そのほかの新作発表もまとめてお届け!
米時間の2011年12月10日、米ケーブルテレビ局Spikeのゲーム賞“Spike VGA 2011”が行われ、『ゼルダの伝説』シリーズがホール・オブ・フェイム(殿堂入り)に選ばれ、任天堂の宮本茂氏が出席したほか、小島プロダクションの小島秀夫監督が登場し、『メタルギア ソリッド ライジング』の最新映像を公開。本作をプラチナゲームズが開発していることが判明した。
人気DJのDeadmau5、ブラック・アイド・ピーズのメンバーWill.i.am、チャーリー・シーン、コメディアンにしてハリウッド俳優のセス・グリーン、プロレスラーのハルク・ホーガンなど多彩なゲストが登場したこのイベント。昨年も『ザ エルダースクロールズ V: スカイリム』や『マスエフェクト3』、『アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス』が初公開されるなど、北米におけるプロモーション戦略上、その存在感を年々増している。
宮本茂氏は、ショウの中頃に『ゼルダの伝説』のホール・オブ・フェイム(殿堂入り)により登壇し、英語でファンと関係者に感謝の辞を述べた。『ゼルダの伝説』の25周年に、また新たな勲章が増えたことになる。
小島監督は、プラチナゲームズの稲葉敦志氏とともにショウのラストで登場。最新ムービーを披露した。進化した斬撃アクションはケレン味たっぷりのド派手な演出で、プラチナゲームズらしい作り! 小島プロダクションがプロデュース、プラチナゲームズが開発を行うことになる。
そのほか新作の最新情報も公開されたのでダイジェストでご紹介しておこう。『アンチャーテッド』シリーズのデベロッパー、Naughty Dogの新作『The Last of Us』が発表に。壊滅後の世界を舞台にしたサバイバルもののようだ。
『マスエフェクト3』も最新のトレイラーが公開された。リーパーの超巨大ロボットとのバトルは、まさに三部作の結末を飾るのにふさわしい内容。これが『ギアーズ オブ ウォー』シリーズかと思うほどの大型の虫型エイリアンがリーパーのロボットに飛びかかっていたが、あれは果たして……。
Diceのフロストバイト2エンジンを使ったBioWareの新作『Command&Conquer Generals 2』は2013年登場予定。これはエレクトロニック・アーツの『コマンド&コンカー』シリーズ最新作となる。
Ubisoftの『Tom Clancy's Rainbow 6: Patriots』も最新動画が公開されたタイトルのひとつだ。高層ビルのオフィスをテロリストが襲撃し、爆弾をくくりつけた重要人物らしき男を窓の外へ突き落とし、タクシーが並ぶ街路で爆破する……。すでに一般市民を人間爆弾に仕立て上げるシーンが公開されており、アメリカを知り尽くした極右テロリストとの厳しい戦いが描かれることになりそうだ。
『アランウェイク』の続編『Alan Wake's American Nightmare』は、Xbox Live Arcadeタイトルとして、アランの新たな戦いを描く。闇の存在と光で戦うというコンセプトは同様。今度はどんな悪夢(Nightmare)が待っているというのか?
『The Amazing Spiderman』は、街を跳梁跋扈するロボットたちに立ち向かうスパイダーマンがかっこいい! 一体どんなアクションゲームになっているのか気になるところ。『Transformer Fall of Cyborton』は2012年秋発売予定。どちらも版権ものということもあってか、近作が日本に上陸していないが……。
エピック・ゲームスのクリフ・ブレジンスキー氏は同社の新作『FORTNITE』を発表。ゾンビもの? ゾンビ風のクリーチャーから男たちが立てこもる様子からは、『ギアーズ オブ ウォー 3』のHordeモードのキャッチフレーズ“Fortification(要塞化)”を思い出すが、ゲーム性まで似ているかは不明。
“ゲーマーゴッド”を受賞のために登場したBlizzard Entertainmentのマイク・モーハイム氏は『Diablo III』のオープニングムービーを披露。イラストタッチで壮大な戦いの歴史を描く3DCGは素晴らしい出来。
『BioShock Infinite』の最新ムービーは、ヒロインのエリザベスを中心にした内容。そう、今回は狂人だらけの空間で孤独な冒険を強いられたこれまでのシリーズとは異なり、ヒロインのエリザベスとの関係が非常に重要なものとなるのだ。日本語版では沢城みゆきが吹き替える予定。
ちなみに賞はいかのような感じ。
ベストアクションアドベンチャー
『バットマン アーカムシティ』
ビデオゲーム ホール・オブ・フェイム(殿堂入り)
『ゼルダの伝説』シリーズ
ベストシューター
『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』
ゲーマーゴッド(ゲーマーの神)
Blizzard Entertainment
ゲームオブザイヤー
『ザ エルダースクロールズ V: スカイリム』
ほか