物語の舞台は中世ヨーロッパ、ふたりの主人公の運命が動き出す
ユービーアイソフトが贈るプレイステーション3用新作タイトル『カースド クルセイド』(2012年2月9日発売予定)は、中世ヨーロッパを舞台にしたアクションゲームだ。
物語の舞台は12世紀末、“獅子心王”リチャード率いる第3回十字軍から数年が経過し、教皇インノケンティウス3世がエルサレム奪還へ向けて新たな聖戦を布告した時代。ローマ教皇が招集した新たな十字軍に、若きテンプル騎士“デンズ・ドゥ・ベール”はいた。デンズはかつて、父“ジャン・ドゥ・ベール”を筆頭とした名誉ある一族の中で恵まれた生活を送っていたが、第3回十字軍遠征で父は消息を経ったことから、すべてが崩れてしまう。父のいぬ間に叔父は一族の城と土地を奪い、ベール家は没落。以来デンズは、帰還しない父の身を案じつつ、テンプル騎士となるべく修行の日々を送ることとなる。そして、訪れた第4回十字軍は、デンズにとって、聖地に消えた父の消息を確かめ、叔父によって奪われた土地と名誉を取り戻す唯一の機会でもあった。
デンズは冒険の中で、“エステバン・ノビエンブレ”というスペイン人の盗人と相棒関係を結ぶ。先に何が待ち受けているかも知らず、デンズとエステバンはテンプル騎士として戦いに向かっていくのだ。『カースド クルセイド』の物語は、このデンズとエステバンのふたりを主人公に展開する。【PR】
デンズ・ドゥ・ベール
(声:中村悠一)
デンズがまだ幼いころに、その父ジャン・ドゥ・ベールはエルサレムへ向けて旅立っていった。帰還しない父の身を案じつつ、彼はテンプル騎士となるべく修行の日々を送ることとなる。デンズにとって第4回十字軍は、聖地に消えた父の消息を確かめ、叔父によって奪われた土地と名誉を取り戻す唯一の機会なのである。
エステバン・ノビエンブレ
(声:杉田智和)
スペイン人で、狡猾な盗人でもあったエステバンは、さまざまな敵から逃れるためにフランスへと逃亡していた。その日暮らしの日々の中、彼は傭兵としてある戦いに参加し、そこでデンズ・ドゥ・ベールと出会う。ふたりのあいだには友情が生まれるが、同時にそれはエステバンの運命を変える出会いでもあった。
<ゲームの流れ
物語は第四回十字軍の一員として各地(ステージ)で戦闘を行う形で進行する、戦闘に重きを置いた作りのいわゆる“ハック&スラッシュ”型のアクションゲームとなっている。各ステージではさまざまな敵がプレイヤーに襲い掛かり、旅を妨害。また、仕掛けも存在しており、先へ進むためには周囲を注意深く観察することも重要となるだろう。なお、ステージにメイン目標のほかにサブ目標と呼ばれるものも存在する。サブ目標はステージクリアーへの大きな指針となっており、ひとつのサブ目標を達成するとつぎのサブ目標がすぐに表示。これを追っていけば、いずれはメイン目標へ辿り着くことができるというわけだ。
<史実をもとに再現された中世の世界
本作のストーリーは史実をベースにしており、ヨーロッパの歴史でも重要な“第4回十字軍遠征”がモチーフとなっている。プレイヤーは十字軍の兵士として、クロアチアやコンスタンティノープルなどの地で戦い抜くことになるが、その背景には“アヤ・ソフィア聖堂“や“テオドシウスの城壁”など、実在するモニュメントが登場。綿密なリサーチによって再現された当時の雰囲気も、見どころのひとつだろう。
<多彩なアクションで襲い来る敵を討て
本作の見どころのひとつが、多彩で自由度の高いアクションの数々だ。デンズとエステバンが扱う武具は、剣、斧、メイス、槍、クロスボウ、盾といったものが合計で130種類以上。攻撃に関しては横縦への武器の振りに加えて、相手の体勢を崩すガードブレイクがあり、それらを組み合わせることでさまざまなコンボを作り出すことができる。ただし、コンボを発動するには、ステージクリアー時などに得られる“ヴィクトリーポイント(VP)”と呼ばれるポイントを消費して、事前に“テクニック”を解除しなければいけない。またどのテクニックを解除するかによってくり出すコンボも変わってくるので、計画的に成長させていきたいところ。一方、防御も受け流し(ガード)、デフレクション・カウンター、ガードブレイク回避と複数のアクションを用意。敵もプレイヤーと同様にさまざまな形で攻撃をしてくるので、それに合わせた判断を求められることになるだろう。そのほかに“フィニッシュムーブ”と呼ばれるテクニックも存在。“ダイレクト”、“カウンター”、“協力”という3つのタイプがあり、それぞれ発動条件は異なっている。
横方向に武器を振って攻撃。一度に複数の敵を攻撃できるが、与えるダメージはそれほど大きくない。
縦方向に武器を振って攻撃する。与えるダメージは大きいものの、目の前の敵ひとりしか攻撃することができない。
敵の体勢を崩し、一時
的にスタン状態にできる。攻撃速度は遅く、ダメージを与えることもできないが、ガードを固めている敵を攻略する際などに有効だ。
R2ボタンを長押しすることで攻撃を防ぐことが可能。防具は消耗せずライフも減らないが、装備中の武器が消耗してしまう。
敵の体は通常攻撃をする直前に一瞬青く光る。その瞬間にRボタンを押すと、攻撃を遮り、カウンターのチャンスを作り出すことができる。
敵の体はガードブレイクをくり出す直前に一瞬オレンジ色に光りるので、その瞬間にAボタンを押すと、敵のガードブレイクをかわすことができる。またスタン状態になってしまった場合は、特定のタイミングでボタンを押すことです速くリカバリーが可能だ。
動画でもチェック!!
<良き友エステバンの力を借りよう
ゲーム中では、さまざまな状況において相棒であるエステバンの力を借りることになる。たとえば、敵を拘束してそのあいだに攻撃を加えるといった戦闘のテクニック、あるいは攻城兵器やオブジェクトの操作ではエステバンと力を合わせなければいけない場合もある。なお、通常エステバンはコンピューターのAIで動くことになるが、協力プレイモードを選択すれば、デンズとエステバンをそろぞれ人間が操作することも可能。協力プレイは画面分割のほか、PlayStation Networkを介してのオンラインプレイも用意されている。
<デンズとエステバンに降りかかる“テンプル騎士の呪い”
声:安元洋貴
テンプル騎士の呪いに蝕まれた者の命を奪おうとする存在。その正体は、すべてが謎に包まれている。
本作の世界には“テンプル騎士の呪い”と呼ばれるものが存在する。その名の通り、元々はテンプル騎士のあいだで発症したものだが、過去に重罪を犯した者などテンプル騎士ではないものにも呪いが降りかかることもある。呪われた者たちがは皆、死神から命を狙われるてしまうのだが、逆を言えば彼は、そんな生き地獄とも言える苦しみに耐えられる器を持ったツワモノたちなのである。そして、デンズとエステバンはその器を持った存在だ。ふたりはある出来事がきっかけで呪いに蝕まれてしまうが、ときに呪いを利用することで戦況を切り拓いていく。具体的には“カースモード”と呼ばれるものを利用。これを発動すると、キャラクターの周囲が地獄のような世界に変貌し、悪魔の力を借りて火柱を発生させたり傷を癒したりと、多彩な特殊能力が使えるようになるのだ。
動画でもチェック!!
なお、ファミ通.comでは、『カースド クルセイド』を手掛けたフランスのゲーム開発会社“Kylotonn Games”のクリエイターインタビューを近日中に掲載予定。そちらもお楽しみに。
カースド クルセイド
メーカー | ユービーアイソフト |
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対応機種 | PS3プレイステーション3 |
発売日 | 2012年2月9日発売予定 |
価格 | 7329円[税込] |
ジャンル | アクション・アドベンチャー / 歴史 |
備考 | PlayStation Network対応、開発:Kylotonn Games |