●プレイステーション3でシリーズ最高峰の熱い戦いが展開!!

 2011年9月15日から18日まで、千葉県の幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2011。バンダイナムコゲームスのブース、またはソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンのブースにて、バンダイナムコゲームスが2011年12月1日プレイステーション3で発売予定の『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』の試遊台を出展している。ここで、本作品の試遊したインプレッションをお届けする。

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●ふたつのゲームモードで遊べる

 現在アーケードで大人気稼働中の本作。プレイステーション3版では、アーケード版と遜色ないバトルが楽しめるほか、ゲームモードや登場機体が追加されていることが特徴。会場で出展されていたものは、
・初級コース
・上級者コース
のふたつのコースが用意されていた。
コースの概要は下記の通り。
<初級コース>
・ステージ1はドムを12機撃破するミッション
・ステージ2はストライクガンダムとM1アストレイが登場。これらを倒すとガンダムアストレイレッドフレームが出現。さらに、ガンダムアストレイブルーフレームセカンドLも現れる。
・ステージ3は、まず3機のバタラが出現。すべて倒すと大型モビルアーマーのディビニダドが登場。

 初級コースはその名の通り易しめの難度。ステージ1やステージ2は簡単に突破できるはずだ。ステージ3は、ディビニダドが強力なため急激に難度があがる。巨体なのに素早く飛び回り、強力な攻撃をしてくるので、確実な回避が必要となるぞ。なお、ディビニダドは射撃攻撃のほか、自機を巨大な手でつかんで投げのような攻撃もしてくる。ド迫力なのであえて食らってみるのもアリかも?

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最後に待ち受けるボスはディビニダド。プレイステーション3で追加された敵専用機体。

<上級コース>
・ステージ1は、まず最初にストライクガンダムとアカツキを相手取る。撃破するとストライクフリーダムガンダム、インフィニットジャスティスガンダム、デスティニーガンダムがつぎつぎと登場。
・ステージ2は、戦艦のアーガマを中心としたアーガマ隊と戦うことになる。Zガンダム、百式、リック・ディアス、ガンダムMk-IIが登場し、マップ端からアーガマがメガ粒子砲などで援護をしてくる。
・ステージ3はオーバーフラッグ3機が出現。倒すと、ガンダムエクシアとガンダムデュナメスが登場する。ガンダムデュナメスは耐久力が減るとGNアームズとドッキングしてGNアーマーTYPE-Dとなる。また、ガンダムエクシアを撃墜するとケルディムガンダムが登場。

 上級者コースは始めからイバラの道だ。ステージ1は増援で登場するストライクフリーダムガンダム、インフィニットジャスティスガンダム、デスティニーガンダムが厄介で、続々と登場するので素早く倒さないと2対3という不利な状況になってしまうのだ。集中攻撃をして、なるべく早く数を減らすことが重要となる。ステージ2は、ステージ内を飛び回っている戦艦のアーガマが意外に手強く、油断しているとあっさりとやられてしまうだろう。Zガンダムらとはふつうに戦えばいいが、アーガマはたまに強力なメガ粒子砲を撃ってくる。動きをよくみてかわすか、Zガンダムらをいなしつつアーガマを倒すといい。ステージ3はトリッキーな仕掛けはないが、GNアーマーが非常に強い。ミサイルやビームによる攻撃に加え、耐久力が減るとGNフィールドを張って防御力が高くなり、さらに耐久力が減るとトランザム状態になって怒涛の攻撃をくり出してくる。自軍の戦力ゲージがなくなるまえに、GNアーマーの耐久力を削りきるべく、的確かつ高威力の攻撃が必要となる。なお、ガンダムエクシアを倒せば、ケルディムガンダムが登場し、ロックオン兄弟による会話が楽しめる。本作ならではの楽しみなので、余裕があれば狙ってみるべし。

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GNアーマーTYPE-Dも、プレイステーション3版ならではの敵専用機体。

●クロスボーン・ガンダムX1 フルクロスとラファエルガンダムも使用可能

 試遊台の目玉のひとつが、クロスボーン・ガンダムX1 フルクロスとラファエルガンダムが使えること。こちら、アーケード版ではまだリリースされていない機体で、アーケードに先駆けてこの2機が使えると言うわけ。仕様感覚は下記の通り。

・クロスボーンガンダムX1 フルクロス(コスト:3000)
初期状態では、武装が少なく、動きもそこそこ。コスト3000の高性能とやり合うには、このままでは少々能力不足だ。本機体は射撃チャージで一時的に射撃能力を強化でき、格闘チャージで格闘能力を一時的に強化でき、それぞれ飛躍的に戦闘能力がアップするという仕組み。強化は一定時間で終了し、終了した後すぐには使えないので、いかに強化状態を保つかが重要になる。なお、強化内容について簡単に触れると、射撃を強化すると、通常は5発しかないメイン射撃のピーコックスマッシャーが最大18発に増え、特殊射撃の一斉射撃も同時に9発出るようになる。また、移動しながら特殊射撃をすれば、一斉射撃ではなくランダムシュートに変わる。それそれの弾の誘導性能はそれほど高くないが、連発すれば最大で18発の弾を素早くばらまくので、強力な弾幕となるだろう。一方、格闘を強化した場合は、各種格闘攻撃の性能が大幅にアップする。また強化中は格闘チャージの内容が変わり、強力な一撃を放つ斬撃がくり出せる。この強化中の格闘チャージはある程度の攻撃なら跳ね除けて、強引に斬ることもできるようだ。射撃と格闘の強化を順番に使えば、射撃強化→格闘強化→射撃強化…というようにちょうど交互に強化できるので、射撃と格闘を切り替えながら戦う必要があるテクニカルな機体。

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・ラファエルガンダム(コスト:2500)
動きはやや遅く、射撃武器が多めの射撃支援機体。通常状態は格闘がなく、格闘ボタンではGNクローを射出してビームを放つ攻撃をくり出す。そのため、近付かれて格闘戦に持ち込まれるときびしくなるだろう。最大の特徴は、特殊格闘の分離で、数値が100になってリロードが完了すると任意のタイミングで分離ができる。分離状態だと数値が100からカウントダウンされていき、0になるとふたたび合体状態に戻る。その後、数値が100になるたびに分離が行える。分離すると背中の兵装がセラヴィーガンダムIIとなって、ラファエルガンダムの隣に出現する。セラヴィーガンダムIIはサブ射撃のコマンドを入れると相手に接近して、特殊格闘のコマンドを入れるとその場で停滞する。サブ射撃は近付いて相手に触れうると、一定時間セラヴィーガンダムIIが敵機を押さえつけてくれるので、その間に攻撃のチャンスが生まれる。分離中のラファエルガンダムは合体中と違って格闘攻撃がくり出せるので、その隙に格闘攻撃を決めるとよさそうだ。特殊格闘の停滞は、セラヴィーガンダムIIをその場に留めることができるので、好きな場所に設置して特殊格闘でセラヴィーガンダムIIにビームを撃たせたり、自機のメイン射撃と特殊格闘を合わせて十字砲火をするなどの使いかたが可能だ。サブ射撃で敵に接近させつつ途中に特殊格闘で動きを止め、特殊格闘のビームを放つといったトリッキーな動きをさせることもできるのだ。なお、分離のリロード時間はかなり長いが、EXバースト中は高速でリロードが行われる。EXバーストをうまく活用して分離状態を最大限に活用したい。

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●ステージイベントも開催!

 バンダイナムコゲームスのブース内では、ガンダムのイベントも開催。ステージには『SDガンダム ジージェネレーション 3D』などを手掛ける広野啓プロデューサー、アーケード版『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』のプロデューサー馬場龍一郎氏、数々の『ガンダム』ゲームを手掛けている後藤能孝プロデューサーが登壇。さらにゲストとしてガンダム芸人の土田晃之氏、アムロの物まねで有名な若井おさむ氏、ホンモノのアムロ・レイ役の古谷徹氏が出演。『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』、『SDガンダム ジージェネレーション 3D』、アニメ『機動戦士ガンダムAGE』の映像を流したほか、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』でエキシビジョンマッチを開催。古谷氏&若井氏のアムロチーム、後藤氏&馬場氏のプロデューサーチームとで、チームバトルを行った。プロデューサーチームの圧勝かと思われたが、古谷氏のνガンダムと若井氏のガンダムが善戦し、結果は1勝1敗となった。土田氏の造詣が深いガンダムトーク、ホンモノのアムロとニセモノのアムロとの共演などで、ガンダムファンを大いに沸かせた。

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10月1日に開催される『機動戦士ガンダムUC』のオーケストラライブ&オリジナルビデオアニメ第4巻の選考上映会の告知も。

2011年9月17日(土)14時から、ガンダムゲームのスペシャルステージが開催されるので、こちらも要チェック!