●アーティストたちの競演にアツく盛り上がる

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 2011年10月2日(日)、東京ビッグサイトにて開催された萌えの祭典“ドリームパーティ東京2011秋”にて、5pb.Recordsのアーティストたちが出演するイベント“5pb. Live Stage!”が開催された。今回のステージには、いとうかなこ、Zwei、小坂りゆ、KOKOMI、アフィリア・サーガ・イーストの5組が参加。それぞれに新曲や人気の曲を披露し、イベントを盛り上げた。

 今回の“5pb. Live Stage!”は、アフィリア・サーガ・イーストの委員長・ルイズ・スフォルツアが司会を担当。「このあと出てくるメンバーに笑われないような立派な司か……(噛む)」と早速失敗してしまうも、その後はアーティストに向けて無茶ぶりをするなど、終始和やかに進行。イベントをトークでも盛り上げた。

 トップバッターを務めるのは、いとうかなこ。5pb.プロデュースの楽曲が詰まったアルバム『VECTOR』を、2011年10月26日にリリース予定の彼女。同アルバムには、川嶋あい書き下ろしの新曲も収録されており、いとう曰く、「千代丸曲との差が激しいかもしれない(笑)」とのことだった。そんな彼女が歌うのは、『Hacking to the Gate』。1曲目からアツい盛り上がりの中、終了したテレビアニメ『シュタインズ・ゲート』の主題歌ということで、会場のファンもテンションが一気にトップギアへ。また、いとうの歌声が会場に響くと、観客も徐々に増えていった。続いて、いとうが歌うのは、PSP版『シュタインズ・ゲート』のオープニング曲である『宇宙エンジニア』。“ドリームパーティ東京2011春”で初披露した同曲を、再び同じステージで披露し、観客を沸かせた。

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 ふたり目のアーティストは、ボーカルのAyumuとベースのMeguによるユニット、Zwei。プレイステーション3用ソフト『うみねこのなく頃に散〜真実と幻想の夜想曲〜』の主題歌を担当するZweiは、今回のイベントでこの主題歌を初披露する。Ayumuは同曲に関して「今日はとにかく聴いていただきたい。志倉さんワールド全開の曲です」と自信を見せる。また、2011年11月18日(金)と同19日(土)の2日間、TOKYO DOME CITY HALLにて開催されるイベント“Live5pb.2011”に両日とも出演するZwei。「それぞれの日でZweiの違った面が見られる」とコメントした。なお、司会のルイズからのZweiのボケとツッコミは、それぞれどちらが担当しているのか、という質問にふたりともボケであると答え、会場の笑いを誘うと、会場の全員とイベント恒例の「わっしょい」コールを行う。いっしょに参加したルイズは、「会場の一体感を味わえました!」と興奮気味だった。そんなZweiが披露したのは、『風の旋律』。Meguのベースが曲の世界へと観客をトリップさせ、Ayumuの突き抜けるようなボーカルが会場をアツくさせる。畳み掛けるように披露した『イナンナの見た夢』は、会場で初披露された楽曲で、『うみねこのなく頃に』の世界を容易に想像できるような、優美でありながら妖艶な楽曲に仕上がっていた。

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 続いて登場したのは、小坂りゆ。ステージに姿を現すと、会場からは「りゆちゃーん!」という歓声が飛ぶ。彼女は、2011年10月26日にレーベル移籍第1弾シングル『最初のMELODY』をリリース。PSP用ソフト『白銀のカルと蒼空の女王』のエンディング曲として起用されている同曲について、小坂は「AメロBメロとサビとで雰囲気が変わる楽曲です」と作品の聴きどころを紹介。さらに、作詞も手がけたということで、詞の雰囲気を聞かれると「メッセージ性のある詞にしたいと思いました。人と人とのつながりを大切にしたい」というメッセージを込めたとのことだ。なお、作詞をする際の秘話として「真夜中にファミレスでコソコソ書いています」というエピソードを語った。また、「小坂さんの夢は?」という質問には、「素敵なおばあさんになりたいです!」と笑顔で回答。かわいらしい回答に司会を務めたルイズの顔にも笑みがこぼれた。小坂が最初に披露したのは、『夏のキセキ』。夏らしい元気で爽やかな楽曲に会場のファンも盛り上がる。続いて披露した『最初のMELODY』は、しっとりとした曲の始まりに対し、サビから展開されるアップテンポなメロディーが心地のいい楽曲。観客も、曲の展開に身を委ねていた。

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 4人目のアーティストはKOKOMI。2ndソロシングルであり、Xbox 360用ソフト『Ever17』のオープニング曲である『レムリアに捧ぐ』は、志倉千代丸氏が作詞・作曲を担当した楽曲。「疾走感のある曲なので、がんばって歌いたい」とはKOKOMIのコメントだ。また、今回のステージで生で歌うのは初披露だという『キミがボクなら』は、サビに向けて盛り上がっていくドラマチックな楽曲とのことだ。こちらは、プレイステーション3とXbox 360でリリースされた『DUNAMIS15(デュナミスフィフティーン)』のオープニング曲となっている。初披露となる『レムリアに捧ぐ』は、疾走感溢れる楽曲。独特の歌声で『レムリアに捧ぐ』を紡いでいくKOKOMIは、さらに観客を煽って会場をヒートアップさせていくと、駆け抜けるように同曲を歌い上げた。『キミがボクなら』でも、会場を煽るKOKOMI。観客のテンションもどんどん高まり、つぎのアフィリア・サーガ・イーストへとバトンを渡した。

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 “5pb. Live Stage!”のラストは、アフィリア・サーガ・イースト。2011年7月27日に発売されたシングル『La*La*Laラボリューション』では、沖縄でPV撮影を行ったということで、撮影の思い出話を披露。「撮影のときに海ではしゃぎすぎて、みんなで水をかけあっていたら、ミクちゃんのヘアメイクをやり直すことになっちゃいました(笑)」とロゼが撮影の裏話を披露すると、当のミクも「メイクさんに怒られました」と悲しげに語る。さらに、アリアは、「なまこがすごくかわいかったです!」と少し特殊な趣味を明かした。また、アフィリア・サーガ・イースト初の写真集が2011年11月4日に発売されるということで、見どころを聞かれたメンバーは、「今回、いろいろな衣装を着ているんです。アフィリア制服、珍しく私服を披露していたり、水着、コスプレにも挑戦しています」とアリア。ユカフィンも「写真集をすでにチェックしたんですけれど、本当にすごい内容になっていました!」と興奮気味だった。最後に、2011年12月23日に開催される、アフィリア・サーガ・イーストのセカンドワンマンライブについて「絶対楽しいライブになるだろう、と皆さんに期待していただいているので、その期待をいい意味で裏切れるように、クリスマスも近いですし、皆さんへのクリスマスプレゼントとしてお贈りできればと思います」とカレンがアツくコメント。マホから「クリスマスっぽい企画を考えよう」と提案されると、コヒメも「プレゼントを先輩に向けて(ステージから)投げたい!」と乗り気だった。そんなアフィリア・サーガ・イーストは、『La*La*Laラボリューション』を披露。オリジナリティー溢れるダンスを踊り、歌う姿は、日に日に洗練されていく印象。ファンもいっしょに盛り上がれる点が魅力のナンバーだ。さらに、『飛行実習〜Learn To Fly〜』では、観客とともに「ハイハイ!」と大盛り上がり。会場のファンもこの日イチバンの盛り上がりを見せ、アツいライブステージのトリを華やかに飾った。

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