今後のアップデート計画も発表！
ゲームポットは2011年12月10日、東京都のTFTホールで、オンラインFPS（一人称視点シューティング）『ペーパーマン』のオフラインイベント゛PMC2011゛を開催した。PMC（PaperMan Championship）は『ペーパーマン』最強クランを決定する大会。今回参加したのは125クランで、イベントではオンライン予選を勝ち抜いた上位4クランによる決勝戦が行われた。
第1試合はKarma対Prontezza。マップは紛争地区が選ばれた。試合はKarmaが攻撃側のProntezzaへ逆にラッシュを仕掛け、序盤から連勝。一時は4-2でリーチをかける（5ラウンド先取で勝利）が、Prontezzaが２戦を取り返し、ともにリーチの状態で最終戦へ。Prontezzaがファーストキルを取って逆転勝利かと思われたが、冷静に対処して切り返したKarmaが決勝に駒を進めた。最初の試合から白熱する展開が見られ、会場は大盛り上がり。
第2試合は、わが町GINIA対Esperanza。マップはロボット工場で、わが町GINIAが何と5本先取のストレート勝ち。先手を取られても確実に取り返すチーム力の高さを見せつけた、わが町GINIA。念願のKarmaとの決勝戦を実現した。
続けて行われた3位決定戦では、Esperanzaがややリードして進めるものの、2対2のタイとしたProntezzaがそこから連勝して一気にリーチ。続く7ラウンド目はお互いに1選手のみを残した状態でProntezzaが爆弾設置するが、決めきれない。今度は逆にEsperanzaが連勝して最終ラウンドへ。最後はProntezzaが勝利し、3位となった。
決勝は5ラウンド先取の試合を3セット行うという形式。最初のマップはピラミッド。Karmaが序盤から絶好調で、ラッシュも待ちぶせてのカウンターもよく決まり、一気に4ラウンドを先取。わが町GINIAは、2ラウンドを返すのが精一杯。続くマップは池袋で、Karmaは第1ラウンドから全員生存したまま爆弾解除を決めるなど、勢いは止まらない。第2ラウンドもChie選手が4キルの大活躍を見せるなど、圧倒的な強さ。ラウンド数5-1で第2セットも取り、優勝を決めた。
Karmaはラジオチャットで実際のターゲットとは違った情報を流すというオフラインイベント用の作戦（プレイヤーが完全に会場の音を遮断しているわけではないので、実際とは逆の目標をKarmaが狙っているように聞こえてしまう）まで用意していたそうで、強豪クランならではのオフライン慣れした盤石の試合運びだったというべきか。実際、やたらと目標を叫ぶラジオチャットが会場に響いていると思ってはいたが……。
キャラ名：
Karma［1］Yone
Karma［4］Chie
Karma［5］238
Karma［2］Luna
Karma［3］Maki
GINIA［5］AAA^b
GINIA［6］Galaxy
GINIA［2］R^10
GINIA［4］Sweet
GINIA［1］Pika
PRONTEZZA//MT
PRONTEZZA//YU
PRONTEZZA//RT
PRONTEZZA//AA
PRONTEZZA//VL
Espe【Ace】Vuelo
Espe【At】轡.
Espe【Com】KuRea
Espe【Bu】Pretel
Espe【Am】lain
そしてプロデューサーの関芳樹氏から、オフラインイベント恒例の発表も。まずは依然として実装が遅れているスイッチウェポンシステムやオークションシステムなどの現況について。いまだ実装に向けて調整が行われている状態で、ちょっと時間がかかりそうな印象。
一方、12月14日に実施するアップデートとして、ちょっとうれしい機能が発表に。「『ペーパーマン』の武器の数も増えてきた」（関氏）ということで、名前や価格といった各要素によるソートが可能になる。さらに、ルームから出ることなく装備が変更可能になるとのこと。そのほか、『スペースインベーダー』とのコラボレーションを同日開催。また、すでに発表されている、コンピューターとの対戦が可能な“AIモード”や、ミッションシステム、クエストシステムの機能テストを来年1月から3月にかけて実施するという。あわせて、新キャラクターが来年2月に実装予定であることも明かされた。後日、名前の募集が行われる。
ゲストコーナーでは、本作のキャラクターの声を担当している声優陣から、檜山修之（ガイ役）、長谷川明子（ミリィ役）、水橋かおり（フッド役）が登場し、トークを繰り広げた。檜山は、『ペーパーマン』は何パターンも収録を行うので「僕自身ガイがよくわかっていません」と、ぶっちゃけまくり。長谷川は、同キャラクターにも関わらず声質や年齢が変わる点がおもしろいと付け加えていた。一方、水橋いわく、フッドは『ペーパーマン』の担当マネージャーに似ているそうで、イメージが要求と異なるところに固まってしまい、困ることになったとか。
檜山と長谷川はそれぞれ前回出演したオフラインイベントと比較して、会場が大規模になったことに感慨深げ。最後には、3人からそれぞれのキャラクターの声で、決勝に進出したクランへの応援メッセージも贈られた。
