●こんなに人が集まるなんて、わけがわからないよ!

 2011年9月23日〜2011年10月10日の期間、徳島県徳島市で行われる複合エンターテインメントイベント“マチ★アソビ vol.7”。2011年10月9日、新町川沿いの“新町橋東公園”ステージにて、“『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』プレミアムトークショウ in 徳島”が行われた。

 プレゼンターは、PSP用ソフト『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』(バンダイナムコゲームスより2012年3月15日発売予定)のプロデューサーを務める、バンダイナムコゲームスの富澤祐介氏。ゲストとして、富澤氏とともに本作のプロデューサーを担当しているニトロプラスの土居由直氏、企画協力・シナリオ監修を務めるニトロプラスの虚淵玄氏、声優の喜多村英梨(美樹さやか役)と野中藍(佐倉杏子役)、そしてキュゥべえが登場した。

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▲ステージ周辺はもちろん、橋の向こうまでファンがずらりと並ぶほどの大盛況。

▲昨日発表された“ニュータイプアニメアワード2011”マスコットキャラクター部門で1位を受賞したキュゥべえ。「こんな賞にこだわるなんて、わけがわからないよ」(虚淵玄氏書き下ろしセリフ)と、本人は気にしていない様子。

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▲登壇者の後ろにあるのは、マチ★アソビ用に作られたという5人の魔法少女の等身大ポップ。せっかくなので、5人並んだ写真もどうぞ。

 富澤氏いわく「キュゥべえとなって、女の子を魔法少女にしたり、魔女にしたりするゲーム」であるという本作。2011年1〜2月に行われた“マチ★アソビ vol.5”の打ち上げで、富澤氏が土居氏に「ゲームを作らせてください!」とお願いしたのが、本作の企画の発端だったという。

 シナリオ監修として参加している虚淵氏は、上がってきたシナリオを読んで、「さやかや杏子をいじめていいのは俺だけだ」と思い、だいぶ修正を入れたのだとか。「こんなにさやかにやさしくしたことない」(虚淵氏)という発言を受け、キャスト陣は「あんまり舞い上がらないよう注意します」(喜多村)、「舞い上がったさやかに入れ込みすぎないよう気をつけます」(野中)とコメントした。

 また、トーク中には本作の新情報もぽろり。「(まどか役の)悠木碧さんの収録がこの前スタートして、無事に“マミルート”が終わった」、「アニメより杏子がひとりで出るシーンが多い」など、ファンには聞き逃せない発言が。どんなシーンが用意されているのか、早く期待が高まる!

 さらに、2011年10月14日より、スマートフォン(iPhone・Android両対応)用アプリ『マミのドキドキティロ・フィナーレ』が無料配信される予定であることが明らかに。これはマミさんを操作して、延々とお菓子の魔女を倒し続けるというゲーム。ゲージが溜まると、おなじみティロ・フィナーレやオリジナル魔法が放つことができる。

 このゲームでハイスコアを出し、その記録を『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』の公式サイトにユーザーがアップしていくと、ユーザー数やスコアに応じて『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』の新情報が公開されていく予定だとか。富澤氏は、「(限定版に付いてくる)シャフト描き下ろしのビジュアルを公開したい」と語っていたので、見たいファンはマミさんとともにハイスコアゲットを目指そう!

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 会場では、虚淵氏、喜多村、野中による本アプリのスコア対決を実施。ゲージが溜まった登壇者が「ティロ・フィナーレ入りました」と言うと、会場にいる全員が「ティロ・フィナーレ!」と叫ぶという、ゲストとファンの息の合ったやりとりも見られた。各ゲストの最終スコアは、虚淵氏が36616、喜多村が26152、そして野中が「ごせん……」「ええ〜!?」(※会場から大きな叫びが上がったため、細かい数字が聞き取れませんでした)ということで、虚淵氏に軍配が上がった。なお、優勝した虚淵氏には、小説版「魔法少女まどか☆マギカ」がプレゼントされた。

 最後に、出演者からメッセージが送られ、トークショウは大盛況のうちに終了した。

野中 橋のほうからも見てくださってありがとうございます。これから徳島をいっぱい観光したいと思います。ゲームも杏子ちゃんが出るそうなので、さやかとたくさんラブラブできるようにがんばりたいと思います。

喜多村 マチ★アソビに何度も参加させていただいていますが、こんなに多くの人を見たことがない! というくらい多くの人に見ていただけて、ティロ・フィナーレも撃ててよかったです。さやかが幸せになるシナリオもあるのかな、とわくわくしながら収録を楽しみたいと思います。

虚淵氏 シナリオの監修はちょうど折り返し地点くらいです。個人的にはおまけルートのはっちゃけっぷりに期待しているので、そのあたりにご期待ください。

土居氏 いまゲームを鋭意製作中です。弊社でもインターフェースデザインや音楽などいろいろやっていますので……あ、これは明日(2011年10月10日のバンダイナムコゲームスステージ)の発表でしたね、すいません! ご期待ください。はやく予約して、魔法少女になってよ!(笑)

富澤氏 土居さんからポロリがありましたが、明日は眉山の上で、“バンダイナムコゲームス presents スペシャルトーク&ライブ”がトリのイベントとしてあります。そこでもまだ本作の情報を出す予定ですので、チェックしてください。本日はありがとうございました!