●新たに判明する衝撃の事実の数々をぜひ現地でご覧あれ!

 本日2011年9月15日から千葉県の幕張メッセでスタートした東京ゲームショウ2011。そのスクウェア・エニックスブースで公開されている同社の第一制作部の『キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス]』、『シアトリズム ファイナルファンタジー』、『ファイナルファンタジーXIII-2』、『ファイナルファンタジー零式』のPVミニインプレをお届けしよう。

■キングダム ハーツ 3D[ドリーム ドロップ ディスタンス] 2012年春発売予定

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 トレーラーでは、イェン・シッドの声で今回の冒険の背景が語られる。ソラとリクが、いよいよキーブレードマスターになるための承認試験に挑むようだ。その舞台は“眠りに閉ざされた世界”らしいが、詳細は不明。ほかに、夢を食らう魔物、“ドリームイーター”という言葉も。
 また、トラヴァースタウンに降り立ったソラが大声でリクを捜していると、「ひどいノイズだ……」と新キャラクターの声が。って、このヘッドフォンは! ニンテンドーDSソフト、『すばらしきこのせかい』の主人公ネクが、まさかのゲストキャラとして登場!! 死神から下されるミッションをクリアーできないと、存在を消されてしまう"死神のゲーム"の最中のようだが、パートナーのシキの姿はない。ソラは、彼のミッションを手伝うことになるのだろうか?  
 そして、丸っこいフォルムのかわいらしい生き物が突如画面に。カメラ機能で写した手の平の上で、その生き物がゴロゴロ。犬のようにお腹を見せる。タッチ操作でなでることができるのか、目を輝かせてよろこぶ姿が超キュート!! どうもコレはソラの仲間らしく、バトルでソラが上に乗って、飛び跳ねるアクションなどが見られた。また、スピーディーで何が起こっているのかよくわからないが、本作のコンセプトである“大胆なアクション”だらけのバトルは、いままでのシリーズ以上に爽快感がありそう!
 そして最後にもサプライズが。ゼアノートの主観視点らしきイベントがあり、カメラに向かってブライグが「記憶が戻ったのか?」と語りかける。シリーズの謎のひとつが、本作で解き明かされるのかもしれない。

■シアトリズム ファイナルファンタジー今冬発売予定

 歴代『FF』の楽曲に合わせて上画面を流れる“トリガー”に合わせ、下画面でタッチやスライドを行う本作。以前、試遊させてもらったのだが、あまりに楽しかったからか映像を見ているだけで手が反応。映像内で流れるトリガーに合わせて、リズムを刻んでしまう。やっぱり『FF』の曲は威力絶大!
 フィールド曲が流れるモードでは、キャラクターが歩いていくとモーグリがいたり、チョコボで高速移動できたり。ムービーを見ながら遊べるモードでは、『FFVIII』のダンスパーティー、『IX』のエンディング、『X』の異界送りなどの名シーンが続々。バトルの楽曲が流れるモードでは、イフリートが地獄の火炎を発動と、『FF』好きにはグッとくる要素が詰まっていることがよくわかる映像だった。

■ファイナルファンタジーXIII-2 2011年12月15日発売

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 2種類のトレーラーがあり、プレイステーション3版バージョンはふくい舞の『約束の場所』、Xbox 360版バージョンはシャリースの『New World』という楽曲を使用。この2本は、バトルで似たシーンが見られるものの、イベントシーンなどはまったくの別モノだった。
 どちらも数々の衝撃的なシーンが続くトレーラーだったが、もっともショックだったのは、プレイステーション3版のトレーラーに謎の金髪キャラが出てきた……と思ったら、スノウだったこと! 頭のデューラグを外して前髪を上げ、黒いコートに身を包んだスノウが、ノエルの目前でセラの肩を抱き寄せる。な、なぁにこれ……!? さらに、新たな衣装を着て、10代後半〜20代前半くらいに成長しているホープ、そして、話しかたに抑揚の少ない新キャラ、銀髪の少女ユールが登場。そしてロゴに描かれた男性は、“カイアス”という名前で“死ねない身”だという。ユールは、カイアスと行動をともにしている場面があった一方、セラたちにも接触している。彼女の目的とは、いったい?
 なお、イベントシーンでは、“パラドクス”、“時の矛盾”という言葉が登場。時を越えてあちこちを旅するシステムだけに、タイムパラドクス……過去の改変による、未来の矛盾が発生しているのだろうか?
 また、街で人がシ骸化するシーンや、新キャラのユールの死を連想させる描写、ライトニングの「ここは私が守れなかった未来だ」というセリフなど、気になる場面だらけ。そして、Xbox 360版トレーラーの最後では、うつ伏せに倒れたノエルの体に、カイアスが……! 
 美しい映像で綴られるシーンの数々は、どれも圧倒的で、興味を掻き立てられるものばかり。一刻も早く、本編をプレイしてみたくなった。

■ファイナルファンタジー零式 2011年10月27日

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 坂本真綾が声を演じる神秘的な女性の映像から始まったトレーラーでは、BUMP OF CHICKENの楽曲『ゼロ』が流れる。この女性はふたりおり、瓜二つ。ロゴに描かれた人物を想起させる。
 トレイによると、この世界においては“死んだ人間についての記憶は消える”らしい。ルシの力を求めるマキナ、そしてマキナの腕の中で、まるでこれから死を迎えるかのように「私を忘れないで」とつぶやく血まみれのレム。“死”と“記憶”が関連した、壮絶なドラマを予感させる。もうひとつ気になった場面は、アレシアが複雑な形状のクリスタルに話し掛けるシーン。そのクリスタル自体も謎だが、「私の子供たち」のことを教えてほしいという彼女の台詞の意味とは? 主役の候補生たちは彼女を「マザー」と呼んでいるが、特別なつながりがあるのだろうか?
 また、本作は豪華声優陣も魅力のひとつ。いままでにも多くの声優が公開されたが、「まだいたのか!」と言いたくなるほどのうれしいラッシュが続く。既報の声優を除き、新たに名前を確認できたのは、秋元羊介、井上麻里奈、森久保祥太郎、小林正寛、平野綾、松本まりか、置鮎龍太郎、野中藍、石田彰、田中理恵、諏訪部順一。やっぱり豪華! 切り換えのテンポが早く、キャラクター名の日本語表記もなかったため、詳細は後日の続報に期待したい。
 映像では、巨大なサンドウォームや、ギルガメッシュとの戦闘のほか、翼の生えた悪魔のような軍神も確認。各キャラが新たなアビリティを発動している画面も短いスパンで挿入された。いよいよ発売まで1ヵ月少々となった本作。心に突き刺さるドラマを期待したい。

(C)2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA ※画面は開発中のものです。