老舗プロレス団体を傘下に加えたブシロード、今後の展開は……?

 トレーディングカードゲームの制作メーカーとして知られるブシロードグループパブリッシング(以下、ブシロードGP)は、2012年1月31日、ユークスが保有していた新日本プロレスリングの株式を100%取得し、新日本プロレスリングを子会社化したことを発表した。

 リリースによると、今回の子会社化の目的について、「(新日本プロレスは)プロレス団体の相次ぐ分裂、乱立、総合格闘技の勃興等によりメディアへの露出度の少ない状態が続いております。そういった環境下において、ブシロードGPは、新日本プロレスがエンターテイメントスポーツの最高峰であると認識し、本来あるべき輝く地位へ回帰することを確信し、親会社になることを決断しました」(リリースより抜粋)としている。

 なお今回の子会社化によって新日本プロレスの現在の組織と体制は変わらず、取締役会長としてブシロードGP代表取締役社長の木谷高明氏が就任する。また、新日本プロレスの従業員の立場が変わることもなく、従来の取引先との関係を変更することも、現時点では考えていないとのことだ。

◆2012年1月31日に行われた記者会見の模様

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