声優のトークイベントで会場は大盛り上がり!
人気恋愛シミュレーションゲーム『アマガミ』を原作としたテレビアニメ『アマガミSS』のオールナイト上映会が、2011年11月11日に行われた。この上映会は、『アマガミSS』の第2期である『アマガミSS+ plus』の放映決定を記念したもの。上映会は薫・紗江・逢・美也編と、はるか・梨穂子・詞・裡沙編の2回に分けて行われ、2011年11月11日には、薫・紗江・逢・美也編の上映が行われた。
また、上映会では、登場ヒロインの声を演じる声優によるキャストトークショウも開催。今回上映される話のヒロインとなる、棚町薫役の佐藤利奈、中多紗江役の今野宏美、七咲逢役のゆかなに加え、橘美也役の阿澄佳奈の司会進行でトークショウは進行した。
キャストトークショウが始まったのは、23時というかなり深い時間。阿澄佳奈が、「隣で寝ている人がいたら、勿体ないので起こしてあげてくださいね。みんなで助け合って乗り切ってください」と言うと会場からは笑い声が上がった。今回は、第2期である『アマガミSS+ plus』放送決定を記念してのものだが、この第2期が決定した時の感想を阿澄佳奈が各ヒロイン役の声優に聞くフリートークからイベントはスタート。
佐藤「『アマガミSS』の放映から、まだあまり経っていないので、ビックリしました」
ゆかな「私、スタッフの方よりもファンの方から先に聞いちゃって、「そうなんですか?」と聞き返しちゃいました」
今野「高橋先生役の早水さんから、『アマガミSS』の第2期やるんだねってメールをもらったのですが、そのことを知らなかったので、「私出ないよ」ってメールを返しちゃいました(笑)」
一同「笑」
ゆかな「でも、どんなお話になるんだろうね。ゲーム中のストーリーは、『アマガミSS』でほとんどいいところはやっちゃったし」
今野「別れるのかな?」
佐藤「全員分のバッドエンドをやっていくとか(笑)」
今野「それはいやー!」
といった和気藹々としたトークが続く中、阿澄佳奈が『アマガミSS+ plus』の概要を解説。第1期にあたる『アマガミSS』では、主人公の橘純一と各ヒロインの物語を、オムニバス形式で展開していた。『アマガミSS+ plus』では、『アマガミSS』のその後の物語が、こちらもオムニバス形式で描かれるという。どのヒロインの物語も各2話で展開するので、ファンも安心だ。また、阿澄佳奈は、「第1期では出ていなかったキャラクターもごにょごにょ……」と発言。いったいどんなキャラクターが登場するのか!?
阿澄「『アマガミSS』を振り返っての思い出は?」
佐藤「オムニバス形式だから、自分が演じるヒロインがメインになる順番があるんですけど、森島はるか(『アマガミ』のヒロインのひとり)のお話が最初に放送されたんです。で、すごいお話だったでしょ? 静ちゃん(森島はるか役)がかなりたいへんそうで……。だからみんな、「つぎは私だ。つぎは私だ」って怯えていた記憶が(笑)」
一同「笑」
佐藤「でも、4話かけてじっくりとお話を作っていただけたのはうれしかったですね」
今野「自分の役のヒロインがメインになるお話の収録が近づくまで、どんなお話になるのかわからないので、前のヒロインの声優さんが収録している時期は、自分の回はどうなるんだろうってドキドキしていましたね。でも収録が終われば、つぎのヒロインのお話はどんなのだろうって楽しくなりました(笑)」
阿澄「注射の順番待っているみたいですね~」
佐藤・今野・ゆかな「うまい!(笑)」
ゆかな「私も自分の順番がくるまではすごくドキドキして、思わず旅に出ちゃうんじゃないかと思いました」
阿澄「旅!?」
ゆかな「なんか緊張しすぎて……。でも収録時には″当たって砕けろ″の精神で挑みました」
阿澄「ヒロインの声優さんは、"当たって砕けろ"の精神で収録しています。そんな恋愛シミュレーションゲーム『アマガミ』(笑)」
一同「笑」
ゆかな「でも佳奈ちゃんは気楽でしょ?」
阿澄「はい!」
会場「笑」
阿澄「キャラクターソングの感想もお聞きしたいです」
佐藤「私は1曲をヒロイン役の6人で歌うと思っていたんですけど、レコーディングが終わったときに棚町薫ひとりのキャラクターソングだと知りました(笑)」
ゆかな「キャラクターソングの時は、ついにきたかって思いました(笑)。作業上アフレコよりも時期的に少し早かったので」
今野「私キャラクターソングないと思ったんだよね」
阿澄「いやいや! あるでしょ!!」
阿澄佳奈がツッコミをするなど、よきように展開を迎えつつフリートークコーナーは終了。つぎは、各声優が、『アマガミSS』の名場面を振り返るプレイバックコーナーがスタート!
「しかもコレ(ヘソにキスを)やってるの学校だからね!」というひと言も。
ちなみに、阿澄佳奈の印象に残っているシーンは、美也が主人公を甘噛む場面。「やってやったって思いましたね(笑)」とひと言。
つぎの話題は、『アマガミ』の好きなキャラクターについて。
佐藤「はるかさんが好きです。私、振り回されたい願望があるので、はるかさんと主人公のああいう関係ってすごくいいと思います。犬になれるかって言われるとちょっとアレな感じだけど(笑)」
阿澄「天然に振り回されてみたい?」
佐藤「お姉さんなんだけど、お姉さんっぽくないかわいさもあって。静ちゃんの声も相まって、いいよね」
阿澄「ゆかなさんはどうですか?」
ゆかな「逢以外だと薫です。放っておけないから。周囲から強い人みたいに思われてる人のほうが気になってしまいます」
今野「ずっと考えているんですけど、はるかさんの小悪魔チックなところと、薫さんのふわっとした髪の毛と、逢ちゃんの甘えさせてくれるところと、梨穂ちゃんのぽっちゃりしているところと、絢辻さんの頭がいいところが好きだな」
阿澄「いいところ取り!? 髪型は薫ちゃんなんですね」
今野「カッコいい。女子から憧れられる系!」
阿澄「私は、ゲーム版の収録をしているときから紗江ちゃんなんですよね。ずっと見つめていたい。そして困らせたい(笑)」
と4人は語った。
イベント恒例! azusaのミニライブも!!
トークショウが終了したあとは、『アマガミ』のイベントでは恒例となっているazusaのミニライブが行われた!
azusaのミニライブが行われ、会場は盛り上がりのピークを迎えたままキャストトークショウが終了。そして、登壇した5人から本日の感想を交えたメッセージが。
azusa「第2期も皆さんと『アマガミ』に関わることができて、本当にうれしく思っています。放送までしばらくありますが、それまではいま歌った曲とDVDなどを観て、『アマガミ』を満喫していただいて、来年またいっしょに盛り上がれることを楽しみにしています」
ゆかな「昨日今日と、とっても寒くて、雨も降っている中、こんなにたくさんの方に来ていただけてとってもうれしいです。これから楽しくも過酷な時間が続くと思うのですが(笑)、明日の分の寝たい気持ちを前借りして、楽しんでください」
今野「『アマガミ』を雨の神と勘違いしていた私としては、今日の雨は本当に『アマガミ』日和だなと感じています(笑)。第1期のときは、収録もお話もとっても楽しかったです。第2期でも、その楽しさを皆さんにお届けできると思っています。今日は寝ずにがんばってください」
佐藤「『アマガミ』と、『アマガミ』ファンの方とのお付き合いもとても長くて、これからもまだまだ続くと思っています。第2期はどんなストーリーになるのか、ぜひ楽しみに待っていてください。今日はて~んきゅ!(薫の名ゼリフ)」
阿澄「『アマガミ』では妹の美也役として出演させていただきまして、ラジオも非常に長く担当させていただいています。『アマガミ』の輪が広がっていく様子を間近で拝見させていただいているので、アニメの第2期が始まることをうれしく思っています。美也も出番はちょいちょいあると思いますので、1月の放送を楽しみにしていてください。本日は本当にありがとうございました」
5人の挨拶を最後に、キャストトークショウは幕を閉じた。その後は、『アマガミSS』薫・紗江・逢・美也編が上映された。来場者にとっては、これからが本番!?