全国4都市で『MHF』”VS.クエスト チャンピオントーナメント in Winter 2012”が開催
1月21日の大分大会を皮切りに、1月29日の兵庫大会までの土日4日間でカプコンのオンライン専用タイトル『モンスターハンター フロンティア オンライン』(パソコン、Xbox 360で正式サービス中)の公式イベント”VS.クエスト チャンピオントーナメント”が全国4都市の公認ネットカフェで行われた。
通算では9回目の開催となる本イベント。狩りの腕前を競うゲーム大会をメインプログラムや、アップデート情報を運営プロデューサーみずからが解説するプレゼンテーションを中心に、毎回、数多くのハンターを集めている。ここでは1月29日兵庫大会のプレゼンテーションや大会の様子などをリポートしよう。
まずは注目のプレゼンテーションの模様から。2月1日に実施されるアップデート『フォワード.3』の内容をメインに、運営や開発の方針や裏話、さらに会場限定の極秘情報として『フォワード.4』の予定などをつぎつぎと披露された。
また、このプレゼンテーションには、おなじみの杉浦運営プロデューサーに加え、運営ディレクターの宮下氏が初参加。杉浦氏は「ほかのゲームも担当することになり、『MHF』に僕の100%をつぎ込むことが難しくなった」と前置きし、「『MHF』に100%を注げるスタッフを僕の後任としました。『MHF』をいちばん愛している男です」と宮下氏を紹介した。
本作が今年で5周年を迎えることも言及され、「つぎの5年間をみなさんにプレゼンする機会を設けるつもり」と、『MHF』の発展とそれに掛ける意気込みを伺わせ、自身が担当するゲームの発表時期などに関しても語っていた。
【プレゼンテーションの内容】
■『フォワード.3』の追加要素について
・新モンスター“アビオルグ”
・新モンスター”タイクンザムザ”(4月より実装予定)
・フィールド“潮島”に新エリアを追加
・新要素“ポイントボーナス”、“デイリークエスト”、“混合パーティーボーナス”、“フィーチャーウェポン”
・秘伝防具の性能向上
・上位スキル、新スキルの追加
・新しい武具と強化派生先(FYシリーズ、HCシリーズなど)の追加
■今後の大型アップデートのスケジュール
・『フォワード.4』は2012年5月末、『フォワード.5』は2012年秋を予定
■一問一答(要約)
Q.『MHF』を始めたばかりなのですが猟団に入りづらい状況を改善してほしい
A.猟団に入りやすくなる仕様、猟団長が誘いやすくなるような仕様の導入と、関連キャンペーンの実施を検討中
Q.今後もG珠は追加されるのか
A.『フォワード.3』で新しいG珠を追加した。準備が整い次第告知する
Q.『スパIV』キットのようなコラボキットは今後も発売されるのか
A. ほかのタイトルとのコラボレーションは今後も予定している
Q.宮下運営ディレクターが生み出した“5のつく日”(ゲーム内イベント)は『フォワード.3』でも実施するのか
A.好評につき、なんらかの形で継続するよう検討中
Q.Nの塊から生産できる武器に強化派生を追加する予定はあるのか
A.多数の要望をいただいている。『フォワード.4』でサフィールシリーズの中からいくつか追加することを検討中
Q.狩人祭の入魂対象モンスターは増やせないのか
A.多数の要望をいただいている。『フォワード.3』から増やせるようになったので、近日中に詳細を発表予定
Q.剛種クエストで消費するチケット枚数の見直しは行われないのか
A.『フォワード.3』より、ヤマツカミ、シェンガオレン、ラオシャンロン、ナナ・テスカトリ撃退編の剛種クエストに関して消費枚数を見直す
決勝は白熱の戦い!
続いて大会の模様をお届けする。予選は参加34チームによるタイムアタック。ふたりひと組のチームで特異個体のリオレイア討伐にかかった時間を競う。貸与される武具、アイテムは決まっており、武器種は任意で選択できる。“砲術師”スキルが発動する防具であるためか、剣士ではガンランスを選択するチームが圧倒的に多かったが、予選を1位で通過したのはヘビィボウガンと弓で挑んだ“水蜜党-黄桃ショウコ支部-“チーム。2位とのタイム差は約10秒。事前の練習や研究が実を結んだ結果と言えるだろう。このタイムアタックの4位までに入ったチームが決勝トーナメント進出を決めた。
【予選上位4チーム】
順位チーム名使用武器タイム
1水蜜党-黄桃ショウコ支部-ヘビィボウガン・弓2分57秒03
2闘技党 NONSTYLEガンランス・弓3分7秒66
3がのカタルシ子ガンランス・ランス3分8秒80
4とっぷをねらえ♪ガンランス・ガンランス3分11秒76
前述のプレゼンテーションと会場の全員が参加できるビンゴ大会の後、いよいよ予選を突破した4チームによる準決勝が開始。これ以降の試合は罠で相手チームの狩猟を妨害できる、”VS.クエスト”が使用される。討伐対象は激個体のアクラ・ヴァシムだ。
【準決勝結果】
第1試合
●水蜜党-黄桃ショウコ支部-(ガンランス・ガンランス) ― とっぷをねらえ♪(ガンランス・ガンランス)○
第2試合
●闘技党 NONSTYLE(双剣・弓) ― がのカタルシ子(ガンランス・ヘビィボウガン)○
決勝戦も討伐対象はこれまでと同じ激個体のアクラ・ヴァシム。しかし決勝のみ2本先取となり、各チームでひとつの武器種を一度しか使用できないというルールが追加される。つまり、どの武器種をどこで使うかという戦略も大切になってくるというわけだ。
【決勝戦結果】
1本目
●とっぷをねらえ♪(ハンマー・ランス) ― がのカタルシ子(片手剣・ガンランス)○
2本目
●とっぷをねらえ♪(双剣・ガンランス) ― がのカタルシ子(双剣・ハンマー)○
ハイライトは2本目。準決勝から全チームが罠を使用しない戦術を採用してきたが、それを逆手に取るかの如く、“がのカタルシ子”チームが罠を設置。見事に相手チームを引っ掛けることに成功し、序盤から有利な状況を作り出す。その優位を活かして危なげなくアクラ・ヴァシムを討伐。兵庫大会のチャンピオンとなった。大会終了後は、先行体験会とともに、もはや風物詩となっている杉浦運営プロデューサーへの質問&サインタイムもスタート。宮下運営ディレクターも参加し、来場者による列はしばし途切れることはなかった。
このイベントは全都道府県での開催を目指して行われており、残る地域は青森、秋田、群馬、栃木、和歌山、徳島、佐賀、沖縄の8ヵ所となっている。公式サイトなどをチェックし、近くのネットカフェで開催の折には、参加してみてはいかがだろうか。