●宴の名に恥じぬ、超豪華なキャンペーンが盛りだくさん
カプコンのWii、プレイステーション3用ソフト『戦国BASARA3 宴』(2011年11月10日発売予定)の完成披露会が、2011年10月22日に東京・水道橋にある東京ドームシティ シアターGロッソで開催された。『戦国BASARA3 宴』は、昨年発売された『戦国BASARA3』で語られなかった物語を描くとともに、新キャラクターを始め多数の新要素を追加した、まさに“宴”な内容となっている。そして、今回の完成披露階ではその宴をさらに盛り上げるさまざまな企画が『戦国BASARA』シリーズのプロデューサーである小林裕幸氏から発表された。
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まず小林氏は、ゲームのオープニング映像を公開。ねぷたを彷彿とさせる乗り物の上で武将たちが激しいバトルをくり広げるという内容で、一騎打ち、空中戦ありとファンならば興奮すること間違いなしのシーンが連続する。そして、最後は盛大な花火で占め……と、イイ意味でやり過ぎな仕上がりだ。さらに、これと併せてテレビCMも本邦初披露。
『戦国BASARA3 宴』では今回、東日本編、西日本編、アクション編、ドラマ編という全4種類のCMを用意。東日本編、西日本編は、その地方の主要武将にフィーチャーした内容で、タイトルからも分かる通りそれぞれの地方でしか放映されない。アクション編では『戦国BASARA3 宴』のド派手なアクションをオープニング映像を交えながら紹介。これら3つのCMはソフト発売の前週に当たる2011年11月2日より放送開始予定となっている。ちなみに、バックで流れている音楽はT.M.Revolutionが歌うゲームのオープニングテーマ『宴-UTAGE-』だ。4つ目のドラマ編では、Do As Infinityが歌うエンディングテーマ『黄昏』に乗せて、武将たちのドラマが展開。バラードの曲調に合わせて映像もどこか穏やかとなっており、ほかの3つとの対比が印象的な仕上がりだ。放送開始はソフト発売と同日の2011年11月10日を予定している。
CMで使われている楽曲のCDおよび、サントラ盤はソフト発売の翌週2011年11月16日に登場。なかでも注目なのが、オープニングテーマ『宴-UTAGE-』だ。ただのシングルCDではなく、シリーズ歴代のオープニング7曲を収録したミニアルバムとなっており、さらにふたつの初回生産限定盤を用意。初回生産限定盤Aは、『戦国BASARA3 宴』のイメージとリンクしたCGジャケットを採用し、シリーズ作のオープニング映像を収録したDVDなどを同梱している。もうひとつの初回生産限定盤Bは、『戦国BASARA』のアニメシリーズで作画を担当するプロダクションI.Gの大久保徹氏による描き下ろし西川貴教のイラストがジャケットを飾り、特典にはドラマCDを用意。価格は初回生産限定盤Aが3150円[税込]で、初回生産限定盤Bが2700円[税込]となっている。なお、通常版も描き下ろし西川貴教のイラストをジャケットに使用し、価格は2200円[税込]。
続いては今回の完成披露会の目玉とも言えるのがタイアップ企画の発表だ。その数全7つと、かなりのボリュームになっている。以下、項目ごとに詳細をお届けしよう。
タイアップ その1
<戦国BASARA 味の宴弁当>
駅弁とのコラボが再び。『戦国BASARA3 宴』に登場する武将たちをモチーフにしたおかずがてんこ盛りで、まさに味の宴だ。購入者には、オリジナル待受けプレゼントがあるほか、3種類すべてを購入した人には『戦国BASARA』グッズが当たるプレゼントキャンペーンも実施予定。全3弾展開され、第1弾では松永久秀、徳川家康、石田三成をイメージした駅弁に。第2弾は片倉小十郎、伊達政宗が、第3弾は猿飛佐助、真田幸村がそれぞれモチーフになっている。価格はいずれも1100円[税込]で、販売期間および、販売駅とおもな売店は以下の通り。
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◆販売期間
第一弾 2011年11月3日(木)〜11月9日(水)
第二弾 2011年11月10日(木)〜11月16日(水)
第三弾 2011年11月17日(木)〜11月23日(水・祝)
◆販売駅と主な売店
東京駅(5号売店)、上野駅(59号売店)、大宮駅(駅弁屋 旨囲門)、新宿駅(駅弁屋 新宿店)、品川駅(駅弁屋 品川宿)
タイアップ その2
<名古屋“BIKENIA CAFE”とのコラボ>
『戦国BASARA クロニクルヒーローズ』に続いて、名古屋“BIKENIA CAFE”とコラボ。『戦国BASARA3 宴』の発売に合わせて店内装飾も一新され、同作をモチーフにした期間限定の新メニューやオリジナルノベルティーが用意される。2011年11月1日よりスタートし、ソフト発売前と後でメニューは変化。ファンならどちらも通うしかない!?
提供オリジナルメニュー
■2011年11月1日(火)〜11月9日(水)
デザートプレート2種“宴〜和プレート〜”、“宴〜洋プレート”
■2011年11月10日(木)〜終了日未定
『戦国BASARA3 宴』に登場する武将をモチーフにしたフード、ドリンクメニューを予定
▲期間中、オリジナルメニューを注文した人へ、『戦国BASARA3 宴』の武将をあしらったオリジナルコースター(非売品) をプレゼント。コースターは全部で12種類。さらに、スタンプカードで10ポイントためると『宴』の武将をあしらったプレミアムノベルティのピンバッヂも贈られる。 |
タイアップ その3
<戦国BASARA3 宴 PASELA PARTY>
毎回好評を博している人気カラオケチェーン“パセラ”グループとのコラボレーションは、今回ももちろん実施。コラボメニューが数多く提供されるほか、オリジナルのノベルティーグッズも数多く用意される。コラボメニューが味わえるのは、ソフト発売日の2011年11月10日からで、2011年12月1日まで実施予定。対象店舗は以下の通り。
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■実施店舗
【コース予約可能店舗】
秋葉原昭和通り、秋葉原電気街店、新宿本店、新宿靖国通り店、池袋本店、池袋西口店、上野本店、御徒町店、赤坂店、銀座店、渋谷店、関内店、横浜西口店
【単品メニュー展開店舗】
秋葉原昭和通り、新宿本店、池袋西口店、上野店、赤坂店、銀座店、渋谷店、関内店、横浜西口店
タイアップ その4
<Zoffとの“伊達メガネ”コラボ第二弾>
『戦国BASARA クロニクルヒーローズ』発売時に行われ、開始と同時に即完売した、メガネチェーンZoffとの“伊達メガネ”コラボ。その第二弾が実施される。今回は伊達政宗のほか、『戦国BASARA3 宴』のメイン武将である松永久秀、片倉小十郎、猿飛佐助の3人をモチーフにした伊達メガネが登場。詳細は追って公式サイトなどで発表されるとのことだ。
タイアップ その5
<ANAセールスとのタイアップ旅行商品が販売決定>
ANAが展開する、航空券と宿泊プランがセットになったお得なパッケージツアー“旅作”が、『戦国BASARA3 宴』とコラボすることに。特別設定プランを用意し、武将たちゆかりの地へ案内する。第一弾、第二弾が実施され、詳細は以下をチェックしてほしい。
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■第一弾:2011年11月10日発売予定
(宿泊期間11月〜3月)
旅行エリア:宮城県、愛知県、広島県
■第二弾:2011年11月30日発売予定
(宿泊期間12月〜3月)
旅行エリア:東京都、大阪府・京都府、鹿児島県
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タイアップ その6
<大江戸温泉物語とタイアップが決定>
東京・お台場にある日本最大級の温泉テーマパーク“大江戸温泉物語”内に、期間限定で『戦国BASARA3 宴』コーナーが登場することに。さらに、オリジナルグッズの販売も予定。実施は今冬を予定しており、詳細が決まり次第公式サイトなどで告知される。
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タイアップ その7
<映画『ギャルバサラ』とのプレゼントキャンペーンを実施>
2011年11月26日より全国順次公開される劇場映画『ギャルバサラ-戦国時代は圏外です-』と、“BASARA(バサラ)”つながりでタイアップキャンペーンが行われる。『戦国BASARA3 宴』発売日の2011年11月10日より双方の公式サイトにて、クイズに正解した人の中から抽選で『戦国BASARA』グッズや映画『ギャルバサラ』の前売りチケット、両タイトルのコラボグッズが当たるプレゼントキャンペーンがスタートする予定だ。詳細は各公式サイトで随時公開される。
そのほか、完成披露会では9月の東京ゲームショウ2011で発表され話題を呼んだ、“第1回BSR48選抜総選挙”の詳報も公開に。これはシリーズに登場したプレイヤー武将や地方領主、総勢48人の中からユーザー投票で選抜武将を決めるというもので、投票券はソフトに同封されており、1枚につき1武将に投票することができる。1位に選ばれた武将はドラマCDへ主演、さらにイメージ映像、CM作成も行われる……というところまではすでに発表されているが、今回そのほかの情報も明らかにされた。
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まずドラマCDに関しては、主演を含め上位7人が出演できることが決定。そのほかに、10位、20位、30位、40位にランクインした武将のうち抽選でひとりが登場し、総勢8名でドラマCDが作成されることになったのだ。また、現在更新中の選挙ポスターに続いて、ソフト発売日からは全48武将の政権放送PVが公開。小林プロデューサーいわく「いろいろおもしろく考えておりますので、楽しみにお待ちください」とのことで、ユニークな内容が期待できそう。第1回BSR48選抜総選挙の投票期間はソフト発売日〜2011年1月10日まで。選挙速報はケータイサイト“特製瓦版”からチェックすることが可能だ。
豪華7大タイアップの発表を始め、盛りだくさんの内容となった完成披露会。小林プロデューサーは最後に「『戦国BASARA』シリーズは皆さんのおかげでここまで発展しております』と感謝の言葉を述べるとともに、「シリーズも7年目に突入し、このあいだ5周年と言っていたのが嘘のようです。今後もさまざまな展開をしていきますので、よろしくお願いします」とシリーズのさらなる発展を約束して、イベントを締めた。
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なお、今回の完成披露会に併せて、舞台『戦国BASARA3』のゲネプロ(公開リハーサル)も実施。舞台挨拶には出演俳優に加えて、舞台の構成・演出を担当する西田大輔氏も登壇した。「全員武器が違うので、そういった点もゲームさながらに楽しんでもらえればと思います」と見どころを語るとともに、「ふつうに考えればありえない武器ばかりなので(笑)、殺陣を考えるときは稽古場にゲームを持ち込んで参考にしていました」と舞台裏の話も披露。小林プロデューサーは「ゲームの再現率が本当にスゴイことになっています」とその仕上がりを絶賛するとともに、「本当にいいメンバーが揃ったなと思います」とキャスト陣のクオリティーにもみずから太鼓判を押していた。
舞台『戦国BASARA3』は2011年10月23日〜10月30日まで東京ドームシティ シアターGロッソにて開催。当日販売のチケットもわずかだがまだ残っているそうなので、興味がある人はぜひ足を運んでみよう。チケット価格は全席指定で7140円[税込]となっている。
<ゲネプロリポート>
舞台『戦国BASARA3』はそれぞれの武将が東軍、西軍にわかれ、関ヶ原の合戦へ突入するまでを描いたストーリー。衣装だけでなく、役者の動きもゲームの技を忠実に再現しており、そのクオリティーには驚かされるばかりだった。もちろん武将以外の雑兵たちも終始舞台上を走りまわっており、ダイナミックな臨場感を表現。BGMはゲームと同じくT.M.Revolutionの『Naked arms』(『戦国BASARA3』のオープニングテーマ)や石川智晶の『逆光』を採用しており、ゲームを遊んだ人ならアガルこと間違いなしだ。舞台演出に関しても、徳川家康が地面を叩いて土の柱を作ったり、大谷吉継の座った姿勢で空中に浮かんでいるとう設定をリフトで利用して再現したりと見どころ満点となっていた。
『戦国BASARA』シリーズの舞台化は再演を含めて今回で3度目。役者陣の演技、殺陣、そしてダイナミックな舞台演出は回を追うごとに迫力を増している印象だ。いよいよ発売となる『戦国BASARA3 宴』もぜひ舞台化して、役者たちによる盛大な宴を見せてほしいところだ。
<舞台『戦国BASARA3』キャスト>(順不同・敬称略)
広瀬友祐(徳川家康役)/中村誠治郎(石田三成役)/久保田悠来(伊達政宗役)/細貝圭(真田幸村役)/戸谷公人(長曾我部元親役)/小谷嘉一(毛利元就役)/白川裕二郎(黒田官兵衛役)/吉田友一(片倉小十郎役)/村田洋二郎(猿飛佐助 役)/宮下雄也(小早川秀秋役)/村田雅和(大谷吉継役)/谷口賢志(天海役)/山崎真実(雑賀孫市 役)/川村ゆきえ(鶴姫役)/
構成・演出:西田大輔
(C)2011『ギャルバサラ』製作委員会