●次期大型アップデート“ビフロスト”は11月実装予定

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 2011年10月15日、秋葉原のUDXギャラリーで、『ラグナロクオンライン』の世界大会“RWC2011”のパブリックビューイングが行われた。ファンイベント“RAG-FES”が共催されたほか、PlayStation Vita用ソフト『ラグナロク オデッセイ』のプレイアブル出展なども行われ、多くのファンが足を運んだ。

 日本代表のGreensleevesはシードで、フィリピンに勝ってベスト8に進んできた対韓国戦からの登場。第1試合は“ゴスペル”をかけてからスタートし、日本がセンターを取りながら韓国チームを凍結に追い込み、プロフェッサーを倒す。その後も“阿修羅覇凰拳”で韓国選手を倒していき、逆転を狙って回り込もうとしたチャンピオンも倒して、きれいに圧勝。あまりのスムーズさに会場からは歓声が上がった。
 続く第2試合は、韓国チームも対応して“ゴスペル”を使ってくるように。ここも勝って2回戦へと駒を進めたい日本だったが、序盤でパラディンが倒されてしまい、やや苦しい展開へ。クラウンがいい立ち回りを見せて“寒いジョーク”を決めて凍結状態にしていくのだが、相手のパラディンを崩し切れない。長丁場の戦いとなったが、最後は決め手が出せないまま日本のチャンピオンが倒れて終了。1対1のタイに持ち込まれてしまった。ここで流れが変わったか、第3試合に日本はジプシーを入れて臨んだが、早々に凍結してしまい、韓国選手の“阿修羅覇凰拳”が決まってジエンド。何と1回戦での敗退となってしまった。

 決勝はタイ対ブラジル。4戦目までもつれ込むも、タイがスナイパーを使う構成にし、開幕からファルコンアサルトが猛威を振るう展開でタイが優勝を決めた。

 パブリックビューイングは、現地韓国からガンホーの中村聡伸氏の解説と、ラグナロ娘の乾曜子の実況で中継が行われており、忍者の上位職である影狼(男性キャラクター)と朧(女性キャラクター)の発表についても概要が日本に伝えられた。

 両者とも、敵を撹乱しながら戦うようなキャラクターで、二刀流も可能。以下のように、4種類の幻術に合わせて、それぞれ固有のスキルを持っているとのこと。なお、聞きとれた限りでの記述なので、詳細は後日の正式発表をお待ちいただきたい。

共通のスキル
“残影” 空蝉の強化スキル
“驚愕” 敵の姿をモンスターの姿に変えてステータスを低下させた上で装備の切り替えが不可能になる
“呪殺” 目標のレベルが術者より低い場合に戦闘不能に追い込む
“幻惑” 対象と自分の位置を入れ替える

影狼:影系のスキル
“影踏み” 周りのすべての対象を移動不能にしてハイディングスキルを強制解除
“虚無の影” 一定時間対象の反射スキルを無効にする
“影武者” 一定時間ダブルアタックが使えるようになる。ただし自分以外のほかのキャラクターも使えるようになる

朧:月のスキルを使う
“残月” 対象のベースレベルによって攻撃力や魔法攻撃力を変化させる。的には弱体化、仲間には強化として働く
“紅月” 回復スキルをダメージスキルにする
“朧幻想” 対象のHPとMPをランダムに変える

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 また、プランナーによる国内向けの情報もステージで公開に。まずは25日まで開催中のイベント“オクトーバー釣りフェスト”について紹介が行われ、ステータスとの関連も明らかに。

STRの数値が上がるごとに“爆速釣り”の発動率アップ
VITの数値が一定以上で釣りにかかる時間が減少
AGIの数値が一定以上で釣りにかかる時間が減少
INTの数値が上がるごとに“超速釣り”の発動率アップ
DEXの数値が上がるごとに“超速釣り”の発動率アップ
LUKの数値が上がるごとにレアアイテムが釣れる確率がアップ

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 そのほか、10月18日から11月1日まで行われるハロウィンパーティーの記念アイテム“ルードマスク[0]”の効果が判明。亡者のヘアバンド[0]と組み合わせると、イベント期間中ダブルアタックLv5が発動(Lv6以上を習得している場合は習得Lvで発動)するようになるセット効果があるらしい。そのほかにも4組の装備品と組み合わせることができるとか。

 11月29日にスタートする9thアニバーサリーは、飛行船で開催されることが発表された。空にちなんだミニゲームなども追加される。今年の目玉景品は、“たれ教皇[1]”。アニバーサリーのクエストをクリアーすると、さまざまな兜カードの効果がつけられるサービスも受けられる。

 また、11月はEpisode 9.0のビフロストが実装されるほか、PSP用ソフト『ラグナロク〜光と闇の皇女〜』のメモリアルダンジョンも11月上旬に実装予定。BaseLV30以上であれば、ひとりでも挑戦可能。プレイヤーのレベルによって出現モンスターが変化するという。特定条件を満たすと入手できる“ティアドロップ”は、“ダークエイジ”と合わせて身につけると、タナトスタワーの1階から6階まで瞬時に移動ができるようになるという効果つきだ。

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 そして恒例の、12月1日発売予定の、“ラグナロクオンライン 9thアニバーサリーパッケージ”の特典アイテムのグラフィックなども公開。各アイテムはデザインコンテストの入賞作品をベースにしている。

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 10月19日よりプレオープンが行われるブラウザゲーム『ラグナロクオンライン ギルドマスターズ』についてもステージで紹介が行われた。

 ギルドマスターとなってギルドを育てていくシミュレーションRPGとなっており、プレイヤーはサブマスターと所属国、ギルドキャンプを置く場所を選んで、ダンジョンにギルドメンバーと傭兵を派遣して攻略し、ギルドを成長させていく。50種類にのぼる職業が描きおろしイラストで登場するほか、『ラグナロクオンライン』本編との連動要素も。クエストやダンジョン攻略を行うことでアイテム“原石”が手に入り、それによって、“サイドキャップ[1]”や“天馬の羽耳[0]”、“黒の書[1]”といった、攻城戦やモンスター討伐に役立つアイテムが手に入るとのこと。連動開始は11月16日から。

 なお、正式サービス開始以降は、上位2次職や3次職の実装、ラストダンジョンが攻略可能になるといったアップデートを予定しているという。すでにIDの先行登録が受け付け開始されている。

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 会場にはPlayStation Vitaの実機とともに『ラグナロク オデッセイ』がプレイアブル出展されており、東京ゲームショウ2011出展バージョンをプレイすることができた。予約が開始されたばかりのPlayStation Vitaを触れるということもあってか、多くの人がプレイしていた。プロモーションビデオを見てもわかるとおり、敵を打ち上げてからの空中コンボができるなど、かなりアクション性が高く、『ラグナロク』ブランドの新たな広がりを感じることができた。