●延長あり、逆転ありの大熱戦!

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 2011年10月2日、東京都・原宿の原宿クエストホールで、NHN JapanのオンラインFPS(一人称視点シューティング)『スペシャルフォース』のオフラインイベント“スペシャルフォース 日本代表決定戦2011”が行われた。出場したのは、シーズンごとに行われたリーグ戦を勝ち抜いて出場権を手に入れた、UHS Athlete、STD Gaming、Emotive Moment、vouLusの4クラン。マップごとに全14ラウンドの8ラウンド先取で戦い、3マップ中2マップ先取で勝利となる。

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 準決勝第1試合は、vouLus対STD Gaming。最初のマップはトレインで、STD GamingのRed Team(オフェンス)からスタート。データ上ではRedが強いマップだが、BlueでスタートしたvouLusが裏を取りに行ってファーストラウンドを取る。そのまま流れに乗ったvouLusは、グレネードが絶好調。撃ち合いが始まる前にすでに人を減らしているという状態で、何と7ラウンド全勝し攻守交代。Blue Teamに回ったSTD Gamingは1ラウンド取るも、時すでに遅し。最初のマップは8-1でvouLusが勝利した。
 続くマップは、神経ガス研究所。先ほどのトレインとは異なり、奪取モードの戦いとなる。vouLusのRedでスタート。今度はSTD Gamingがファーストラウンドを取るも、続くラウンドはRak!e選手が3人抜きを見せて取り返し、3ラウンド目は逆にNyaaNii選手が1on1を制するという一進一退の展開。結局7-7のタイになって延長戦へ。最後は局面での勝負強さを見せたvouLusが勝利し、決勝へ駒を進めた。

 準決勝第2試合は、Emotive Moment対UHS Athleteで、マップは第1試合と同じくトレインからスタート。ファーストラウンド、RedのEmotive Momentが爆弾を設置し、人数差も5人対3人となったのだが、勝ったのはUHS。人数差があっても撃ち合いに持ち込んだらキッチリ勝っていくのは、さすがYuti選手、SpyGea選手と、ふたりのプロ契約選手がいるだけのことはある。1-6と大きくリードして後半戦へ。そのまま1-8でUHS Athleteが最初のマップを取った。
 第2マップはサテライト。しかしこのマップでは、Emotive MomentがKyoro選手を中心に連携を見せて戦い一気に盛り返す。UHS AthleteはSpyGea選手がラスト1人になったところで2人抜きで取り返すなど抵抗を見せたが、Emotive Momentがこのマップを取った。
 第3マップはデザートキャンプ。序盤はサテライトでの勢いのままにEmotive Momentが優位に進めていたものの、BlueでスタートしたUHS Athleteが盛り返し、4-3とUHS Athlete有利で折り返し。RedにまわったUHS Athleteは、SpyGea選手がまたも2人抜きをするなど、一気にこのラウンドを取って決勝に進んだ。

 というわけで、決勝はvouLus対UHS Athlete。最初のマップはデザートキャンプで、UHS AthleteのRedからスタート。vouLusが4-3でリードして折り返すが、すぐにUHS Athleteが取り返すといった具合。どちらのクランにも複数人を抜いていく実力者が揃っているので、まったく展開が読めない。終始vouLusが1〜2ラウンドのリードを保っていたが、12ラウンドでついにUHS Athleteが追いつき、立て続けに2ラウンドを勝って、逆転でこのマップを勝った。
 第2マップはサテライト。序盤はvouLusが盛り返すように見えたが、前半を5-2で折り返したUHSがそのまま勝利。SpyGea選手が至近距離からスナイパーライフルを当てたり、AKiRis選手、YuticM選手らも好調で、メンバーが連動して動きながら着実に1キルを重ねていき、優勝を決めた。クランマスターのYuticM選手は、4連続の世界大会出場となる。優勝直後のコメントでは、今度こそ日本に優勝をもって帰りたいとの意向を語った。

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【UHS Athlete】
YuticM
AKiRis
SpyGea
Rkp
NYAPPY

【vouLus】
Rak!e
ARend
XiLSy
Fa1Te
Zweck
食用あきら
OmaeGomisgy