秋葉原に、コンセプトカフェ“グッドスマイル＆カラオケの鉄人カフェ”が登場

●そのほかにもふたつの新プロジェクトが発表に

　大手ホビーメーカーのグッドスマイルカンパニーと。カラオケチェーン“カラオケの鉄人”を運営する鉄人化計画は2011年10月27日、東京の秋葉原にあるAKIBA カルチャーズZONEで発表会を開催。両社でタッグを組んで贈るコンセプトカフェ“グッドスマイル＆カラオケの鉄人カフェ”を、2011年10月28日より同会場にてオープンすることを明らかにした。

　両社によるコンセプトカフェは、すでに千葉県・松戸で実験的にスタートしており、今回の秋葉原店は2店舗目となる。グッドスマイルカンパニー代表取締役社長の安藝貴範氏は「秋葉原を第2のスタートにしたい」とコメント。また、鉄人化計画代表取締役社長の日野洋一氏は、取り扱い楽曲の最大化を目指すうえで、アニメ方面に強いグッドスマイルカンパニーと組むことになったと、コンセプトカフェオープンの経緯を明かした。

▲日野氏（左）と安藝氏（右）。

　“グッドスマイル＆カラオケの鉄人カフェ”では、店内に数多くのフィギュアを展示するとともに、グランドオープン時には『魔法少女まどか☆マギカ』、『Fate／stay night』、『カーニバルファンタズム』といった作品とコラボレーションを実施。限定メニューを提供するほか、物販コーナーには同作品の関連グッズを取り揃える。また、鉄人化計画の協力で店内にはカラオケルームを3つ用意。これらは無料で使用できるとのことだ。なお、店舗の基本的な運営は鉄人化計画が担当しており、グッドスマイルカンパニーは企画、ライセンシング、宣伝、商品化、デザインディレションといった分野を担っている。

　今後の店舗展開については、2011年冬に台湾の台北に台北店をオープン予定。2012年にも海外へ展開を予定している。台北以外の海外店舗についてはまだ未定だが、鉄人化計画の日野氏は「日本のコンテンツに関心を示してくれるところに順次展開していきます」と語っている。安藝氏も「この秋葉原の熱気を世界に届けようと思います」と、世界進出への強い意気込みを見せた。

　この日は“グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ”のほかにも、ふたつの新プロジェクトが発表となった。ひとつは、サンジゲン、トリガー、オースという新進気鋭の制作スタジオが集結した新スタジオ“ウルトラスーパーピクチャーズ”の設立発表。グッドスマイルカンパニー、ブシロード、ニトロプラス、ピクシブ、マックスファクトリーの5社共同出資による新会社で、“すぐれたものは終わらせない”をコンセプトに、日本のアニメを世界へ広げていく狙いだ。代表取締役社長を務めるのはサンジゲンの松浦裕暁氏で、同氏は「正しいものを作って、正しく市場に流通させ、正しくジャパニーズアニメーションを世界に発信したい」と宣言した。なおウルトラスーパーピクチャーズの第1弾作品は、『ブラック★ロックシューター』。2012年1月から、ノイタミナ枠で全8話放送予定だ。

▲松浦氏。

　もうひとつの新プロジェクトは、コスパ、ブシロード、グッドスマイルカンパニーが共同出資した新会社“ハイチューブ”の設立。コスパのアパレルおよびグッズ、グッドスマイルカンパニーのフィギュア、ブシロードのカードゲームと、3社それぞれの強みを最大限に活かして、さまざまなコンテンツ分野の情報を集約し、マーケティングおよびプロモーション特化した会社として運営される。今後はキャラクターコンテンツビジネスに新しい価値観、価値あるサービスの提案を目指すとのことだ。

グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ
展示フィギュアなどを写真でチェック！