●『ペルソナ』シリーズ初の“格ゲー”が早くもプレイアブル出展
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人気RPG『ペルソナ4』のエンディングから、2ヵ月後の事件を描く2D格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』。アーケード版は2012年春に稼働予定、プレイステーション3版とXbox 360版は2012年夏に発売予定だ。『ペルソナ3』、『4』や『キャサリン』などの実績があるアトラスの“ペルソナチーム”と、格闘ゲームの旗手たるアークシステムワークスの“『ブレイブルー』チーム”が共同開発している本作のプレイリポートを、週刊ファミ通編集部の川島ケイジがお届けする。
最初に申し上げておくと、自分は『ペルソナ』シリーズをこよなく愛しているが、格闘ゲームはまるで得意じゃない。「下手さを愛でカバーできるだろうか……いや、してみせる!」と、期待と不安が入り交じったような心持ちで、アークシステムワークスのブースに設置されたアーケード筐体の席に腰掛けた。
こちらのページで公開されている通り、どのキャラクターも、技のコマンドが基本的にシンプル。いわゆる“波動拳コマンド”のバリエーションで、ほとんどの技をくり出すことができる。格闘ゲーム初級者の自分にとっては、コマンドを難なく覚えられるうえに、入力ミスの恐れも少ないので、とってもありがたい!
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▲好きなヒロインを操作するのは言うまでもなく楽しいが、逆に叩かれるのもまた幸せ!? |
コマンド入力は簡単だが、もちろん、2D格闘ゲームとしての奥深さも兼ね備えている。攻撃を当てる、あるいはガードすると、画面左下(2Pなら右下)にある“SPゲージ”が溜まり、ゲージを消費することで超必殺技が発動する仕組みがいい例だ。SPをいかに溜めて、どのタイミングで超必殺技を使うか、その判断力とテクニックを磨くことが、上達には欠かせないと思った。実際、判断力もテクニックも乏しかった自分は、2D格闘ゲームに慣れていると思しき対戦相手の方に、3戦全敗を喫してしまった。く、悔しい……!
ただし、3戦全敗とはいえ、“完敗”ではなかったことをアピールしておきたい。超必殺技がうまい具合に相手を直撃して、一度は「勝てるかも!?」と思えるところまでHPを削ることができたのだから。直後に“覚醒超必殺技”を食らって、一気に形勢逆転されちゃったけれど。
今回の試遊では全敗に終わってしまったが、「もっと上手くなりたい!」と思わせてくれるに十分なおもしろさと、敷居の低さを体感することができた。アーケード版が稼動開始となる2012年の春が、いまから待ち遠しいっ!
Text by 川島ケイジ
※画面は開発中のものです。