●『二ノ国 漆黒の魔導士』とは異なるプレイ感覚
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東京・幕張で開催されている東京ゲームショウ2011(2011年9月15日〜16日はビジネスデイ、9月17日〜18日が一般公開日)のソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンブースでプレイアブル出展されている『二ノ国 白き聖灰の女王』のプレイリポートをお届け。試遊台では、フィールドを探索しつつ戦う“はじめての二ノ国”と、ボスに挑む“機械の街 ボーグ帝国”というふたつの体験版が用意されていたが、今回は後者を試遊した。
2010年12月にニンテンドーDS発売された『二ノ国 漆黒の魔導士』は、オーソドックスなコマンド入力式RPGだった。フィールドで敵と接触すると戦闘になり、主人公のオリバーを含む”イマージェン”(仲間として戦ってくれるモンスター)やパーティーメンバーに、攻撃や防御などの指示を出して戦うというもの。それに対し、『二ノ国 聖灰の女王』は、1体のイマージェンを召喚し、そのイマージェンに指示を出しながら戦うというバトルシステムになっている。プレイヤーはオリバーとして、召喚したイマージェンに”たたかえ”(通常攻撃)、”まもれ”(防御)、習得している必殺技の発動などの指示を出す。今回はボーグ帝国でのボス戦をプレイしたが、コマンドを出すタイミングやイマージェンの位置取りなど、リアルタイムで判断する要素が多く、気の抜けない白熱のバトルが楽しめた。また、必殺技は無限に連発できるわけではなく、何度か使うとチャージが必要になる。戦況を判断しながら戦う戦略性も満喫できそうだ。とは言え、操作性は複雑ではないので、ゲームの初心者でもプレイできるだろう。
■ジブリアニメの世界で冒険する楽しさ
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プレイを進めると、『二ノ国 漆黒の魔導士』と同様に、スタジオジブリ制作のアニメが再生される。ゲームパートのキャラクターや背景は、アニメの造型を忠実に再現しており、ゲームパートとアニメパートを交互に見ても違和感がない。ジブリアニメが好きな人に、ぜひプレイしてほしい作品だ。ちなみに、『二ノ国 白き聖灰の女王』のストーリーは、『二ノ国 漆黒の魔導士』と異なる部分があるようだ。謎の少女や灰の女王レイナスなど、新しいキャラクターが登場することも判明している。『二ノ国 漆黒の魔導士』をプレイしている人も、新鮮な気持ちで楽しめることは間違いないだろう。
なお、2011年10月15日(土)、16日(日)に東京ビッグサイトで開催される”レベルファイブワールド 2011”でも、本作を試遊できる予定。気になる人は、足を運んでみてはいかがだろうか。