主力のゲームソフト事業が好調で大幅な増収増益に
コーエーテクモホールディングスは、2012年2月6日、平成24年(2012年)3月期第3四半期決算短信を発表した。
決算短信によると、2012年3月期第3四半期の連結業績は、売上高が208億6000万円(前年同期比7.1%増)、営業利益が18億300万円(前年同期は営業損失9億3500万円)、経常利益は17億2000万円(前年同期は経常損失2億4600万円)、四半期純利益は6億6600万円(前年同期は四半期純損失9100万円)と、大幅な増収増益となり、黒字転換を達成した。
セグメント別で見ると、ゲームソフト事業では、PS3、Xbox 360で発売した『無双OROCHI2』の販売が好調で、既発売タイトルのダウンロード販売も順調に伸びており、海外で発売した諸タイトルも好調に推移。 新規タイトル販売やリピートタイトル出荷が堅調だったことに加え、追加ダウンロード売上も伸長したことなどから増収となり、損益についても前年同期に比べ大幅に改善したとしている。
以上のことから、ゲームソフト事業は売上高133億7700万円、セグメント利益は13億7000万円となった。
オンライン・モバイル事業では、まずソーシャルゲーム事業は、主力タイトルの『100万人の信長の野望』、『100万人の三國志』の好調と新規タイトルの積極的な投入により、累計会員数が500万人を突破。また、スマートフォン向けにも『100万人のWinning Post』(フィーチャーフォン/スマートフォン対応)、『100万人の戦国無双』をサービスインしたほか、グローバル市場でも複数タイトルを展開した。オンラインゲーム事業では、主力タイトルの『真・三國無双 Online』、『大航海時代 ONLINE』でパッケージを販売し、順調に推移した。
以上の結果、オンライン・モバイル事業は売上高42億3600万円、セグメント利益は7億4800万円となった。