“協力”ト“裏切リ”、フタツノ選択ニ込メラレタ思惑ト陰謀

 9人の男女が謎の施設からの脱出を目指して、裏切りのゲーム“アンビデックスゲーム(以下、ABゲーム)”に挑んでいく『極限脱出ADV 善人シボウデス』。本作のポイントとなるのが、2対1のチームに分かれて“協力”か“裏切り”を選ぶABゲームだ。ともに脱出を目指す仲間ではあるが、施設からの脱出の権利がかかっているABゲームでは、相手が“裏切り”を選ぶ可能性も捨て切れない。今回は、そんなジレンマを生むABゲームの心理戦を紹介。

『極限脱出ADV 善人シボウデス』協力と裏切りのゲーム_02
『極限脱出ADV 善人シボウデス』協力と裏切りのゲーム_03
『極限脱出ADV 善人シボウデス』協力と裏切りのゲーム_01
▲ABゲームの裏側でうごめく多数の陰謀。9人の中に首謀者がいる……。

猜疑心ガ渦巻ク心理戦、アナタハ何ヲ信ジル?

 2対1に分かれて挑むABゲームは、“囚人のジレンマ”という理論(※)をベースに作られている。本来ならば、互いのチームがつねに“協力”を選べば、必ず全員が脱出できるルールなのだ。……だが、謎の施設で出会った見知らぬ男女が、互いを全面的に信頼することは難しい。しかも敗者に待ち受けているのが“死”となればなおさらだ。互いの疑念、邪心による猜疑心が渦巻く中で、プレイヤーのあなたは“協力”を選べるか!?

※囚人のジレンマとは?
ゲームの理論として挙げられる問題のひとつ。共同で犯罪を行ったふたりの囚人に、“ふたりが黙秘したら懲役2年”、“ひとりが自白したら自白した者は懲役1年、共犯者は15年”、“ふたりが自白したら懲役10年”と持ちかけると、互いを疑って自白し合い、懲役10年を受けるという理論。

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『極限脱出ADV 善人シボウデス』協力と裏切りのゲーム_06
▲ABゲームが始まる直前に、登場人物は主人公のシグマに向かって、「裏切りを選んだほうがいい」といった言葉を投げかけてくる。対戦相手を裏切っていいのか、そもそも話しかけられた相手は信頼できるのか。疑念は、さらなる疑念を生み出す。
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▲脱出パートでは密室の謎を解くために協力していた人物も、ABゲームとなると考えかたは変化する。どこまで相手を信じる?

※詳しくは週刊ファミ通2月16日号(2012年2月2日発売)をチェック!!


極限脱出ADV 善人シボウデス
メーカー チュンソフト
対応機種 PSVPlayStation Vita / 3DSニンテンドー3DS
発売日 2012年2月16日発売予定
価格 各6090円[税込]
ジャンル アドベンチャー / サスペンス
備考 PS Store ダウンロード版は5480円[税込]、シナリオ&ディレクション:打越鋼太郎、キャラクターデザイン:西村キヌ