トーク、プレゼント、サインの3本立て!
2011年11月23日、ヨドバシカメラ マルチメディア横浜にて、『メタルギア ソリッド ピースウォーカー HD エディション』&『メタルギア ソリッド HDエディション』発売記念イベントが開催された。
このイベントは、2011年11月10日に発売されたプレイステーション3・Xbox 360用ソフト『メタルギア ソリッド ピースウォーカー HD エディション』と、本日2011年11月23日に発売されたプレイステーション3・Xbox 360用ソフト『メタルギア ソリッド HDエディション』の発売を記念して行われたもの。KONAMI・小島プロダクションの小島秀夫監督、『メタルギア』シリーズの声優としておなじみの大塚明夫、井上喜久子、菊地由美が登壇し、トークショウ、抽選会、サイン会を行った。
ヨドバシカメラ マルチメディア横浜の1Fエントランスには、500人はゆうに超えているであろう『メタルギア』ファンがずらり。小島監督とキャスト陣が登場すると、大きな歓声が上がった。キャスト陣は、それぞれ「みんな朝から待っててくれたんでしょう、さむかったろう……待たせたな!」(大塚)、「井上喜久子、17歳です!」(井上)、「HDとは……ハイクオリティーなストレンジラブだ!」(菊地)と、決め台詞付きで登場した。なお、井上のセリフの後、来場者はしっかり「おいおい」とツッコんでいた。
ついに発売された2作の『HDエディション』について、小島監督は「ボリュームたっぷりなので来年まで遊んでください。それまでは新作が出ません(笑)。10年前、雷電があんなに嫌いだったのに、いま見ると違う……という思いを味わえると思います。なんでフ●●ンやねん! って思う(笑)。あいつは命がけでギャグをかましていたんです」とコメント。また、「来年は『メタルギア』25周年なので、何かある……んでしょうね。それまで遊んでください」と、気になる発言もあった。
また、菊地は「あんなに大きな画面でストレンジラブが拝めるなんて……ほんとに夢でした」、大塚は「自分はまだプレイしていませんが、右にもスティックが付いたことでやりやすくなったらしいです。ぜひやってみてください」、井上は「今日は勤労感謝の日なので、働き終わって残ったエネルギーをゲームにぶつけてください……エネルギー余ってないかもしれませんが(笑)」と語った。
続いて、トークは思い出深い収録エピソードの話題に。大塚は、いちばん印象に残っているのは『メタルギア ソリッド』だと答え、「あんなに喋ったのは初めて。収録しても収録しても、無線機のセリフなどがどんどん増えて終わらなかった」と語った。なお、小島監督の作品で追加収録が行われるのは定番で、『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』で井上が演じたサニーのセリフなどは、マスターアップ直前に録り直したという。また、井上は「収録が楽しいから、また行ける! と思う」、菊地は「あそこ録り直したい……! と思った願いを叶えてくれる」と、追加収録を楽しんでいることを語った。
お次は、ユーザーから印象に残ったセリフ・シーンを募集して紹介する“メタルギア“MY BEST”メモリーズ”コーナー。これはもともと、東京ゲームショウ2011のステージイベントにおける企画。今回は、東京ゲームショウ2011で紹介しきれなかったものが披露され、井上はザ・ボスのセリフ「ありがとう ジャック」、菊地はストレンジラブの「それが すべてを棄ててまでも 彼女が求めたもの そして やはり 叶わなかったもの」、大塚は『メタルギア ソリッド2』の「俺たちは伝えなければならない 俺たちの愚かで 切ない歴史を それらを伝えるために デジタルという魔法がある 人間が滅びようと つぎの種がこの地球に生まれようと この星が滅びようと 生命の残り香を後世に伝える必要がある 未来を創ることと 過去を語り伝えることは同じなんだ」というセリフを読み上げ、ファンたちを喜ばせた。
ここで、トークショーが終わる……かと思いきや、なんと! サプライズで、2011年11月24日に52歳の誕生日を迎える大塚明夫に、ケーキと花束がプレゼントされた。ケーキは、スネークが描かれた特別なもの。スタッフやファンみんなが温かい拍手を送った。
トークショーの後は、豪華プレゼントが当たる抽選会とサイン会が開催。出演者たちは、ファンひとりひとりと、ていねいに言葉や握手を交わし、日ごろの応援への感謝を伝えた。