セガから2012年2月16日に発売予定のプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『バイナリー ドメイン』。ここでは、シリーズ累計出荷本数が500万本を突破した『龍が如く』シリーズを手掛けるクリエイター集団“龍が如くスタジオ”の完全新作第一弾作品となる本作のストーリーを紹介する。
物語の舞台となるのは、2080年の東京。格段に進んだロボット技術が人々の生活を豊かにするが、ひとつだけ犯してはならない国際的な取り決めがある。それは“ホロウ・チルドレン”と呼ばれる、人間とまったく区別が付かないロボットの開発だ。主人公のダン・マーシャルは、違法なロボットを調査する特殊部隊ラスト・クルーのメンバー。彼を含むラスト・クルーの仲間たちは、ホロウ・チルドレンの開発が疑われるロボット研究者の身辺を探るため、秘密裡に日本国内への侵入を試みることになる。
警戒厳重な上層都市への侵入を果たしたラストクルーだったが、彼らを敵性密入国者とみなす日本の治安維持部隊から徐々にその包囲網を狭められていた。追い詰められたダンたちは、フランス製特務ロボット・カインに装備されたワイヤーガンに脱出の糸口を見出し、文字通り“綱渡りの脱出”を試みる。激しくなる一方の追撃を振り切るようにひとり、またひとりと高層ビル間をワイヤーで滑走する部隊。際限のない敵の増援の中、残るはダンとフェイ。だが、ワイヤーを滑り始めたふたりを、日本の刑事・黒澤の狙撃銃がその照準内に収めていたのだった! 正確に撃ちこまれた銃弾が、ワイヤーを断ち切り、ダンとフェイを本隊から分断してしまう。レディファーストを身上とするカインの危機回避によりなんとか墜落をまぬがれたダンとフェイは、さらなる追跡部隊の攻勢に備え、超高層間を走る鉄道をジャック。事態は高速移動する鉄道内での籠城戦に突入するのだった……。