『モダン・ウォーフェア3』いよいよ上陸間近!

 2011年11月14日、スクウェア・エニックスが、東京都品川区の品川インターシティーホールでミリタリーFPSシリーズ最新作『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』の字幕版とPC版の発売を17日に控え、発売直前パーティを開催した。会場では、13日より放映中のテレビCMでナレーションを勤めているアーティストのGACKTほか、吹き替え版で声を担当している声優陣らのゲストが登場。来場者には17日発売の字幕版がひと足先に渡されるサプライズも。イベントの模様をまとめてお届けする。

 イベントは、本作の背景を語っていく、吹き替え版のオープニングを編集した映像からスタート。シリーズのこれまでの様子がフラッシュバックしていく……『モダン・ウォーフェア』シリーズを通して描かれてきた長き戦いに、ついに決戦の時が訪れたのだ。

GACKTも登場! Call of Duty Eliteの実施も決定『モダン・ウォーフェア3』発売直前パーティ_02

 冒頭では、スクウェア・エニックスの和田洋一社長があいさつ。和田氏は本シリーズについて「世界中のゲーム開発者がうちひしがれるほどの出来」と表現し、先日発売日を迎えた海外で、発売初日にして650万本を売り上げたとされる本作への期待感の高さを示した。そして、海外ゲーム、とくに本作のようなタイトルが「洋ゲー」、「FPS」とくくられることで、逆に敬遠されてしまい、その優れたポテンシャルを十分に発揮できていないと言及。そんな中、本シリーズは多くの人に受け入れられているとして、本作から海外の優れたゲームに触れてみてほしいとの意向を語った。

 また、クオリティーだけでなく、『コール オブ デューティ』というタイトルそのものが、マルチプレイ対戦を通じ、コミュニティーのプラットフォームになっているのもすごいと説明。『コール オブ デューティ』シリーズとしては前作にあたる、『ブラックオプス』に引き続き、イベントの参加者にソフトを配布すると発表。ユーザーの盛り上がってもらうことこそ、コミュニティー形成には欠かせないというわけだ。和田氏は「今晩深夜より、戦場でお会いできればと思います」としめくくった。

コラボジープ販売に、六大学対抗戦も

GACKTも登場! Call of Duty Eliteの実施も決定『モダン・ウォーフェア3』発売直前パーティ_01

 続いて、本作の宣伝プロデューサーである井上和則氏が各種プロモーション施策について紹介。まずは既に発表されている、カラオケパセラ(都内)とジャンカラ(近畿)でのプロモーションについて発表。一部店舗でオリジナルメニューを展開しているほか、パセラ秋葉原昭和通り店で11月30日までコラボルームが、パセラ秋葉原電気街店B1Fバーリズムで11月28日までコラボカフェが、ジャンカラ茶屋町店、天王寺店でも、12月1日から25日までコラボルームが展開される。

 お次は海外でもプロモーション展開されている、Jeepのコラボレーションモデル“ジープ・ラングラー アンリミテッド ルビコン Call of Duty II”の紹介。本日より限定60台の予約受付を開始しており、価格は税込で428万円。2012年3月発売予定とのこと。ちなみに成約するとプレイステーション3版の『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』字幕版がもれなくプレゼントされるので、ソフトを買うついでに……とは行かないだろうが、タイアップによりゲーム中にもバリバリ出てくるそうなので、男子の夢ジープを手に入れるいい機会かも?

 そして、何と本作の六大学対抗戦も決定。東京大学、慶応大学、早稲田大学、明治大学、立教大学、法政大学の学生が参加するこの戦いは、2012年3月に都内で開催予定。賞金は何と100万円。ちなみに、一般からの応募も可能で、特別編成したチームが大学チームの勝者と戦うらしい。ニコニコ生放送による中継なども予定しているそうなのでお楽しみに。

GACKT、援護はバッチリ

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 そしてつい先日から放映中のテレビCMが流れると、サイレンとともにミリタリールックのダンサーを従えてGACKTが登場。ナレーションに本作らしい臨場感ある雰囲気が出せたとして、収録には満足している様子。

 ここで、実はFPSも少し遊ぶというGACKTとともに、井上氏が協力プレイで実機デモを遊ぶことに。舞台として選ばれたのは、協力プレイモードであるスペシャルオプスのひとつ“Fire Mission”。井上氏が操作するキャラクターが敵の基地に潜入するなか、AC-130でGACKTが爆撃して援護をするという、ちょっと変わった内容のミッションだ。

 序盤をいい感じにクリアーした井上氏だったが、途中であえなくダウン。焦る井上氏は、続く2回目、3回目も失敗してしまう……。と、ここでGACKTが「自分は下手だが、こうして一緒に楽しめる」とナイス援護射撃。上達するには時間がかかるゲームだが、映像の臨場感などを味わいながらプレイして腕をあげていってほしいと語り、デモセッションをしめくくった。

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『Call of Duty Elite』は「日本でもやります!」

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 休憩を挟んだ第2部では、12月22日に発売予定の吹き替え版の声優、岡林史泰(ソープ・マクタビッシュ役)、楠大典(トラック役)、白熊寛嗣(ウォークロフト役)、植田佳奈(アリョーナ役)らを交え、吹き替え版のデモプレイが披露された。

 最初にプレイしたのは、デルタフォースの隊員フロストとなって戦う、キャンペーンモードのベルリンでのミッション。アリョーナを救出する部隊のサポートとして出撃するが、予想以上の反攻に合い、事態が激変していくという内容だ。ここでは井上氏がプレイしたのだが、声優一同、自分たちの声が使われている実際の画面を見るのは初めてだそうで、とくに本作をそこそこプレイしている岡林などは、身を乗り出して熱中していた。

 続いてその岡林と井上氏でスペックオプスのサバイバルモードをプレイしていると、WAVE10まで順調に進んだところで、遅れていた植田も到着。ユーザーも交えて、4人対4人でマルチプレイをすることに。えぇと、結果は猛者がいたユーザーチームが圧勝の流れとなり、岡林がナイフを振るいつつ奮闘するも、思うように勝てない楠と白熊がボヤキまくり、植田佳奈の悲鳴が飛び交うという阿鼻叫喚の事態に。

 なお、11月17日午後8時より、毎週木曜日にニコニコ生放送にて岡林と植田が『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』についての番組をやるとのこと。果たして全6回の放送が終わるころ、ふたりはどれだけ成長しているのだろうか?

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 イベントの終盤、井上氏からは、字幕版を購入し、スクウェア・エニックス メンバーズに11月30日までに登録した人への早期購入特典が発表に。何と抽選でプレイステーション3版、Xbox 360版それぞれ100名に吹き替え版が当たるほか、アマゾンでの予約特典だったコレクターズボックスや、両ハードのコントローラー、ワイヤレスヘッドセットなどが当たるという、うれしいものばかり。

 そしてさらに、懸念されていた本作に対応したSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)『Call of Duty Elite』について、仕様は調整中であるものの、「日本でもやります」と宣言すると、会場からは拍手が起こった。

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