●注目のRPG、初プレイアブル出展!
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▲天野喜孝氏のイメージイラストが入った新たなタイトルロゴ。 |
2011年10月15日〜16日の2日間、東京ビッグサイトで開催されているレベルファイブ初のプライベートショー“LEVEL5 WORLD 2011”。本イベントにプレイアブル出展されているニンテンドー3DS用ソフト『ファンタジーライフ』(2012年発売予定)のプレイリポートをお届け!
本作は、レベルファイブと、『MOTHER3』などで知られる開発会社ブラウニーブラウンがタッグを組んで贈るRPG。20種類の“ライフ(職業)”から好きなものを選んでアバターを作り、架空の世界ファンタジールでの生活を自由に楽しむという内容になっています。
では、今回の試遊版ではどのような体験ができるのでしょうか? ゲームをスタートさせると、まずは自分のアバターを作るところから始まります。性別、髪型、体型、肌の色、顔のパーツ……いろいろ種類があって迷ってしまいますが、ここで悩んでいると15分の試遊時間があっという間に終わってしまうので、駆け足でアバターを作成。これが本番のプレイだったら、30分は時間をかけるんですけどね!
続いて職業の選択。といっても、試遊版で選べるのは王国兵士のみ。本当は料理人になって、街のみんなのために料理を作りたかったのですが、それは後の楽しみに取っておきますか……。王国兵士を選ぶと、さっそくファンタジールでの生活がスタート。目の前に、3Dながらも温かみのある世界が現れます。
今回の試遊版で訪れるクルブルクの街は、ファンタジールに存在するという3つの大きな街のひとつ。街にはさまざまな人が住んでいて、中には“パイロット”や“木こり”、“採掘師”といった、ほかのライフの姿も見えます。彼らの話を聞くだけでもおもしろいのですが、全員に話を聞いて回るとやはり15分の試遊時間があっという間に終わってしまうので、駆け足で王様のもとに向かいます。王国兵士ですから、雇い主である王様に会わないと話が進みませんよね。
エリック王に面会すると、キリタチ山にいるマスタング隊長と合流せよ、というおためし任務が与えられます。「キリタチ山は東にある」と教えられたとおり、街の東へ進むとマスタング隊長を発見。話の流れで、“洞窟に逃げ込んだわるものを追う”という任務を与えられてしまったので、へっぴり腰ながら洞窟に入ることに。
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洞窟といえばモンスターの住処。ここで初めてバトルを行うことになります。バトルはアクション風で、攻撃、防御技“まもりのたて”、回復技“いやしのひかり”に対応したボタンを押して戦うことになります。タイミングよく攻撃ボタンを押していけば連続ヒット。さらに、攻撃を続けていると、必殺技“だいかいてんぎり”が発動します。操作は非常にシンプルで、テンポよく進むので、アクションが苦手なユーザーでもすんなり入れるはず。といっても、あくまで“王国兵士のバトル”なので、ほかのライフだと仕様が違うかもしれません。バトルがないライフもあるようですしね?
洞窟の奥まで進んでわるものリーダーを倒し、これにて一件落着、と思いきや……一連の騒動で、怖〜い“いねむりドラゴン”が目覚めちゃった。えー、どうしよう。王国兵士になってまだ10分くらいなんですけど、ドラゴンなんて倒せるの?
……と思っていたら、その場にいたほかの兵士から、「試遊版はここで終わりです。我々もここで終わりとなりそうですが」というブラックジョーク込みの告知が。ああ、安心したような、残念なような……。ドラゴンと戦ったら、どうなったのかな? と思いつつ、試遊版クリアーの余韻に浸っていると……あれ、聞き覚えのあるメロディーが。これ、CDアルバム「植松伸夫の10ショート・ストーリーズ」に収録されている、「ヒッカリーピッカリーの歌」のメロディーですよね?
冒頭で書いていませんでしたが、本作の音楽を担当しているのは、ゲーム音楽を代表する作曲家・植松伸夫氏。ファンタジールを彩る音楽も、本作の見どころ(聴きどころ)のひとつです。「ヒッカリーピッカリーの歌」のメロディーが出てくるのは予想外でしたけど……。ほかのシーンではどんな曲を聴くことができるのか、楽しみに待ちたいと思います!
text by ロマンシング★嵯峨
※ニンテンドー3DSの3D映像は、同本体でしか見ることができません。画面写真は2D表示のものです。