インディーゲーム界で数々の賞にノミネートされた佳作
アクティブゲーミングメディアが、同社が運営するインディーゲーム販売・支援サイト“Playism”で、イギリスのToxic Gamesが開発した『Q.U.B.E.』を販売中だ。販売が開始された12月16日から1週間は特別セール中で、通常1400円[税込]のところ、1190円[税込]で販売されている。
本作は、言ってみるとValveの『ポータル』が切り開いたFPS(一人称視点シューティング)とパズルを組み合わせるというアイデアの延長上にある作品。空間を繋げるポータルガン……ではなく、特殊グローブでカラーのついたブロックを操作しながら進んでいく。
開発はアンリアルエンジンの無料版にあたるUDK(Unreal Development Kit)を使って行われており、“Indie of the Year 2010”で、UDKを使ったタイトルを集めたBest UDK Gameにノミネートされたことも。そのほかにも、インディゲームを代表する賞“Independent Game Festival”で、2011年度の学生部門候補作に挙げられたり(当時はウェールズ大学ニューポート校の学生としてのエントリー)、東京ゲームショウ会期中に行われるセンス・オブ・ワンダーナイト2011でのプレゼンテーション作品にも選ばれており、評価が高い。
シンプルかつミニマルなグラフィックを選んで作業量を減らしつつ、ゲームデザインに注力して勝負している辺りは、いかにもインディーゲームらしいところだ。スタイリッシュなグラフィックにピンと来たら、無料体験版をまず試してみるというのもいいかも。なお日本向けの配信は不明だが、Toxic GamesはValveの運営するデジタル配信プラットフォームSteamでの公開作業も進めていることを明かしている。