●『MW3』マルチプレイ以外にも見どころ満載!

 北米では2011年11月8日に発売予定のACTIVISIONのプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『Call of Duty: Modern Warfare 3』(以下、『MW3』)。同ソフトのファンを対象にした巨大イベント"Call of Duty XP L.A.2011"については前編で紹介したが、いよいよ9月2日、イベント初日を迎えた(開催は9月3日まで。いずれも現地時間)。そこで今回は、7000人ものユーザーが集結したイベント初日の模様を詳しくリポートしよう。

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▲事前受付時に渡された"FIELD GUIDE"をチェックすると、『MW3』の試遊スペース以外にもイベントが盛りだくさん! さて、どこから回るべきか……。

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▲イベント会場付近では、入場待ちの長蛇の列が! このため、開場から1時間後に予定されていた基調講演が30分ほど時間をずらすことに。

●まずは『MW3』マルチプレイ! ……の前に、その他の催しを先に紹介!

 10時にオープンしたイベント初日の最初の催しは、11時から開始される基調講演。だが、前述の通り開始時刻が延期となり、11時30分すぎにようやくスタート。基調講演の内容は、前日に行われたプレス向けの発表会から大きな変更はなかったが、『MW3』仕様のXbox 360本体同梱パックの紹介が見送られ、新たに今回のイベントのスポンサーでもあるJeepから、『MW3』仕様の特製Jeepの紹介が追加された。

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▲こちらが『MW3』仕様のJeep。車体の左右に『MW3』のロゴが配置されているほか、背後のストックタイヤのカバーや車内の背もたれなど、至るところにロゴが配置されていた。ちなみにこのJeepは、イベント開催に合わせて企画されたPHOTPコンテストの優勝者に贈られるそうだ。

 基調講演後は、いよいよ今回のイベントで初めてプレイアブル出展された、『MW3』のマルチプレイ! といきたいところだったが、一般ユーザーが優先的に基調講演の会場から退場となったため、すぐにはプレイできないほどの盛況ぶり。そこで、マルチプレイは後回しとなり、その他のイベントに参加することになった。数も多いので、写真を使ってそれぞれ解説していこう。

【Scrapyard】

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▲『Call of Duty: Modern Warfare 2』(以下、『MW2』)で登場したマルチプレイ用のMAP"Scrapyard"を忠実に再現したフィールドが登場! 参加者は、この現実世界の"Scrapyard"で、10対10のマルチプレイを行う。ただし、使用される武器はペイントボール用の銃で、撃たれて体にペイントがついた時点で失格というルールで争われる。見た目通り"サバゲー"だ。

【The Pit】

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▲同じく『MW2』で収録された、トレーニング用のMAP"The Pit"を再現。ルールもゲームと同じで、MAP内に設置された的に向けて正確に弾(ペイントボール)を当てていき、すべての的を倒す速さを競うというものだった。スタートからほぼ全速力で駆け抜けるので、体力に自信がない人にはかなり辛いアトラクションである。

【Zipline】

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▲こちらも『CoD』をプレイしたことがある人ならピンとくるだろう。高所に張られたロープ間を、カラビナを使って一気に下るというものだ。ただし、ゲーム中よりもロープの角度はゆるめに調整してあり、高さも10数メートルといったところ。そのため、さほどスピードが出るわけではなかったが、それでも十分スリルは味わえた。

【Pros vs. G.I.Joes】

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▲ここで言う"Pros"とは、ゲームの腕前に自信がある(?)プロスポーツ選手のこと。片や"G.I.Joes"とは、現役の兵士たち。彼らが『CoD Black Ops』(以下、『CoD BO』)でオンライン対戦を行うというエキジビションマッチだ。

【Jeep Ops】

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▲『CoD』に限らず、FPSではおなじみの乗り物であるJeepを使ったアトラクション。といっても、スタッフが運転するJeepに搭乗し、コースを周回するというもの。搭乗前にヘルメットやゴーグル、防弾チョッキなどを着用させられ、「ちょっと大げさでは?」と思ったが、じつはかなりスリル満点! という、ある意味ビックリさせられたアトラクションだった。

【Juggernaut Sumo】

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▲今回のイベントでもっともユニークだったのがこちら。爆弾処理班のスーツを"力士仕様"に加工。参加者は、このスーツを着て、なぜか土俵の上で相撲を取るというものだ。中途半端な造りながら土俵も用意され、参加者は「3、2、1、GO!」の掛け声とともにノコッタノコッタ……。何だこりゃ?

【The Armory】

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▲歴代の『CoD』シリーズに収録された多数の武器や軍服。これらをモデリングするために用意された銃やライフルなどを一挙に展示していたのがこのコーナー。一部の武器は実際にゲーム内で使用している画面とともに展示され、『CoD』ファンにその再現度の高さをアピールしていた。

【Meach Store】

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▲いわゆる物販コーナー。ここではソフトに先駆けて『MW3』のTシャツやタペストリーなどのグッズが販売されたほか、イベント限定のグッズも多数。しかも、その場でゲーマータグやエンブレムをプリントしてくれるというファンにはうれしいサービスも行われ、つねに多くの買い物客で賑わっていた。

 ほかにも、きびしい予選を勝ち抜いた全世界の32チームが参加し、賞金100万ドルを争う『CoD BO』のトーナメント戦"Million Doller Tournament"の予選や、ついに詳細が発表された"CALL OF DUTY ELITE"のでもコーナーなど、とにかく『CoD』の魅力がギッシリと詰まった催しだった。そのためか、ファンの満足度もかなり高そうだったのが印象的だ。

 さて、残すは『MW3』マルチプレイのリポートのみだが、こちらは次回更新の"『MW3』マルチプレイ編"でじっくりと書きたいと思う。さらに2日目でのリポートでは、"Million Doller Tournament"のファイナルの模様もお届けする。こちらもお楽しみに!