週刊ファミ通のニュースページ“エクスプレス”で連載中のゲームに関連した著名人へのインタビューコーナー“Face”。誌面スペースの都合などからカットした部分を網羅した完全版をファミ通.comでお届け。今回のゲストは、女優の山田麻衣子さんです。
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今週のお題
『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』
Wii スクウェア・エニックス
9月15日発売 4440円[税込]
ファミリーコンピュータで発売された『ドラゴンクエスト』第1作目から第3作目を、当時の形のまま収録。また、スーパーファミコンでリメイク作として発売された『ドラゴンクエストI・II』と『ドラゴンクエストIII』も併せて収録している。パッケージには、25周年記念の特別グッズを同梱。
●このCMをきっかけに『DQ』を遊びたいです
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女優 |
スクウェア・エニックスの人気RPG『ドラゴンクエスト』(以下、『DQ』)シリーズは今年で誕生25周年。これを記念し、9月15日にWii用ソフト『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』が発売された。今回のゲストは、本作のCMで3人家族のお母さん役を演じている、女優の山田麻衣子さん。CM収録時のエピソードや、『DQ』にまつわる思い出などを聞いた。
――山田さんは、ゲーム関係のお仕事は今回が初めてだそうですね。
山田 はい、そうです。
――初めての仕事が『DQ』だなんて、驚きませんでしたか?
山田 私はゲームのことは詳しくないので、最初に「“ドラゴンクエスト”のCMです」と言われたとき、あの大人気の“ドラクエ”のことだとわからなかったんです(笑)。略称で覚えていたので。よくよく聞いて、「えっ!?」と驚きました。
――(笑)。『DQ』をプレイされたことはありますか?
山田 友だちが持っていたニンテンドーDS用の『ドラクエV』を触ったことがあるぐらいで……。説明書を見ないでプレイしたので、進みかたがわかりませんでした(笑)。ニュースなどではよく『DQ』という言葉を耳にしていたんですが。ですので、CM撮影中、監督に「宝箱を見つけたときのような表情で!」という指示を受けたときに、宝箱を見つける状況が想像できず、困ってしまいました(笑)。
――CMからはそんな戸惑いは感じられませんでしたよ(笑)。
山田 ありがとうございます。CM撮影は、いろいろと驚きの連続だったんですけど……。そもそも最初は、てっきりファンタジー風のふわっとした衣装を着て撮影すると思っていたんですよ。
――『DQ』のCMは、実写でゲームの世界を再現していることが多いですからね。
山田 なので、てっきりキャラクターのひとりを演じるのかな、と思っていたんですが、実際はお母
さん役で……。衣装はごくふつうのエプロンでした(笑)。
――CMではみごとなフライパンさばきを披露されていましたね。パンケーキがくるっと翻って。
山田 じつは、スタジオではオムレツバージョンも撮影していたんです。でも、当たりどころが悪いと、べちゃっと欠片が飛び散ってしまって……。私は卵料理が大好きなので、胸が痛くなりました。一方、パンケーキのほうは順調に撮影が進んだんです。1回転をふつうにこなしていたら、2回転、3回転も要求されるようになってたいへんでしたけど(笑)。
――フライパンが重くて、たいへんだったのでは?
山田 慣れるとそうでもないですよ。パンケーキが画面から振り切れるくらい思いっきりやると、うまくいくんです。撮影後は、ちょっと手首が痛くなりましたけどね。
――お料理は得意なのですか?
山田 得意というほどでは……。でも、フライパンは使い慣れていたので、その経験が活きてよかったですね。パンケーキに集中していたことで、撮影中に緊張しなくて済んだのもよかったです。
――山田さんが考える、このCMの見どころはどこですか?
山田 ある意味CMらしくない、日常的な雰囲気ですね。収録もとてもアットホームな雰囲気でしたし。ハウススタジオで撮影したのですが、休憩中などは、息子役の子はまるで自分の家にいるみたいに走り回っていましたよ(笑)。
――それは和やかですね。
山田 CMの最後に、みんなでゲームのタイトルを読み上げるんですが、監督がいないときはその子が「この間隔はちょっと長く!」なんてディレクションしたり。すごく活発で、しっかりした子でしたね。
――タイトルコールにも、そんな収録秘話があったんですね。それでは、最後に読者に向けてひと言メッセージをお願いします。
山田 『DQ』初心者の私ですが、このCMをきっかけに遊びたいと思っています。『DQ』が大好きな皆さんといっしょにプレイできたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします。