●『Kinect アニマルズ』のWindows Phone版のリリースも決定

 2011年9月15日〜18日、千葉県・幕張メッセにて東京ゲームショウ2011が開催。会場近くのホテルでは、日本マイクロソフトによるタイトル別のプレゼンテーションが行われた。日本マイクロソフト インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス Xboxプロダクトマーケティンググループ シニアマネージャー、井上正之氏によるプレゼンで紹介されたのは、『Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ』を始めとする、Kinect対応の注目タイトルの数々だ。

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 Xbox 360の3本の柱を“コントローラー”、“Xbox LIVE”、“Kinect”とした井上氏が、“Kinect体験の進化”としてまず挙げたのが『Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ』だ。ロサンゼルスのアナハイムにあるディズニーランドをしっかりと再現した本作では、30以上のアトラクションと100以上のクエスト(パーク内で体験できるミニゲームのようなもの)を収録し、まさに“ディズニーランドにいる”かのような体験を味わえる。アトラクションは、実際のディズニーランドと同じもの、というわけではなく、ゲームならではの内容になっている。今回、東京ゲームショウ2011のタイミングに合わせて公開されたアトラクションが“バズ・ライトイヤー アストロブラスター”で、『トイ・ストーリー』でおなじみのバズ・ライトイヤーが活躍するオリジナルのアトラクションだ。ひとつのアトラクションはおおむね4つのステージで構成されているが、最初のステージはバズ・ライトイヤーが敵を倒していくというシューティング。手を挙げると自動的に敵を攻撃してくれ、手を下げるとリロードとなる。親子で気軽に楽しめるアトラクションだ。

 さらに、東京ゲームショウにあわせて、スティッチのアトラクションも収録されていることが発表された。その詳細は明らかにされなかったが、スティッチファンには朗報と言えるだろ。「ディズニーと密接なやり取りをして、世界観を損なわないように制作されています」(井上氏)という『Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ』。井上氏いわく「ディズニーファンはもとよりゲームファンにも楽しんでもらいたいです」とのことだ。

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▲モンスターに成りきれる『Kinect スター・ウォーズ』の“ランコアランページ”。

 おつぎに紹介されたのが『Kinect スター・ウォーズ』。体験できたのは、8月にドイツで開催されたgamescomでも披露された“ランコアランページ”。ランコアというモンスターを操って街を破壊していくというゲームだ。操作方法は、まさに「モンスターを操るにはこうすればいいんだろうな」というのを地でいったもので、ドタドタと足を振り上げると前進、両手を振り下げると建造物などを壊せるようになる。井上氏も言っていたように、プレイには単にコントローラーでの操作をKinectに置き換えた……という以上の没入感がある。『Kinect スター・ウォーズ』では、ジェダイの騎士として戦うモードとポッドレースのモード、そしてモンスターになるモードの3つがあり、それぞれにストーリーが用意されているという。まさに『スター・ウォーズ』の世界観が楽しめる1作だ。

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 3本目が『Kinect アニマルズ フシギな島のなかまたち』。2011年10月13日に発売が予定されている同作は、前作『Kinect アニマルズ』にクマやパンダが加わった拡張版的なソフト。前作のエンディングで名前だけが出てきた“ふしぎの島”が、じつはクマが住んでいる島だった……という設定だ。アクティビティも30%増しで、クマとの釣りや木登りなどが加えられているという。さらなる新しいアナウンスは、Windows Phone版『Kinect アニマルズ』の発表。しかも、『Kinect アニマルズ フシギな島のなかまたち』との連携が可能で、同作の動物をWindows Phone版に移せる。そのやりとりは、テレビ画面のモニターにバーコードを表示してスマートフォン端末で読み込ませるというもので、あえて“移動した”という雰囲気を出すためにこのようにしたとのこと。もちろん、Windows Phone版からXbox 360に戻すことも可能だ。Windows Phone版『Kinect アニマルズ』は日本での配信が決定しているが、配信時期や価格などは未定だ。

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▲こちらがWindows Phone版の『Kinect アニマルズ』。実写に動物を合成させたり(左)、アクティビティを楽しむといったことが可能(右)。

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▲プレゼンでは『Kinect Labs』で配信中の“AIR BAND”もプレゼン。モノをもたせたり、マッピングできる機能を活かしたガジェットだ。