●ソニック&全タイトルのコンパニオンが飛び入り参加

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 2011年9月15日〜9月18日まで、千葉県の幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2011。最終日、セガブースのフィナーレを飾ったのは、同社看板タイトル『ソニック』のステージだった。

 前半は、シリーズ最新作となるプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『ソニック ジェネレーションズ 白の時空』(2011年12月8日発売予定)およびニンテンドー3DS用ソフト『ソニック ジェネレーションズ 青の冒険』(2011年12月8日発売予定)を、プロデューサーの飯塚隆氏がプレゼン。両作は『ソニック』シリーズ20周年を記念したタイトルで、「20年間の思い出を皆さんに提供したい」という飯塚氏の言葉通り、ファンのツボをついた内容となっている。なんと、2Dのクラシックソニックと美麗な3Dグラフィックのモダンソニックが共演。歴代シリーズ作品の人気ステージを現在の技術で再構築し、さらにそのすべてを2D、および3Dのシステムで楽しむことができるのだ。『白の時空』と『青の冒険』では収録ステージに若干の違いがあるそうで、「合わせて20年の歴史が楽しめる」(飯塚)とのこと。また、『青の冒険』ではWi-Fi通信で世界中のプレイヤーと戦うことができ、すれちがい通信ではアイテム収集などを楽しむことができるという。

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 『ソニック』ファンを喜ばせる要素は予約特典にも。歴代シリーズの第1ステージの楽曲を集めたサントラを、『白の時空』と『青の冒険』にそれぞれ用意する。そのほか、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ 1&2 サウンドトラック』が、2011年10月19日に発売。こちらは、DREAMS COME TRUEの中村正人が手掛けた『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』および『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』(ともにメガドライブ版)のサウンドに加えて、中村正人の手元に残っていたというデモ音源も収録したファン必携のアイテムとなっている。

 飯塚氏はプレゼンの最後で「20年間応援していただいたファンの人も、『ソニック』ってどういうゲームなの? という人も、20年間の歴史を体験できるゲームになっていますので、皆様ぜひお楽しみください」というメッセージを残し、ステージを『ソニック ジェネレーションズ』サウンドディレクターの瀬上純氏と、『ソニック ワールドアドベンチャー』サウンドディレクターの大谷智哉氏に譲り、TGSのフィナーレに向けた熱狂のライブがスタートした。

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 生演奏での疾走感溢れる『ソニック』シリーズならではの楽曲に、巨大スクリーンではハイスピードなゲーム映像が流れるという、ファンならずとも興奮してしまうライブで、途中からはボーカリストのジーン・ポール・マクロウフも登場。さらに、終盤はフィナーレにふさわしい展開も。ソニックの着ぐるみに引きつられて登場したのは、セガブースに出展されている全タイトルのコンパニオンたち。来場者とひとつになって盛り上がり、ステージは興奮のまま終了となった。

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