2012年2月1日よりクローズドβテストを開始予定の、ネクソンの新作オンラインRPG『ドラゴナ』をひと足先にプレイしてきたので、その模様をお伝えする。
クラスは4種族×2の8種類
まずはキャラクターメイキング。本作では、4種族にそれぞれ男女別のクラスが用意されており、ガンナー(ヒューマン男)、スナイパー(ヒューマン女)、ガーディアン(ガイアン男)、アサシン(ガイアン女)、レンジャー(エルディン男)、マジシャン(エルディン女)、シャーマン(キャッチャ男)、スカウト(キャッチャ女)と、合計するとクラスは8種類ある。
性能の違いももちろんだが、後述する“覚醒システム”の外見もかなり異なってくるので、プレイヤーはどのクラスを選択するか悩まされることになりそうだ。ちなみにキャッチャはケモノ系なので、その手のキャラクターが好きな人は即決かもしれない。
便利な自動機能でサクサクプレイ
外見などを設定してキャラクターメイキングが終わり、世界に降り立つとチュートリアル開始。基本操作を学びつつザコモンスターを狩って戦闘練習をするというおなじみのフェーズに入るわけだが、ここでは本作の特徴のひとつであるアラートシステムとナビゲーションシステムを試すことができた。
NPCのリストから名前を選択するとその場所に連れていってくれるといったようなオートナビゲーション機能は昨今のオンラインRPGで珍しいものではないが、本作のそれは結構徹底している印象。画面の説明に従ってクエストを受注し、“(モンスター名)をn体退治”といったような目標をクリックすると、そのモンスターがいる場所へと連れていってくれるのだ。
もちろん、マップ上の場所を指定したり、NPCリストをクリックしても希望の場所へキャラクターを自動で連れて行ってくれる。この流れさえつかんでしまえば、オンラインRPG初心者でも迷子になったり、まだ行かないほうがいいエリアにフラッと突っ込んでしまうこともないだろう。
それだけでなく、“このモンスターをn体倒せ”といったようなクエストは、目標をクリアーした時点でその場で完了できる。初期クエストをこなすために、村にいるNPCと狩り場を往復する必要もないというわけだ(もちろん話の展開上、特定のNPCに会いに行くこと自体がクエストになっていることもある)。
そのほか、こういった自動化機能には“オートポーションシステム”もあり、“体力がn%以下になったらこのポーションを使う”といったコマンドをあらかじめセットしておくことができるとのこと。
推奨スペックが意外と高くない(Windows 2000にも対応しているし、推奨環境でもCPUがデュアルコアで、グラフィックボードがGeforce 8600GTクラスの性能でオーケー)ということもあって、オンラインゲーム初心者でも比較的プレイしやすい作りと言えるのではないだろうか。
覚醒してガラッと変身!
本作のもうひとつの特徴が、覚醒システム。こちらはレベル24のキャラクターで体験した。覚醒は、頭(戦闘中のHP、MP回復速度アップ)、体(非戦闘中のHP、MP回復速度アップ)、腕(攻撃力アップ)、足(移動速度アップ)の4パーツあり、キャラクターメイキング時に最初の一個を取ることができる。
のちにクエストで残りのパーツを手に入れていくのだが、覚醒にはさらに上位の全身覚醒もあり、こちらを使うと、4パーツ覚醒させたのとはまったく異なる外見へと変身し、能力もグーンとアップ。スキルなども変わってくる。しかしその分エネルギーとなる“CORE”の消耗も激しいので、使いどころを考えたり、またモンスターを倒した際に出てくるCOREをきちんと吸収していかないと、いざ強敵の前に出てみたら「プスン」とCORE切れで素の状態に戻ってしまうので注意したい。
パーティープレイにも便利ツールが
もちろん、そのほかのオンラインRPGに欠かせない要素もひと通り揃っている。ギルド戦はレベル16から、インスタンスダンジョンはレベル20からプレイ可能。
パーティーは最大36名で組め、レベル帯や目標アイテム、パーティープレイ時に獲得したアイテムの分配方法などを指定して募集できる。細かくてちょっとドライな感じもするが、野良パーティーを組む際に気になるのは実際その辺りなのだから致し方ないといったところか。
まとめると、覚醒という派手なシステムが目を引くが、幅広い層に対応できるオンラインRPGという印象。気になった人はオープンβサービス以降でプレイして、大変身してみてほしい。