最新ゲームの試遊あり、ステージイベントありの7日間がスタート!

秋葉原PCゲームフェスタ、今冬も開幕! 『CSO』チャンピオンはX3の手に_01

 2011年12月23日、東京都秋葉原のベルサール秋葉原で、PCゲームの祭典“秋葉原PCゲームフェスタ”が行われた。今回で4回目の開催となる本イベントの初日の模様をお届けする。

 オープニングには、本イベントを主催するサードウェーブ代表取締役社長の尾崎健介氏のほか、NHN Japanの山口剛史事業本部長が出席。ゲストとして重盛さと美も登場し、7日間のイベントの成功を祈ってテープカットを行った。ちなみに重盛が遊ぶPCゲームとして答えたのは『マインスイーパー』。うん、確かにPCゲーム、PCゲーム……。ベルサール秋葉原1階の会場内には、各社が最新のオンラインゲームやPCゲームの試遊台を出展していた。

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 中でも気になったのは、大型のデザインチェア“エンペラー1510”と、『ザ エルダースクロールズ V: スカイリム』PC版の3D立体視。エンペラーはサイバーパンク映画の中から抜け出てきたかのようなフォルムを持つ、モニターとデスクとチェアが一体化した製品で、デモではPC版『バトルフィールド3』を眼前の3面モニターに出力してプレイするという、何ともうらやましい環境が構築されていた。ちなみにお値段は84万円[税込]。宝くじが当たったら……。そして『スカイリム』は、立体視で見ると、ただでさえ没入感と中毒性が高い本作が、ますます日常に帰ってきたくなくなる非常に危険なレベルに進化する。どちらも人気だったが、現地に行く人にはぜひ試してほしい逸品だ。

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▲『ザ エルダースクロールズ V: スカイリム』は、立体視ではない最高設定のものも出展中。そのほか、『ルビニアサーガ』のブースにおねえさんがいたり、1月中旬に先行テストが予定されているTVアニメ『電脳コイル』のブラウザゲーム『電脳コイル 放課後探偵局』のチラシが配られていたり、いろんなゲームをチェックできるのだ。
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1位:X3

 そして秋葉原PCゲームフェスタと言えば、地下1階で連日行われるステージイベントが注目の的。開催初日はネクソンのオンラインFPS『カウンターストライクオンライン』の大会“カウンターストライクオンライン Japan Championship 2011 Final”が行われ、各地の予選を勝ち抜いたクランにより激戦がくり広げられた。

 準決勝第1試合は、福岡大会の代表“Romeo”対、京都大会の代表“ReBelLe”の一戦。じゃんけんの結果、ReBelLeがインフェルノをマップに選び、Romeo側は守備(カウンターテロリスト)側からのスタートを選択した。守備側有利とされるこのマップ。Romeoは序盤のラウンドを連続して奪取。しかしアクシデントで、ゆぅーし選手のマシンが落ちてしまうトラブルが発生してしまう。ここで試合がしばらく続行されてしまい、ひとり少ないRomeoがクランマスターのHHH選手、LaCamp4nella選手らが好調で、まさかの勝利を続けるも、結局やり直しに。再開後はReBelLeが押していく展開になったのだが、ふたたびマシントラブルが発生して2度目の中断へ。選手にとってはかなり集中が乱される事態となってしまった。
 2度目の再開後は、Romeoがラウンドを取ってスコアは4対1に。このまま前半戦を優勢に折り返すかと思われたが、ReBelLeはこまめにコミュニケーションしながら丁寧に攻め、LGraN選手などの好調なキルもあって、4対3の僅差にまで戻し、満を持してカウンターテロリスト側になる後半戦に繋ぐ。そして後半戦最初のラウンド、爆破ポイント近くに隠れていたsinoby選手が一気に4キルをあげる暴れ具合をみせ、ついにラウンド数はタイに。そのままsinoby選手、LGraN選手を中心に有利にラウンドを進め、最終的にReBelLeが決勝に駒を進めた。

 第2試合は東京代表のX3対、仙台予選を勝ち抜いたVaultral Hiの戦い。マップはダスト2が選ばれた。アラリオの運営するオンラインFPS『クロスファイア』の日本代表クラン“Mistral”のメンバーであるbarusa選手(X3)とyukishiro選手(Vaultral Hi)がそれぞれ率いるクランの対決という点でも興味深いこの試合は、上神田選手(X3)の4キルという派手な開幕でスタート。X3が圧倒的な展開の早さで制したかと思えば、Vaultral HiのHellsing選手が鬼神のごときエイム(狙い)を見せ、一方ではそれこそオリジナルの『カウンターストライク』の頃からの有名プレイヤーXrayN選手(X3)が代名詞であるAWP(スナイパーライフル)の腕を見せつけるなど、一進一退の熱い攻防がくり広げられた。
 最後はX3がリーチをかけながらも僅差に迫られ、かつ残り人数1対2で爆弾まで設置されているという致命的な状況下でBarsa選手が2人抜きを見せ、爆弾をギリギリで解除するというドラマチックな展開。X3が決勝へと進んだ。

 X3対ReBelLeとなった決勝は、X3のSTABA選手が5キルで全員倒すという準決勝に続く衝撃的な開幕。最終的に勝ったのはX3なのだが、決め手になったのは個々の力の高さももちろんだが、コミュニケーションと修正力だったように思える。とにかくこのクランはよく集まる。試合前はもちろんのこと、攻守交替時や、マップ変更の際もBarsa選手がメンバーを集めて打ち合わせをしている姿が頻繁に見られた。試合後のコメントでは当初より準決勝が重要と考えていたこと、ボイスチャットが上手く通らなかったのでコミュニケーションに苦労したことを語っていた。そんなリーダーシップとともに、戦績でも安定していたBarsa選手にはMVPが贈られた。

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2位:ReBelLe
3位:Vaultral Hi、Romeo

 なお、秋葉原PCゲームフェスタは12月29日まで開催中。明日24日もガンホー・オンライン・エンターテインメントのオンラインFPS『トイ・ウォーズ』の大会“トイ・ウォーズ TWGP”が行われる予定だ。