『真・三國無双 VS(バーサス)』小笠原プロデューサーインタビュー

ゲーム Wii ニュース
2011年9月13日に開催された“ニンテンドー3DSカンファレンス 2011”にて、コーエーテクモゲームスが新作『真・三國無双 VS(バーサス)』を発表。プロデューサーを務める小笠原賢一氏に、同作について聞いた。

●今度の『無双』は対戦がアツい!

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 2011年9月13日に開催された“ニンテンドー3DSカンファレンス 2011”にて、コーエーテクモゲームスが、ニンテンドー3DSで初めての『真・三國無双』シリーズとなる『真・三國無双 VS(バーサス)』(以下、『VS』)を発表。『VS』の名の通りに対戦プレイをメインにした、いままでのシリーズ作とは少し毛色が異なる作品になるとのことだ。本稿では、同作のプロデューサーを務める小笠原賢一氏へのインタビューをお届けしよう。


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『真・三國無双 VS(バーサス)』プロデューサー
小笠原賢一氏

数多くの『真・三國無双』シリーズ制作を経て、『真・三國無双 MULTI RAID(マルチレイド)』 シリーズではプロデューサーを務める。『VS』においても、開発作業を統括する。

──まずは、開発の経緯について教えてください。
小笠原賢一氏(以下、小笠原) 当社はニンテンドー3DSの発売と同時に、『戦国無双 Chronicle(クロニクル)』をリリースしました。じつは、そのときすでに『真・三國無双』シリーズをニンテンドー3DSで発売するということを任天堂さんにお伝えしていて、ソフトラインアップの中にも加えていただいていたのです。それで、ゲームのコンセプトを考えていくなかで、『戦国無双 Chronicle(クロニクル)』が『無双』シリーズらしいゲームデザインだったので、今回は携帯ゲーム機ならではのゲーム性を目指そう、ということになりました。

──それで対戦をメインにすることにしたのですね。
小笠原 ニンテンドーDSやWiiなど任天堂さんのゲーム機は、『マリオカート』シリーズや『スマッシュブラザーズ』シリーズに代表されるような、対戦プレイをメインにしたソフトがビッグになっています。ですから、ユーザー様の意識も“みんなでいっしょに楽しく競い合う”という方向に向いているのではないか、と考えました。そこで、『真・三國無双』シリーズの特徴である“間口の広いアクションゲーム”という部分を活かした、誰でも楽しめる対戦ゲームにしようと思ったのです。

──『真・三國無双』シリーズで対戦がメインの作品というのは、これまでにありませんでしたね。
小笠原 「『真・三國無双』シリーズで対戦がしたい」という声は、多くのユーザー様からいただいていました。我々としても、これまでに何度か「『無双』シリーズで対戦をするにはどうしたらいいか」ということを考えていたのですが、シリーズの間口の広さが、対戦をするうえでネックになっていたのです。『無双』シリーズの醍醐味は敵をなぎ倒していく爽快感にあると思っていますが、従来とまったく同じルールで対戦をすると、勝負が一方的になってしまうことが多々あったのです。ゲームの仕組みをガラリと変えて、初代『三國無双』のように対戦格闘ゲームにするという案もありましたが、それだとユーザー様が『無双』シリーズとして期待するものではなくなってしまいます。

──対戦をメインに、ということは、ずっと考えられていたのですね。
小笠原 そうですね。シリーズの持ち味を残したまま、熱い対戦をするにはどうしたらいいかということに取り組むなかで、このプロジェクトがだんだん具体化していきました。

──なるほど。では、対戦のルールについて教えてください。
小笠原 対戦は最大4人で行います。各プレイヤーは最大3人の武将でチームを組み、操作する武将を切り換えながら、敵の本陣の制圧を目指します。本陣にはヒットポイントのようなものが設定されていて、攻撃によって減らせる仕組みです。

──従来の『無双』シリーズでは、通常攻撃とチャージ攻撃を組み合わせて戦っていました。本作ではいかがでしょう?
小笠原 基本的な操作感は従来シリーズと同様で、そこに新アクションや新要素を加える形で、対戦アクションゲームとしての駆け引きが成立するようカスタマイズしています。

──新要素というのは?
小笠原 『VS』はアクションゲームですから、アクションが上手な方のほうが有利になります。ですが、アクションが苦手な人でも勝てるような仕組みを作らなくては、みんなで楽しんで対戦できるアクションゲームにはなりません。それを解決する手段のひとつとして、ガチンコのアクションが苦手な人でも勝てるようなステージの仕組みを考えています。また、アクション面でもそこを重視しており、RPGで言うところの補助魔法のようなスキルを導入することにしました。味方の体力を回復したり、相手を弱体化させたり、というものですね。自分が強い状態でかかっていけば、アクションが上手なプレイヤーとも十分に渡り合えます。それから、実際に武将どうしが直接対決をするときに、ボタン連打の速さや、どれだけタイミングよくボタンが押せたかといったことを競う場合があります。こういった戦略性の高いステージや、シビアな入力を行わないアクション操作によって、多くのプレイヤーをカバーできればと思っています。

──3人の武将を切り換えながら戦うとなると、3人をどう動かすかがかなり重要になりそうですね。
小笠原 4人での対戦となると乱戦になりますから、気付かないうちに本陣に迫られていた、という状況も多々あります。そういったときに本陣にひとり残しておけば、迅速に対応できるわけです。ただし、本陣にひとり残しておくということは、ほかの場所が手薄になってしまうということでもあるので、戦況を見ながら武将を動かしていくことが重要になります。

──3人の武将を1ヵ所にまとめて投入する、という戦法も強そうですね。
小笠原 そういった戦術も、もちろん可能です。ただ、さきほど言ったスキルがあるので、武将を1ヵ所に集めると、デメリットの効果をまとめて受けてしまう、という可能性もあります。そうした戦術的、戦略的な駆け引きが『VS』の醍醐味ですね。

──新しい『無双』シリーズの形が楽しみです。では、最後にユーザーに向けてのメッセージをお願いします。
小笠原 本作は、『無双』シリーズならではの一騎当千の爽快感を残したまま、みんなで対戦して盛り上がれる、新しい『真・三國無双』シリーズの作品となっています。2012年の発売を、期待してお待ちください。

(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved. ※画面は開発中のものです。

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