●もっとも売れたハードはニンテンドー3DS
2011年9月29日、エンターブレインは、2011年度上半期の国内家庭用ゲーム市場に関する速報データを公開した。集計期間は2011年3月28日〜9月25日で、ゲーム市場規模は、ハード・ソフトの合計で1584億3000万円。昨年対比で84.9%という数字になった。リリースによると「昨年度は341万本を販売した『ポケットモンスターブラック・ホワイト』(ニンテンドーDS)があったのに対し、今期は同規模のソフトが出なかったこともあり、とくにソフト市場において昨年対比を下回る結果となりました」と規模縮小の理由を解説。また、2011年度下半期については、「いよいよ12月17日に「PlayStation Vita」が発売となります。さらに、値下げが行われたニンテンドー3DSも、年末に向けて『マリオカート7』や『モンスターハンター3G』といった有力ソフトが発売されることから、ハード・ソフトともに市場の盛り上がりが期待されます」(リリースより)という予測を立てている。
■上半期市場規模比較
(2010年度上半期の集計期間は2010年3月29日〜2010年9月26日)
<2010年度上半期(26週)>
・ハード:612億4000万円
・ソフト:1254億4000万円
・合計:1866億9000万円
<2011年度上半期(26週)>
・ハード:597億7000万円(昨年対比:97.6%)
・ソフト:986億6000万円(昨年対比:78.7%)
・合計:1584億3000万円(昨年対比:84.9%)
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期間中もっとも売れたハードはニンテンドー3DSで、推定販売台数は112万378台。つぎはPSPで87万6035台となっている。なお、据え置き機でもっとも売れたのはプレイステーション3で、推定販売台数は60万6423台。
■各ハードの販売台数
(累計販売台数の集計期間は各発売日〜2011年9月25日)
・ニンテンドーDS(※1):20万6824台(累計:3280万5694台)
・ニンテンドー3DS:112万378台(累計:192万1801台)
・PSP(※2):87万6035台(累計:1774万3888台)
・Wii:29万2162台(累計:1182万6752台)
・プレイステーション3:60万6423台(累計:694万8373台)
・Xbox 360:4万7177台(累計:149万5842台)
※1:ニンテンドーDS、ニンテンドーDS Lite、ニンテンドーDSiおよびニンテンドーDSi LLの合計値です。
※2:プレイステーション・ポータブル、PSP goの合計値です。
ソフトは2011年9月8日に発売されたバンダイナムコゲームスのプレイステーション3用ソフト『テイルズ オブ エクシリア』が、59万621本を販売してトップを獲得。2位はスクウェア・エニックスのニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』。3位は任天堂のWii用ソフト『みんなのリズム天国』という結果になっている。
■ソフト販売本数TOP5
1位 『テイルズ オブ エクシリア』
上半期推定販売本数:59万621本
対応機種:プレイステーション3/メーカー:バンダイナムコゲームス/発売日:2011年9月8日
2位 『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』
上半期推定販売本数:51万1697本
対応機種:ニンテンドーDS/メーカー:スクウェア・エニックス/発売日:2011年3月31日
3位 『みんなのリズム天国』
上半期推定販売本数:48万7296本
対応機種:Wii/メーカー:任天堂/発売日:2011年7月21日
4位 『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』
上半期推定販売本数:40万5333本
対応機種:ニンテンドー3DS/メーカー:任天堂/発売日:2011年6月16日
5位 『龍が如く OF THE END(オブ ジ エンド)』
上半期推定販売本数:40万4484本
対応機種:プレイステーション3/メーカー:セガ/発売日2011年6月9日