●これじゃないって気分を吹き飛ばすほどスゲー!

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 かつて鬼才ピーター・モリニューが生んだ名作シミュレーションゲーム『シンジケート』が、サイバーパンクFPS(一人称視点シューティング)になって復活。

 オリジナル版は、超武闘派な多国籍企業のボスとなって、お抱えのエージェント(工作員)に指揮を出し、ビジネスに邪魔なヤローどもを武力行使してガンガン排除、エージェントが足りなくなったら民間人をさらって改造してサクっと補充という、いい意味でどうかしている内容が非常にユニークなシミュレーションゲーム。FPSになったということで、同じような往年のシミュレーションゲーム『X-COM』同様、それだけ聞くと「身も蓋もないじゃーん」と思うワケだが、動画を見て完全に謝罪。申し訳ございませんでした!

 『デウスエクス』バリの超絶サイバーパンクな大作の予感漂うものとなっており、視野に各種情報がAR表示されたり、遠隔で電脳ハッキングして殺害したりと、気分はすっかり『攻殻機動隊』の草薙素子。シューティングとしても、試作品らしい、弾が曲がって飛ぶ「それ、アンジェリーナ・ジョリーの『ウォンテッド』かよ!」な変態銃が登場したり、ちゃんとスライディングからのカバーリングができたりと、なかなかナイス。

 開発を行なっているのは映画ネタの『The Chronicles of Riddick: Escape from Butcher Bay』を、周囲の期待を超えた仕上がりにしたことで一目置かれるようになったStarbreeze Studios。海外では2012年にXbox 360とプレイステーション3、PCで発売予定。なお、日本での発売の有無は不明。オリジナルの『シンジケート』は、スーパーファミコン版はおろかPC-98版やFMタウンズ版なんてあったぐらいだから出て欲しいですけどね。

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