●セガブースでミクの巨大イラストがお出迎え!

 2011年9月15日〜9月18日(15、16日はビジネスデイ)の期間、千葉県の幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2011。セガブースに出展されているふたつのタイトル、ニンテンドー3DS用ソフト『Project mirai(仮題)』(2012年3月発売予定)と、プレイステーション・ポータブル用ソフト『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- エクステンド』(2011年11月10日発売予定)を、記事担当のロマンシング★嵯峨がプレイしてきました。

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▲一面ミクなブースの模様。

■『Project mirai(仮題)
 最初に、先日の“ニンテンドー3DSカンファレンス 2011”で発表されたばかりの『Project mirai(仮題)』をプレイ。選択可能な曲は「私の時間(アーティスト:くちばし)」と「PIANO*GIRL(アーティスト:OSTER project)」のふたつ。難易度はAボタンのみを使うEASYと、AボタンとBボタンを使うNORMALが用意されており、私は後者でプレイしました。

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私の時間

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PIANO*GIRL

「私の時間」では、ねんどろいどなミクのかわいい姿をたっぷり味わえます。「PIANO*GIRL」は、動画サイトで観られるオリジナルの映像が、ワイドサイズかつ3Dになって楽しめるのがすごい! 原曲のファンはたまらないのでは? 映像内の文字&イラストが、どれも奥行きを意識して配置されていて、見ていて感動とともに感心してしまいました。さまざまな表現方法で、こんなにもミクを魅力的に見せてくれるセガスタッフの力には脱帽です。

 気になるシステムは、円の上に配置されたアイコンに対応するボタンを、円の中心を軸として回る針がそのアイコンを指したタイミングで押していくというもの。上手に押せば押すほど、下画面に表示されているレベルがアップし、円上に出てくるアイコンの数が増えていきます。長押しする場面もアリ。レベルの最高値は5のようで、レベルMAXの状態でタイミングよく押し続けると、どんどん得点が入るので楽しいです。逆に失敗するとレベルが下がるので、「せっかくMAXだったのに!」と悔しい思いを味わうことも。

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▲コンパニオンのお姉さんにモデルになってもらいました。

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 また、楽曲がフル尺で収録されているのも見逃せないポイント。『-プロジェクト ディーヴァ-』シリーズの尺に慣れている人は、「えっ、まだ続きがあるんだ!」という、うれしい驚きを味わえるはず。はやくほかの曲も遊んでみたいです!

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■『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- エクステンド
 選べる曲は「ねこみみスイッチ(アーティスト:daniwell)」、「リンリンシグナル(アーティスト:Dios/シグナルP)」、「Palette(アーティスト:ゆよゆっぺ/meola)」の3曲。ミク、リン・レン、ルカと、シンガーをそれぞれ変えてラインナップを揃えてきたセガにはまたしても脱帽(KAITOとMEIKOファンは今回はガマンですが!)。また、リン・レンのモジュールは“鏡音リン アペンド/鏡音レン アペンド(デザイン:オサム)、ルカのモジュールは“サイレンス(Designed by meola)”と、それぞれの曲に合ったモジュールになっているのもニクイ心遣い。しかし、「ねこみみスイッチ」用のモジュールはないんでしょうか? セガさん。

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ねこみみスイッチ

リンリンシグナル

Palette

 3曲すべてプレイしましたが、イチオシは「ねこみみスイッチ」。テンポのいい曲なので、リズムに乗れると本当に気持ちいいです。もちろん、ほかの曲も楽しいんですけどね。「リンリンシグナル」は掛け合いの歌詞がかわいらしくて好きです。「Palette」は、等身の高い『-プロジェクト ディーヴァ-』シリーズのキャラクターモデルだからこそ、世界観が表現できる曲だと思います。

 システムは前作『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- 2nd』と同じなので、特筆すべきところはないのですが、しみじみ思ったのは「メロディアイコンもひとつのアートだな」ということ。時に無作為に、時に象徴的な形で配置されるメロディアイコン。画面外から流れてくるのも、賑やかで楽しいですね。

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■まとめ
 両作品をプレイした後、「どっちのほうが楽しいの?」ということについて、誰に聞かれたわけでもないのに勝手に考えてみたのですが、結論は「どっちも楽しい!」。ベタですか? すみません。だって、本当なんです。円状に配置されたアイコンを押すのもカンタンかつ楽しいけど、流れてくるメロディアイコンを目で追うのも楽しい。ねんどろいどなミクもかわいいけど、等身の高いミクもやっぱりかわいい。「私はこっち派!」なんて、楽しみの幅を狭めてしまうほうがもったいないです。

 いよいよ一般デーがスタートする東京ゲームショウ。セガブースに行く予定のある方は、時間が許すのであればぜひ、両作品をプレイしてみてくださいね。

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▲どちらかのゲームをプレイすると、ミクの特製うちわがもらえます。ウラオモテで柄が違いますよ。熱い会場内もこれさえあれば快適!

(C)SEGA / (C)Crypton Future Media, Inc. VOCALOIDはヤマハ株式会社の登録商標です。 ※画面は開発中のものです。
※ニンテンドー3DSの3D映像は、同本体でしか見ることができません。画面写真は2D表示のものです。