店内にあるものは、ほぼすべて買えます!
映画、アニメ、ゲームなど、さまざまなジャンルのキャラクターを題材にしたフィギュアを手掛けるホットトイズが、東京の原宿にフラグシップ・ストア“トイサピエンス”を、2011年12月10日にオープンする。これに先駆けて、2011年12月2日にマスコミ向けの内覧会が開催された。
トイサピエンスでは極めて精巧な作りで知られるホットトイズ社製のフィギュアを始め、同社がリスペクトするメーカーによる定番キャラクターの新製品、ヴィンテージ品をチョイスして展示している。陳列棚はテーマごとにわかれており、なかにはかなりレアなフィギュアもあるのだが、なんとそれらはほぼすべてが購入可能だという。もちろん“トイサピエンス”でしか手に入らない限定アイテムも用意。お目当てのフィギュアを買う気まんまんで足を運ぶのもよし、数多のフィギュアを眺めてうっとりするのもよしという、作りになっている。ちなみに、スタッフに「ぜひこれを見ておいてほしいのは?」と質問してみたところ、『バットマン』シリーズでおなじみの“バットモービル”のフィギュア、同じく『バットマン』からジャック・ニコルソンバージョンのジョーカー(ティム・バートン監督版『バットマン』に登場)、そして『スターウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカーのフィギュアをオススメしてもらった。そのなかでもとくにジョーカーがイチオシで、その理由は初のフィギュア化だから。なんでも俳優のジャック・ニコルソン氏はフュギア化の肖像権が非常にきびしいらしく、同氏をモチーフにしたフィギュアはほとんど作られていなかったのだ。そんな背景もあってか、念願叶って作られたジョーカーの表情は、まるで生きているかのようにリアル。店舗へ足を運ぶ際には、ぜひチェックしてほしい一品だ。
店舗を取材していて、記者が個人的にグッと来たのは、映画『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の素手で生贄の心臓えぐり取り術で知られる“モラ・ラム”のフィギュア。あまりフィギュア事情に詳しくない身としては、そもそも彼がフィギュア化されていることに驚くし、あとはなんといってもシーンのセレクトが最高である。抜き取った心臓を高らかと掲げて、それが燃え上がるシーンを(たぶん)忠実に再現しているのだ。そのほか、スタジオジブリ、『ドラえもん』といった日本の国民的作品の陳列棚が設けられているのもうれしいところ。カッコイイだけでなく、かわいらしいもフォローされているので、子どもでも楽しむことができそうだ。