■狩る者、そして狩られる者の末路
『ファイナルファンタジー』シリーズなどで知られるシナリオライターの野島一成氏が、名取トウコら8人の少年少女たちの逃亡劇を綴る『武装中学生』。主人公の中学生たちは、“あるもの”を手にしたことで、クリスをリーダーとするエージェントたちに追われる身となる。クリスたちは、フランスの民間警備会社、“トライデント”に所属する傭兵たち。彼らは非正規のルートで装備を持ち込み、中学生たちの追跡を開始する。2026年の日本を舞台に、トウコたちは、国家の未来を懸けた戦いの渦中に飛び込んでいく……。
●相場良祐氏が手掛けるイメージボード
『武装中学生』の世界設定を象徴する、5点のイメージボードを掲載。これらは、『ファイナルファンタジーXI』のアートディレクターを務め、現在はフリーランスのイラストレーターとして活躍中の相場良祐氏によるものだ。描かれているのは、逃避行中に見る夜景、学院での授業風景、現代と酷似しながら決定的な違いのある街並。そして、中学生たちの“ある結末”を示す、衝撃的なイラストも……。トウコたちの逃避行は、死という現実と見つめ合う、中学生には過酷なものになるのかもしれない。
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