デュークとシリアス・サムが復活した今年度、トリはポスタル・デュードのお帰りだぜぇ！
サイバーフロントは、2012年1月27日に『ポスタル3【日本語マニュアル付英語版】』を発売する。価格は3990円[税込]。ゲームプレイにはSteamアカウントが必要。
本作はその過激さからしばしば暴力ゲームの代名詞に挙げられる『ポスタル』シリーズ最新作。悪の権化というほどではないのだが、ブチ切れると見境なくなる主人公ポスタル・デュードと駄犬もとい愛犬チャンプは、前作の舞台であるサイテーな街パラダイス・シティを逃げ出し、メキシコの国境に近い新天地“カタルシス”に移住していた。しかし世界経済は破綻し、ガソリンはバカ高く、バカも多く、職と安い医療を求めてやってくる不法移民も多い。世の中、本当にサイテーだぜ！ イッちゃってる新興宗教や、ウホッと未来を先取りしすぎのセグウェイに乗ったバイカーギャングなど、今日もカタルシスはカタルシス、もといクレイジーな連中でごった返している。
こんなどうしようもない世界でいかに生きるか？ おバカにはオシッコひっかけて丁重にお引取り頂くのも、圧倒的な暴力で街を恐怖に陥れるも、メヒコ警察に入ってイリーガル野郎どもをしばく公僕ライフを送るもプレイヤーしだい。そりゃ、やらなきゃいけないことはあるが、このポスタル・デュード、生き方まで決められた覚えはねぇ。与えられたミッションをクリアーできればそれでいいのだ。ただし、プレイ内容によってカルマメーターが変化し、ストーリーが変化していくのでそこら辺は気をつけておいてほしい。
クレイジーなカメオ出演ももちろん踏襲しており、巨根ポルノ男優のロン・ジェレミーが市長を演じているかと思えば、プレイメイトや、ヴィレッジ・ピープルのオリジナルメンバーであるランディ・ジョーンズ兄貴も参戦。映画版『ポスタル』を手掛けた悪名高き映画監督ウーヴェ・ボルまで出てきてしまう。記者はDVDを持っているが、酷評した批評家に対して「俺と戦え！」と自分が得意なボクシングで対戦したという、ナイスな根性の持ち主だ。
M16やRPGといった銃火器はもちろん、オシッコ、催涙スプレー、ヤバいものが詰まったクロッチー人形、猫、掃除機、アナグマなど、ミリタリーFPSには絶対に出てこない武器も勢ぞろい。周囲の人に心配されない程度に、好きに生きてくれ！
