●オンラインゲーム以外にもさまざまなコンテンツが発表に
2011年9月8日、9日の2日間、オンラインゲームコンテンツの開発、運営などを行っているガマニアデジタルエンターテイメント(以下、ガマニア)が、本社がある台湾にて同社の新作タイトルをお披露目する“ガマニアゲームショウ”が開催。昨年の東京ゲームショウ2010にて多数の自社開発オンラインゲームを発表した同社だが、今年はグローバルメディアを対象に、ヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国、中国、香港から100人以上のメディアを招待し、現在開発中のコンテンツを大々的に発表した。ここでは、1日目の模様をリポートする。
オンラインゲームのほか、モバイルゲーム、ソーシャルゲーム、動画作品など、ガマニアで開発・制作されている新しいコンテンツが20タイトルも展示される本イベント。オープニングのプレスカンファレンスでは、ガマニア代表のAlbert Liu氏が登壇し、「昨年は日本の東京ゲームショウに出展しましたが、今年は本社がある台湾で初めてイベントを行うことになりました。『Core Blaze』、『ラングリッサー シュヴァルツ』、『ティアラ コンチェルト』、『ドリームドロップス』といったオンラインゲームだけでなく、新たにクロスプラットフォームの開発チームを立ち上げ、SNS、Webゲーム、モバイルゲームなど、さまざまなプラットフォームのゲームを公開します」と挨拶した。
会場には、オンラインゲーム『Core Blaze』、『ラングリッサー シュヴァルツ』、『ティアラ コンチェルト』、『ドリームドロップス』を4大タイトルとして、タイトルごとに独立したブースが用意されており、各ブースでは開発スタッフによるゲーム紹介、システムの解説が行われたほか、試遊の時間も設けられた。
■ラングリッサー シュヴァルツ
日本の家庭用ゲームソフト『ラングリッサー』をもとにガマニアがオンラインタクティカルアクションRPGとして新たに開発した『ラングリッサー シュヴァルツ』。ゲームの特徴のひとつである3つの軍勢が再現されたブースでは、Jacky ChangプロデューサーとRoy Huangプロジェクトマネージャーが登壇し、ゲーム内容を紹介した。
本作では、オリジナル版に収録されていた女神の質問が復活し、光の女神“ルシリス”がプレイヤーに対して質問を投げかけ、プレイヤーはこの質問の答えによって、三大陣営の中から所属する陣営が決定する。また、“クラスツリーシステム”にはアレンジが施され、所属陣営を選択した後に提示されるクラスツリーによってクラスチェンジのルートが決まる。
ゲームの戦略性を重視した『ラングリッサー シュヴァルツ』では、新たに傭兵システムと戦術の組み合せを追加。これは、ゲームの進行度によって率いる傭兵の数量と種類が増え、さらにプレイヤーの好みで自由に配置することができるというもの。少数精鋭の傭兵を選抜するか、あるいは人海戦術で戦闘を行うのかなどプレイヤーが独自に判断を行い、ゲームを進めることが可能だ。
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■ドリームドロップス
“アフタードリーム”と呼ばれる童話の世界を舞台に、小悪魔(!?)な白雪姫や正義感に溢れた(!?)ハートの女王などのキャラクターが多数登場し、冒険をくり広げるMMORPG『ドリームドロップス』ブースでは、。テストプレイ版が初お披露目された。
本作を手掛けたKen Chengプロデューサー、Adams Hsiehリードプログラマー、 Dennis Chenリードプランナーは、グローバルイメージサイトで公開中の職業“青い鳥の魔法絵師”と“くるみ割り人形の兵士”に続く新たな職業となる、“インディアンの勇士”と“パティシエ”を紹介。“インディアンの勇士”は、困難な試練を乗り越え、部族の首領に選ばれた狩猟の達人で、武器や魔法の能力は中レベルだが、“切り裂き”や“狼躍撃”といった近距離スキルを活かした攻撃と、弓を使った遠距離攻撃の両方を得意としている。一方の“パティシエ”は、大きなお菓子やさんで働いていたが、突然解雇されてしまい世界一周グルメの旅行中。魔法の調理道具を武器に戦い、魔法のデザートを仲間に食べさせることで治療も行えるなど、チームには欠かせない職業となっている。
そのほか、本作の魅力のひとつ“ギルドシステム”も公開。ギルドを立ち上げると、好みの建築スタイルでオリジナルの“ギルド城”を建てることができ、ギルドごとの実力によって外観やスキルが異なるため、ほかのギルドメンバーに自慢したり、実力差を見せつけることができる。
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■そのほか
併設されたデジタルエンターテインメント会場では、多数のWebゲームやモバイルゲームおよび動画コンテンツ、デジタル出版作品なども出展されていた。