●原点に帰った『バイオ』! あの恐怖とドキドキ感が再び!!

 やってきました! カプコンブース!! お目当ての『バイオハザード リベレーションズ』の列に並んで待つこと15分。ようやく自分の番となり、本作の舞台となった船内を彷彿とするような特設会場の中へ。『バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D』の体験版以来のプレイとなるが、どのように変わっているのか? はやる気持ちを抑え、いざプレイ開始。プレイヤーキャラとなっていたのは、おなじみのジル。どうやら彼女は、パートナーであるパーカーとの合流を目指しているようだ。……と、すぐに体験版と舞台が大きく違うことに気付く。以前のプレイで探索した場所は、いかにもな船内の作りだったが、今回のそれはまるで洋館を彷彿とさせる。むしろ、シリーズに慣れ親しんだ人から見れば、懐かしいとすら感じることだろう。実際、シャワー室の浴槽から水を抜いてアイテムのドライバーを発見したり、それを使ってロックされた扉を開けるところなど、初期の『バイオハザード』を思わせる謎解きがつぎつぎと登場。手に入れたアイテムの使いどころを見つけたときの喜びや、謎が解けたときの興奮を思い出させてくれた。

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▲ドライバーで配電盤のようなものを開いたら、タッチパネルを操作して謎解きに挑戦。

 操作に関しても、基本は従来通りで、すぐになじむことができた。タッチパネルを利用して、武器や後述のGENESIS(ジェネシス)を切り換えることもできるので、操作の選択の幅が広がり、より遊びやすくなったと言えよう。また、扉の前に来れば扉を開ける操作法が表示され、体力がピンチになればハーブを使う操作法が表示されるなど、随時画面にヒントが出るのもうれしい。シリーズ作品に慣れていない人も安心の作りかと。

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▲武器が随時表示されているので、切り換えるのもワンタッチ。

 なお、今回の試遊バージョンでは、メインの武器となったのはハンドガンとショットガン。当然武器の弾は有限なので、いかに節約するか、どこで大胆に使うべきかという、機転の早さが求められる。とはいえ、移動しながらのリロードや射撃が可能で、より遊びやすくなっているうえ、もちろんレーザーポインターのアシストも健在。操作的にも狙いをつけやすい……のだが、不意に敵が現れたときはまた別の話で……(あ、言い訳です。すんません)。降ってくるかのように現れた謎のクリーチャーを前に、ビクッとしてしまい、取り乱して操作がおぼつかなくなったのはココだけの話だ。ま、そのドッキリ感も『バイオ』のいいところなんだけどね!(強がり)。

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▲クリーチャーの弱点を探すのも、本作の楽しさのひとつ。

 そして、注目の新アイテムも登場。GENESIS(ジェネシス)と呼ばれるこの装備品は、あらゆるものをスキャンして調べることが可能で、目に見えない隠されたアイテムを発見できるとのこと。さっそくあらゆるところに使ってみたところ、弾丸などを見つけることができた。となると、キーアイテムが隠されていることも想定される。本編では、これを利用した謎解きの出番もあるかもしれない。

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▲ただし、使用中は武器が使えない。十分周囲に気を配る必要がある。

 と、GENESISを使っていろいろ試していたところで、プレイ時間が終了。試遊バージョンは、もう少し先の展開まで実装されていそうだったが、十分に本作の魅力を味わうことができた。その一方で、気になることがつぎつぎと出てきた。船内の全体図はどうなっているのか? 今回戦ったクリーチャー以外に、どんなクリーチャーが出現するのか? 味方となるのは? 敵の正体は? そして、どのようなシナリオが展開されるのか? 気になることは山ほどあり、興味は尽きることがない。新情報を追いながら、来たるべき発売日を待ちたい。

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