堂ブロッサムランド”を占拠し、経営陣を人質に取った謎の着ぐるみキャラクター“ワルドブー”の出す謎を解き明かしていく本作のアフレコ収録現場を直撃。ワルドブーの声を担当したタレントの楽しんごに収録後の感想などを聞いた。
突如テーマパークを占拠して経営陣を人質に取った、謎の着ぐるみキャラ。テーマパークのマスコット“KANE DE BOO(カネドブー)”に似た姿をしているが、愛らしいブタキャラのカネドブーとは対照的に、オシャレでキモかわいい邪悪な雰囲気。「ムダ金を湯水のごとく使ってムダ施設を作ったオシオキ」と称して爆破を宣言したが、“ゲーム”を行う理由は不明で、その本当の目的も明らかになっていない。テーマパークの各所に出没する。
――今回演じられたワルドブーはどのようなキャラクターなのですか?
楽しんご 僕が声をやっているなんて想像できないような見た目ですが、しゃべるとちょっとオネエっぽい感じです。でも、自分に危機が迫ってくると男らしいもうひとりの人格が出てきて、まさに僕にピッタリだと思いました。僕もびっくりしたときとか、喧嘩するときは男声になので演じやすかったし、愛着が湧きましたね。イベントとかであの着ぐるみを着て「ドドスコ」ってやりたいですね。
――ゲームのキャラクターの声を担当されるのは今回が初めてなんですよね。
楽しんご はい。かわいらしいキャラクターの声を担当できてすごくうれしいです。登場人物のいろいろな人間模様が描かれているストーリーなので、楽しみながら収録できましたが、3時間経ったら酸素が切れて集中力がなくなってしまったので、急いで録るのはよくないなと(笑)。
――『バクダン★ハンダン』というタイトルを最初に聞いたときの印象は?
楽しんご 最初は、どういうことなのかまったくわからなくて、爆弾を見つけて本物かチョコレートか判断したりするのかな? って思ったり(笑)。でも、実際に公式サイトを見させていただいたときに「なるほど」と。
――印象に残っているシーンや注目してもらいたい部分を教えてください。
楽しんご シーンではないんですけど、「ゴメンチョ」というセリフが印象に残っていますね。さっきまで男声で「この野郎」と言っていたのに、急に「ゴメンチョ」と言ったりするのがかわいくて、きっとこの子(ワルドブー)は、僕みたいに相手にがっと言われたらごめんなさいって言っちゃうタイプなんだろうなと感じました。あとは、ワルドブーが見せるいろいろな表情に注目してほしいです。
――『バクダン★ハンダン』が女性向けの恋愛アドベンチャーゲームということで、女性のプレイヤーに向けてメッセージをお願いします。
楽しんご 出てくるイケメンを見れば目の保養にもなるし、謎解きもあるので頭も使うし、いろいろな楽しみかたができる作品です。ひとりでプレイしても楽しいし、友だちとそれぞれプレイして「ここをどうやってクリアーしたの?」みたいな話をするのも楽しいし、彼氏とカップルでプレイするのも楽しいと思います。
――最後に、『バクダン★ハンダン』を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。
楽しんご 楽しみすぎて発売まで待てません! 実際にプレイさせていただいたんですけど、出てくる登場人物が魅力的で、仲間がピンチのときは助け合ったり、逆に裏切りもあったり、ストーリー展開がすごくおもしろいので、駅のホームでプレイしていたら電車が来ても気が付かないくらい集中しちゃうと思います。今年は『バクダン★ハンダン』だけでいいと思います。
■『バクダン★ハンダン』の概要を紹介
<ストーリー>
日本最大級のテーマパークの開園日。テレビゲームを題材にしたアトラクションがウリのこのテーマパークは、ゲームクリエイター“稲船敬二”がプロデュースしていることでも話題だ。稲船氏が開演の挨拶を行う中、突如謎の集団が現れてテーマパークを爆破すると宣言し、爆破を中止してほしくば、7日間の“ゲーム”に参加するように呼びかける! 人質を助け出すために立候補した主人公は、魅力的な6人の男性たちといっしょに、アトラクションを舞台にした命懸けの“ゲーム”に挑むことになる!!
<キャラクター紹介>
17歳。本作の主人公で、元気で明るくつねに前向きな少女。“ゲーム”参加者の中で、唯一自分から立候補して参加した。直感力に優れており、ヒラメキを武器にウソや間違いを見抜く力を持っている。曲がったことが大キライで、堪忍袋の緒が切れると思わず「どんな判断だ!」と喝を入れてしまう。親戚のおじさんがテーマパークの関係者としてワルドブーに拘束されており、おじさんからメールで熱いアドバイスをもらいながら“ゲーム”に立ち向かう。
22歳。テーマパークのオープニングイベント警備を指揮していた警部補。キャリアとして順風満帆の出世街道を歩んでいたが、突如謎の“ゲーム”に巻き込まれた。クールで完璧主義、プライドの高い秀才タイプで、一切の情に流される事なく冷静に状況を分析する。自分の判断に絶対の自信を持っているため、あまり周囲の意見に積極的に耳を傾けようとしない。つねに理屈っぽく、理論的ではない考えかたが大キライなため、直感で動く主人公とは犬猿の仲。
15歳。いまをときめく美少年アイドルグループ“少年時代Jr.”のひとり“トワ”。カメラが回っている場所ではハキハキとしており笑顔がさわやかだが、小悪魔的な部分があり、悪気なく周囲を引っ掻き回す。また、怖がりで泣き虫な一面もある。今回、ソロの仕事でオープニングイベントに出席していて、“ゲーム”に巻き込まれた。自分の不運を嘆いており、“ゲーム”のクリアーにも乗り気ではなく、いつも帰りたがっている。
19歳。暗くて少し卑屈なゲーマーで、格闘ゲームの超絶な腕からネットでは“格闘神”と呼ばれている。頭の回転は速いが、体力が極端に低くすぐに息切れする。世間に対して斜に構えており、「くだらない俗世と無理に接点を持つ必要はない。必要な情報はすべてネットで手に入る」と考えている。長い間家で引きこもっていたが、オープニングイベントで限定配信される“新作ゲームのDLクエスト”目当てに来園して“ゲーム”に巻き込まれた。
さまざまなゲームに詳しく、テーマパークのアトラクションの元になったゲームを解説する。
32歳。いつも苦虫を噛み潰したような顔をしている、フリーライター。オープニングイベントをたまたま取材に来ていて、“ゲーム”に巻き込まれた。正義感よりも、「真実を知りたい」という欲求に基づいて行動している。単独行動を好んで和を乱すため、ほかの参加者から煙たがられることもある。豊富な知識を持っているがタダでは教えてくれず、何かにつけて「ギブアンドテイク」を口にする。いつもチョコ菓子をくわえており、本人いわく「甘い物を口にすることで脳の働きを活性化させている」とのこと。
26歳。OLから絶大な人気を誇る、若手の水晶占い師“新宿の兄”。穏やかで落ち着いた性格をしており、その日の行動は水晶で決める。たまたま占いに“北北西、本日開園の遊園地に幸運あり”と出たため、このテーマパークを訪れて“ゲーム”に巻き込まれた。モットーは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」。その落ち着きぶりと人当たりのよさから、自然とヒトクセある参加者たちのまとめ役になっている。
24歳。“ゲーム”参加者のひとりで、銀座の高級ホストクラブ“ユリシーズ”のナンバーワンホスト。短気で喧嘩っ早く、オラオラ系の強引な接客が人気。しかしじつは大の遊園地好きで、千葉のテーマパークの年間パスポートも持っている。このテーマパークの開園を心待ちにしていたため、爆破を宣言したワルドブーにブチ切れている。隠しごとが嫌いで、思ったことは何でもその場で口にする。その分、何を考えているかわからない相手に対しては強く警戒する。