レベルファイブも告訴――Shareを通じた違法アップロードで6名が相次いで逮捕

ファイル共有ソフト“Share(シェア)”を通じた違法アップロードによる著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで、大阪府八尾市のパート従業員男性(35歳)ら6名が福岡県警生活経済課サイバー犯罪対策室と中央署によって逮捕された。

●『レイトン教授』、『イナズマイレブン』シリーズが被害に

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 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、ファイル共有ソフト“Share(シェア)”を通じた違法アップロードによる著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで、大阪府八尾市のパート従業員男性(35歳)ら6名が福岡県警生活経済課サイバー犯罪対策室と中央署によって逮捕さたと発表した。違法アップロードされた著作物の中にはレベルファイブの『レイトン教授』、『イナズマイレブン』シリーズも含まれており、同社は鑑定・告訴も行なっている。以下、詳細をリリースより抜粋。


 福岡県警生活経済課サイバー犯罪対策室と中央署は、平成23年10月17日までに、ファイル共有ソフト「Share」(シェア)を通じて、漫画やゲームソフト、ビジネスソフトなどを権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた、大阪府八尾市のパート従業員男性(35歳)ら6名を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕しました。

 男性らは、それぞれ、平成22年4月ころから平成23年5月ころまでの間、下記各著作権者が著作権を有する著作物を、ファイル共有ソフト「Share」を通じて権利者に無断でアップロードして不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれています。

 警察の調べによると、各被疑者はそれぞれ容疑を認めており、いずれも「ダウンロードしやすくするため」アップロードしていたと供述しているとのことです。

事件1
【逮捕日】平成23年10月17日
【被疑者】大阪府八尾市 パート従業員男性(35歳)
【著作物】
 ・「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」第1巻
 ・「ケロロ軍曹」第1巻
 ・「ONE PIECE」第58巻「この時代の名を白ひげと呼ぶ」
【鑑定・告訴】
 ・角川書店、漫画作家2名
 ・集英社、漫画作家1名

事件2
【逮捕日】平成23年10月11日
【被疑者】長崎県長崎市 会社員男性(33歳)
【著作物】
 ・「ATOK 2011 for Windows[プレミアム]」
 ・「ナビソフト ドライブマップSUPERエリアサーチ関東・甲信越・東北・北海道」
 ・「ナビソフト ドライブマップSUPERエリアサーチ東海・北陸・甲信越・近畿」
 ・「ナビソフト ドライブマップSUPERエリアサーチ近畿・中国・四国・九州」
 ・「BLUETREND Win Ver4.1」
 ・「BLUETREND Field com Ver4.1」
 ・「TREND Pocket Ver4.1」
 ・「TREND EYE Ver1.1」
 ・「TREND RVSCAN Ver2.0」
【鑑定・告訴】
 ・ジャストシステム
 ・ゼンリン
 ・福井コンピュータ

事件3
【逮捕日】平成23年9月27日
【被疑者】埼玉県羽生市 会社員男性(46歳)
【著作物】
 ・「名探偵コナン PART13 Volume4 第366話 丸見え埠頭の惨劇[前編]」
 ・「名探偵コナン」第369話「ツイてる男のサスペンス」
 ・「名探偵コナン」第370話「逃げ回るゲームソフト」
【鑑定・告訴】
 ・トムス・エンタテインメント

事件4
【逮捕日】平成23年9月12日
【被疑者】愛知県豊川市 会社役員男性(46歳)
【著作物】
 ・「スピードラーニング英語(全48巻)初級コースの第1巻から第16巻」
 ・「スピードラーニング英語(全48巻)上級コースの第1巻から第3巻」
 ・「イナズマイレブン3 世界への挑戦!! ボンバー」
【鑑定・告訴】
 ・エスプリライン
 ・レベルファイブ

事件5
【逮捕日】平成23年8月31日
【被疑者】鳥取県東伯郡 遺跡発掘作業員男性(31歳)
【著作物】
 ・「レイトン教授と不思議な町」
 ・「レイトン教授と最後の時間旅行」
 ・「レイトン教授と悪魔の箱」
 ・「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ブリザード」
【鑑定・告訴】
 ・レベルファイブ

事件6
【逮捕日】平成23年7月25日
【被疑者】神奈川県相模原市 大工男性(41歳)
【著作物】
 ・「レイトン教授と最後の時間旅行」
 ・「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ブリザード」
 ・「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア」
【鑑定・告訴】
 ・レベルファイブ

※1 専務理事・事務局長、久保田 裕のコメント
 今回の摘発では社会の中核を担う世代が軽い気持ちで著作権侵害をおこなっており、極めて残念に思っております。言うまでもありませんが、ファイル共有ソフトの悪用を含めインターネットに他人の著作物を無許諾でアップロードする行為は、著作権を侵害する行為であり、重い刑事罰が定められています。ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害については、今回も含めてこれまで数多く摘発がおこなわれ、報道もされてきました。もはや「著作権を侵害するとは知らなかった」とは言えないはずです。ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害行為は金輪際やめていただきたいというのが正直な思いです。当協会としましては、今後とも著作権侵害行為のない社会を実現するため、刑事事件への協力を含む様々な普及啓発活動を行ってまいります。

※2 ファイル共有ソフトを通じた著作権侵害の摘発一覧(ACCS調べ)
http://www2.accsjp.or.jp/fileshare/criminal/

※3 ACCSは、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)が実施する啓発メールの送付活動に参加しており、ファイル共有ソフトのネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対しても、ファイルを削除するよう求める活動を行っています。