コンシューマ事業は海外市場の冷え込みにより減益に
セガサミーホールディングスが、2012年2月3日、2012年3月期の第3四半期決算短信を発表した。
決算短信によると、おもにパチンコ・パチスロ機で複数のヒットタイトルが生まれたこと、アミューズメント業界の市場が堅調であることなどにより、当第3四半期連結累計期間における売上高は3116億8200万円(前年同期比0.5%増)、営業利益は643億6000万円(前年同期比2.2%増)、経常利益は634億8800万円(前年同期比1.9%増)となった。“負ののれん”発生益など特別利益を14億3500万円計上し、特許実施許諾解決金など特別損失を59億700万円計上した結果、四半期純利益は343億8400万円(前年同期比6.6%減)となった。
平成24年3月期の連結業績予想については、前回公表時から変更なしとしている。
セグメント別で見ると、コンシューマ事業では、家庭用ゲームソフト事業において、『Mario & Sonic at the London 2012 Olympic Games™』及び『ソニックジェネレーションズ 白の時空』、『ソニックジェネレーションズ 青の冒険』など、複数のタイトルを販売し、国内での販売は概ね堅調に推移したものの、海外においては厳しい市場環境を受けて新作販売が低調に推移。その結果、ゲームソフト販売本数は、米国439万本、欧州637万本、日本・その他183万本、合計1260万本となった。
一方で、携帯電話・スマートフォン・PC向けコンテンツ事業では、スマートフォン向けタイトル『Kingdom Conquest(キングダムコンクエスト)』が、2011年12月に累計ダウンロード数200万ダウンロードを突破している。
以上の結果、売上高は641億100万円(前年同期比4.9%減)、営業損失は55億900万円(前年同期は営業利益28億11百万円)となった。