相互ニ絡ミ合ウ24ノエンディング

 謎の施設に閉じ込められた9人の男女が、施設からの脱出を目指して裏切りのゲーム“アンビデックスゲーム(以下、ABゲーム)”に挑戦していく、『極限脱出ADV 善人シボウデス』。本作は、ゲームのストーリーをフルボイスで描くノベルパートと、密室に仕掛けられた謎を解く脱出パートの2部構成になっている。ノベルパートでは、随所に選択肢が出現。プレイヤーの選択によって物語が大きく変化し、それぞれ異なるエンディングを迎えるのだ。本作に用意されたエンディングは、24種類。しかも、複数の結末があるということ自体が、シナリオの仕掛けにつながっているという。今回は、物語が分岐する仕組みを紹介しよう。

『極限脱出ADV 善人シボウデス』異なる24のエンディング_01
『極限脱出ADV 善人シボウデス』異なる24のエンディング_02

生ト死ヲ分ケル運命ノ分岐

 ノベルパートで物語が分岐するポイントは、大きく分けてふたつある。ひとつは、失敗が死に直結するというABゲームで、もうひとつは3人ひと組になって入る“カラードドア(以下、CD)”だ。CDはシグマたちが身に着けるバングル(腕輪)に表示された色が関係(詳細は後述)。どちらも選んだ選択肢次第で、物語が変化する分岐点になっている。

アンビデックスゲーム

 2対1のチームに分かれ、“協力”か“裏切り”を選ぶABゲーム。選択によって人の生死が分かれ、物語は大きく分岐する。プレイヤーが“裏切り”を選ぶことで、相手を窮地に陥れることも。

『極限脱出ADV 善人シボウデス』異なる24のエンディング_03
▲対戦相手によっては、「いっしょに“協力”を選ぼう」と呼びかけられる。その言葉を信じるかどうかも、駆け引きのひとつだ。

カラードドア

 脱出パートへ続くCDには、さまざまな色がある。バングルの色を光の3原色に見立て、その組み合わせ(赤+緑=黄色など)で、ドアと同じ色を作れる3人がひと組となって進んでいく。

『極限脱出ADV 善人シボウデス』異なる24のエンディング_04
▲いっしょに進みたいキャラクターがいたとしても、バングルの色によっては、同じドアに進めないパターンも存在する。

複数ノ世界ヲマタグ主人公ノ記憶

 本作では、物語の特定の場面で“シナリオロック”がかかり、先が読み進められなくなることがある。ここでフローチャートを活用し、別のシナリオを進めて一定条件を満たすとロックが解除され、物語を先へ進められるようになるのだ。

『極限脱出ADV 善人シボウデス』異なる24のエンディング_05
『極限脱出ADV 善人シボウデス』異なる24のエンディング_06
『極限脱出ADV 善人シボウデス』異なる24のエンディング_07
▲多彩に分岐するシナリオを読み進めると、シグマは別のシナリオで知り得た情報を、ふと思い出し始める。それは、異なるシナリオ、すなわちパラレルワールドで入手した情報。それをくり返すうちに、シグマはパラレルワールドをジャンプして、記憶を持ち越す能力があることに気づき始めていく。

※詳しくは週刊ファミ通1月26日号(2012年1月12日発売)をチェック!!


極限脱出ADV 善人シボウデス
メーカー チュンソフト
対応機種 3DSニンテンドー3DS / PSVPlayStation Vita
発売日 2012年2月16日発売予定
価格 各6090円[税込]
ジャンル アドベンチャー / サスペンス
備考 PS Store ダウンロード版は価格未定、シナリオ&ディレクション:打越鋼太郎、キャラクターデザイン:西村キヌ